電話が入ったのは、随分遅い時間だった。
一人暮らしが長くなった今では、電話すら滅多に鳴らない。ここ数年まったく掃除をしていない家の中で電話の在り処を探し、埃の被った受話器にぞんざいな口調で答えると、相手は国家錬金術師の国軍大佐殿だった。
先日世話になった礼に、と滑らかに語る彼はまだ腹の包帯が取れないだろうに、酒を出すお世辞にも高級とは言えない店の名を告げた。




再会と、苦い酒





店に入るとマスタングはもう着いていて、カウンターの奥ですでに一杯やっているようだった。
合図すらせずに黙って隣の椅子を引くと、奴は目も上げずにすかさず自分のための酒を店主に注文する。どかりと座ると、安物の椅子が悲鳴のような軋んだ音を立てた。
一呼吸置いて向けられる視線に構わず、胸ポケットから煙草を取り出す。
「こんばんわ、先生。お呼び立てして申し訳ない」
「まったくな。この前、面倒持ち込んだ詫びか?」
「えぇまぁ、そんなところです」
軍服は着ていない。周囲に護衛の車も停まっていなかったから、多分内密にやって来たのだろう。
いかにも『一般人』らしいラフなシャツに濃いズボン。確かに、見るからに労働者階級の多いこの客層の中、偉そうな星をいくつもつけた軍服なんぞ着込んでいればさぞや目立つに違いない。
こんなところは本当に良く気が回る。これも出世の条件か、もしくは本来行う必要などないはずの手馴れた諜報活動のせいか。
「それにしちゃ、随分上等な店だな」
「おおっぴらにお会いしたい気分でもなかったのでね。先生のお気に召しませんでしたか?」
皮肉にも悠然と答える彼に軽い舌打ちで答え、出されたグラスを掴む。
同じ中央に配属になっても、先日まではほとんど会うことはなかった。
検死専門の軍医と国軍大佐。会う機会がないのは必然で、会わなければならない謂れもない。
ふん、と吐き捨てグラスに口を付けると、店の外観からは意外に感じられるほどには旨かった。
煙草の先が白く燻って細かい灰を落とし始めたところで、彼はカウンターに積まれた無骨な灰皿を一つ取り上げて寄越した。
僅かな喧騒の中、掲げられたグラスからカランと小さな音が高く響く。
「彼女の具合は?」
それを合図にしたように、若干潜めた声で奴が訊ねてきた。
ふん、と鼻を鳴らして身じろぐと、椅子がまた軋んだ音を鳴らした。
先日の騒動はまだ記憶に生々しい。
あの日、家の前に立っているのがこいつだと分かった途端またヤバイ橋かと顔を顰めたが、実際はそれ以上だった。
戦争も終わり、血生臭さからは遠ざかっていた『一般人』の自分が巻き込まれるにしては物騒な。
シン国の皇子と右腕をすっぱり切り落としたその側近、対立派閥の皇女、まだ15歳の国家錬金術師と鎧姿の弟。それだけでも一体どんな面子かと頭を抱えたくなるが、その上ホムンクルスと来た日にゃ自分の人生には全く何の出番はないはずだった。
「あれから多少高熱は出てたが、傷自体は感染症は起きなかったし、多分順調に経過するだろう」
若いしな、と続けて、幼さの残る少女の顔を思い出す。
まだ子どもだった。なのに右腕一本を他人のために差し出すその覚悟には、一体どれほどの目に見える事情と、容易には捉えられない感情が篭っているのか想像すらできない。
「あの娘の爺さんが迎えに来て、ひとまず故郷に帰って行った」
「そうですか、取りあえずは安心、か」
フェミニストと称されている男は、そう言って僅かに苦く笑った。
「落ち着いたら機械鎧を付けたいとさ。あの兄弟に技師を紹介してくれって頼んでたぜ」
「……」
「まぁエドワードの機械鎧を見てりゃ、腕の良い技師なんだろうがよ」
それにしても、あんな子どもが。
続けた言葉は嘆きに似た感情を滲ませていて、我ながら自嘲した。
たくさん見殺しにした。イシュバール人の女も、子どもも。
今更、どの面下げてそんなことが言える。
カウンターに付けられた煙草の焦げ跡を見ながら、溜息と共に煙を吐き出す。
でも、だからこそ。
―――おっさんは、子どもが殺しあうのなんざ見たかねぇんだよ。
あの娘っ子どもも。
こいつも。
今では立派な肩書きと地位を持っちゃいるが、奴も自分から見ればまだ子どもだ。
いや、少なくともあの頃はまだ子どもだった。彼を、彼らを、クソガキと罵って憚らなかったほどには。
殲滅戦のために投入された『人変兵器』国家錬金術師と、軍医であった自分ですら名を耳にする回数が飛びぬけて多い、あの時点ですでに将来を約束されていたエリート軍人。
ロイ・マスタングとマース・ヒューズという士官学校を卒業したばかりのガキどもの名が、当時自分のいた部隊の配属名簿に加わったのはついこの間のような気もするのに。
着込んでいる軍服に違和感を感じたほどまだ柔らかいラインの頬と、目の前で二杯目の酒を注文するマスタングの顔が二重写しのように重なった。
「同じものでいいですよね? 先生の好物らしいし」
「…頼んでから聞くなよ。大体なんでそんなこと知ってる?」
「昔、前線で、これが飲みたいって愚痴ってたじゃないですか」
「言ったか? そんなこと」
いや、言ったのは確かに覚えてはいる。だがあの時、こいつは過剰な練成のフィードバックとやらで左腕にかなり大きな火傷を負い、医療テントの粗末なベッドの上だったはずだ。脱水状態で意識も覚束ない中、僅かな医療器具の中で左官には優先的に回される点滴に繋がれて。
「まったく、気味が悪ぃな。妙なこと覚えてやがって」
「頭の出来がいいもので。勝手に覚えてしまうんですよ」
悠然と答えるその様子にもう一度鼻を鳴らすと、マスタングは僅かに笑ったようだった。
渡される二杯目のグラスを取り、マスタングは世間話のついでのように言った。
「シンでは、機械鎧の技術はまったくと言っていいほど発達していないそうです」
吸い口近くまで灰になった煙草を灰皿に押し付け、先を促す。
「宗教上の信念の違いってやつで」
「……」
「ホムンクルス達に覚えられてしまったあの子は、もうアメストリスには来ない方がいいんだが…」
「…あの娘は、また帰ってくるって言ってたぜ」
そう言うと、マスタングは小さく嘆息した。
仕方ない、と呟くように言ってグラスを傾ける彼を見て、思わずこっちも溜息が零れる。
仕方ない。確かに自国の事情がそうじゃ、彼女の希望を叶えるためにはまたアメストリスに来るしかない。不自由ではあろうがあのまま故郷で静かに暮らすという選択肢は、あの娘の中には存在すらしないだろう。
まったくどいつもこいつも、馬鹿ばっかりだ。
「っていうかお前な、人の心配してる場合じゃねぇんじゃねぇのか?」
「は?」
「あのホムンクルスってとんでもねぇ奴らは、お前を狙ってたんだろ」
こんなところに護衛も付けずに来て大丈夫なのか、と一応もっともらしい心配を述べてみせると、腹の立つことに奴は軽く鼻で笑って見せた。
「まぁ、取りあえず大丈夫そうですよ。私は大事な人柱らしいから」
「…なんだそりゃ?」
「さぁ? 知っているらしい鋼のが、後でいろいろ説明すると言いながらも、鉄砲玉のようにまた飛び出して行ったので」
肩を竦めて言葉を濁す彼を見ながら、半ば呆然とするしかなかった。
こいつらは一体何に巻き込まれているのだろう。ホムンクルスなんていうものが存在するなんぞ下手な冗談だと笑えないばかりか、ましてや大総統がそうだと言われて素直に頷けるほど人間こなれちゃいない。
何もかも、予想の範疇を超えている。関わり合いたくもないような事態が、想像すらつかない出来事が水面下のこの国で動いている。大きな溜息を吐き出すのが精一杯だ。
「…チッ、無事に帰ってきたのか、あのガキは」
「まぁ、多少の怪我はあったようですが」
「シンのは?」
「帰ってはいるらしいが、詳しい話はまだ何とも…」
―――まったく、ああいうのが早死にするんだ。
あの時、吐き捨てた言葉は嘘ではない。
その証拠に。
あの男は。
「お前の周りはそんな奴ばっかりだ。突っ走ってばかりの形振り構わねぇ馬鹿、つうか」
「私のせいではないでしょう」
「そうでもねぇだろ。エドワード見てると馬鹿の筆頭、あいつを思い出すぜ」
「あいつ?」
答えを分かりきった顔をして、それでもこいつは空惚けて見せる。今ではお得意の表情だ。
それでも、その黒い瞳に一瞬だけ僅かな動揺が浮かんだような気がした。
「葬式にゃ出たのか?」
「…えぇ」
答えを知っていた証拠に、マスタングは諦めたように僅かに苦笑して見せた。
「殉職なんて、聞いた時ゃまさかと思ったが…」
――――よりにもよって、軍に殺されるなんざ。
続けようとした言葉を、奴の表情を見てしまい込む。
マスタングは、どこか茫洋とした視線を手元のグラスに落としていた。浮上してきた痛みを、奥底に押し返すかのように。
「そうですね。あいつは悪運の強い奴だったから。……あの戦場でも死神から嫌われてた」
死を司る神。
すべてを焼き払い、白い灰が降り積もる大地に俯いて立ち尽くす彼の姿。
不意に記憶の底から蘇ったそれを、軽く瞬きをして振り払う。
お前もな、と誤魔化すように吐き出した言葉に、再び苦笑の気配が伝わってきた。
「殺しても死なねぇような悪運の強いクソガキどもに、あそこで何度危ない橋を渡らせられたと思ってる。あんなにこき使われるのが前もって分かってたら、もっと割り増し賃金申請しとくんだったぜ」
イシュバールの地獄。そこに赴く正しい代価とは、一体どのくらいになるのだろうか。
馬鹿馬鹿しい考えに我ながら辟易する。
あそこで、大勢が死んだ。敵であるイシュバール人はもちろん自軍兵士も息吐く間もなく運ばれてきて、手足を失ったものなどまだマシだと思えるほどには悲惨を極めた。一度も負傷していない兵士など、探しても見つけられはしなかった。長く続いた内乱は、それほどまでに両軍を疲弊させた。
目の前の男も例外ではなく。いや、むしろ重要な『兵器』だけに、処置用ベッドで眺める苦顔の回数は圧倒的にこの男のものが多かった。
彼の場合、戦闘能力の高さは同時に負傷の多さも伴った。たった一人で敵に囲まれた地へと歩み入り、白い手袋に包まれた指を鳴らす。その数瞬のタイムラグは、しかし時折深刻な負傷を奴に追わせた。時に自傷行為とも疑うような。
その度、ひっそりと医療テントを覗きに来るヒューズは、傷を負った彼よりも痛そうな顔をしていた。
奴の痛みを、奴以上に理解していた男。
殲滅戦後のイシュバール人に行った人体実験はまさに地獄以上の凄まじさで、正直自分も正気を保つのに精一杯だった。
『共犯者』である彼の精神状態を診ていたのは、ヒューズだったのだろう。軽口混じりに医療テントにやってきて、酒代わりの消毒用アルコールをくすねて行くついでと言わんばかりに、精神安定剤を持って出て行くことも二度や三度ではなかった。
奴らは、奴らにしか分からない感情の機微を、漂う空気に乗せて互いに上手く察する。親友という名で一番近くにあり続けようとしたのは、地獄で生き抜く彼らなりの処世術だったのかもしれない。
自分の足元さえ覚束ないようなあの地獄で、精神崩壊一歩手前の崖に立つこの男を引き留め、支えて、守って。
文字通り、命をかけて。
その決意の強さと引き換えに、マース・ヒューズという男は死神に嫌われるより幸運の女神に愛されようとした。
あの戦場からは逃げおおせた。しかし、ついに捕まってしまった。
過去の清算から逃れられる人間はいない。
妻が泣きながら息子の手を引いて出て行ったあの日、イカれた頭でそんなことを考えた自分を不意に思い出した。もう何年も前だ。内乱終結後の、平穏で、凄惨な日々。
国中に溢れる傷痍軍人、巻き込まれた一般市民。一時的な軍需景気が収まったあとの貨幣価値の変動、労働力不足。
勝利で得たものは、一体なんだったのだろう。
シンでは発達していないという機械鎧技術がこの国で進んだのは、とりもなおさずあの内乱で肢体不自由者が激増したせいだ。
需要と供給の一致。あまりに歪すぎるそれは、発展という途中でその理由さえ忘れ去られようとしているけれど。
記憶に囚われかけていた思考は、不意に差し出された3杯目のグラスに遮られる。
いつの間にか短くなった煙草を灰皿に押し付けると、紫煙が最後の足掻きのように細く流れた。
「エドワードが機械鎧なのは、内乱のせいか?」
「…まぁ、そんなところです」
「ふん…」
機械鎧は手術から装着の工程も過酷だが、着けてからモノになるまでのリハビリがキツいという。普段自分の手を使って何気なく暮らしている時には想像もできないが、指先一つですらスムーズに動かすためには相当の時間が必要と知識では知っている。
それを、あんなガキが。
二度目の呟きは、傾けたグラスと一緒に口腔に飲み込んだ。琥珀色の液体には過去が浸み込んでいるかのように、口腔に入れると僅かに苦味が伴った。
それでなのだろうか。
こいつが子どもの世話なんぞまるでタイプに合ってもいない事をしている、その理由は。
奴にとって、過去の償いのつもりであるのかもしれなかった。例え、ほんの僅かでも。例え、ただの自己満足に過ぎないと自分で理解してはいても。
同病相哀れむ、と言うのは言葉が過ぎるか。
薄昏い思考の波をかき分けていると、不意に隣から小さいけれど意外なほど明るい声が上がった。
もう遅いかもしれないが、と前置きして奴は笑った。
「あの子にガキとかチビとか、禁句ですよ」
「あ?」
「なかなか背が伸びないのかなり気にしてるらしくてね。それと、子どもであるということも彼にとってはコンプレックスなんです」
「ガキはガキでいいじゃねぇか」
「私もそう思いますが。あの子にとって子ども扱いは屈辱らしいのですよ」
「贅沢なもんだな。子どもでいて許される時期なんざ、あっという間に過ぎちまうってのに」
「…まぁある意味、普通の子どもではないから」
確かに。あの年で国家錬金術師というのもさることながら、機械鎧を付けた外見だけではなく、地獄を垣間見た大の大人でさえ気圧されるほどの強い視線と存在感は、普通にのんびりと育ってりゃ備わるようなものではない。
魂の根幹が傷付く痛みを知っている、金色の子ども。
―――さっさと乗って帰れ! っとに、このボケ大佐はよ。
口汚く罵る形を取った言葉。
けれど。
―――てめぇはてめぇの仕事をしろ。国のトップがホムンクルスだなんて放っとける問題じゃねぇだろ。
その口調の奥に隠された響きは。
負傷していたマスタングをあの場から遠ざけるというエドワードの目的は、自分以外にも、多分こいつの副官には透けて見えていたはずだ。彼女もあのイシュバールから奴と一緒に立っていた兵士だ。ヒューズとは別のスタンスでマスタングを守ることが役目の。
見渡せば、本当にこいつの周りにはそんな奴ばかりだ。
―――連中に、ヒューズが乗り移ってるんじゃねぇだろうな。
有りえない発想に我ながら眩暈がする。
「あれも手駒のうちの一つか? ずいぶん見目の良いガキだが」
「…何だか、言い方がひっかかりますが」
「そうか? 相変わらずたらしこむのが上手ぇな、って話だよ」
「人聞きの悪い」
そう言って、いかにも心外そうな表情を作る。これで上層部連中をも手玉に取っているだろうことは想像に難くない。時と場合を上手く読み取り、大義名分と狡猾さを上手く使い分けて。
「国家錬金術師になんのに後押ししたのはお前なんだろ? 雛が初めて見たもんを親と思って懐くみたいなもんか?」
「そんな可愛いもんじゃないですよ、あれは。間単に手懐けられるタマでもないですし」
「まったく、見るからに生意気だ」
そう吐き捨てると、マスタングはさも可笑しそうに笑った。
本当に図っていないのか、あるいはわざとあのガキに距離を置いているのか。
分かりかねるが、まぁこれこそ自分の関わるこっちゃない。
ただ、ヒューズの喪失で抉られたであろう彼の心の溝が、あの子どもの存在で少しでも埋められるのではないかと。
そう思えるほどには、エドワードは奴に懐いてるように見えたし、何より奴もあの子どもに目をかけている。
この男の歩む道が少しは楽になればいい、なんざ、こいつに対して自分も随分世間様並に人情みたいなもんを抱いたものだ。『共犯者』に対する連帯感のようなものが理由であっても。
「そもそも懐かれてもいない」
「まぁ、そういうことにしとくか」
「推挙した手前、両親のいない彼らの後見人をしてるだけです」
まだ子どもですから、と続けられた言葉を、肩を竦めて返した。
「クソガキ同士、気が合うんじゃねぇかと思っただけだ」
そう言うと、このクソガキはノーコメントを貫き、残っていた酒を飲み干した。
さて、ここはもちろん大佐殿の驕りだろうな、とこちらもグラスに残った薄まった酒を一気に煽ると、彼は苦笑を漏らすことで了承したようだった。
勘定を、とカウンター越しに主人に声をかける奴を眺めながら、不意に口をついた言葉。それを耳にした途端、我ながら酷くらしくないと自覚した。
「……お前よ、命は大事にしろよ」
案の定、奴は少し驚いた顔をしてこちらに黒い目を向けた。
「…、突然何をおっしゃるかと思えば」
どうしたんです? と、いつになく真剣な顔しやがって、癇に障る。
「黙って聞いとけ。お前の命がどんだけの人間に守られてるか覚えとけよ。大体お前が一番、昔から後先省みないで無茶ばっかりしやがる。てめぇがその場で死なねぇ限り、その度に面倒みるのは医者なんだ」
あれだけ殺した自分には、もう医者を名乗る資格もないが。彼らの被る迷惑に対して、年寄りらしく説教をするくらいは許されるだろう。
「…あなたはいい医者ですよ、ノックス先生」
「何だ? 嫌味か?」
「いえ、正直な感想です」
我ながら凶悪な顔で睨んでみても、こいつには何も利きやしないばかりか、逆にしれっと返されて思わず言葉すら失いかけたが。
「……ぬかせ」
―――クソガキめ。
そう言うとまた、昔と同じ黒い瞳が可笑しそうに細められた。







end










は・げ・し・く・ね・つ・ぞ・う…

すいません。矛盾があっても軽く流してくださると嬉しいです…
ノックス先生が大佐をクソガキって呼ぶのが好きなんです。
無駄に暗く長い過去バナ。