France フランス Bordeaux ボルドー地方 |
Entre-Deux-Mers アントル・デゥー・メール地区 |
Entre-Deux-Mers ![]() アントル・デゥー・メール アントル・デゥー・メール 白 (Se,SB) ('92 \1,200) アントル・デゥー・メールとは、”二つの海の間”という意味。つまり、ガロンヌ河とドルドーニュ河に挟まれた三角州で産出されるワイン。辛口の白のみが、ここの地区名を名乗れます。 香りの豊かなワインで、軽めのタイプなので、アウトドアなどでも、美味しく飲めます。 (ドゥルト社) |
Sainte-Croix-du-Mont サント・クロワ・デュ・モン地区 |
![]() ![]() Ch. La Rame シャトー・ラ・ラーム サント・クロワ・デュ・モン 白 (Se,SB) ('96 \6,500) ボルドー地方の貴腐ワインと言えば、ソーテルヌ地区が有名なのですが、対岸アントル・ドゥ・メールのサント・クロワ・デュ・モンで造られるこのワイン。前々より気になっていたシャトー・ラ・ラームは、冷凍圧搾装置(ドイツのアイスヴァインを造るときに収穫を遅らせ完熟した実を凍らせ極甘口ワインを造る技術を応用したもの)を持ち、貴腐菌がついたぶどうを凍らせ、悪天候などでぶどうが乾燥しにくかったときに使用するらしい。新樽使用比率40〜45%により、18ヶ月の熟成。 明るめの黄金色を呈したワインは、甘い蜜の香り。しかしボルドーの貴腐に見られがちな柑橘系の香りや、威圧的な重さは抑えられ、無駄な贅肉を省いた均整のとれたボディに流麗なミネラルが調和するスタイルは、ハーブの複雑なニュアンスと共に、食事の最後を締めるに相応しいワイン。かなり好みの甘口です。 |
Sainte-Foy Bordeaux サント・フォワ・ボルドー地区 |
![]() ![]() Ch. Hostens Picant "Cuvee d'exception LVCVLLVS" シャトー・オステン・ピカン "キュヴェ・デクセプション・リュキュリュス" サント・フォワ・ボルドー 赤 (M98,CF2) ('98 \4,000位) サント・フォワ・ボルドーと聞いてもピンとこない人が殆どだと思います。ACとしてはあまり聞かない地区ですが、アントル・ドゥー・メールの東に広がるワイン産地で、赤と白が生産されます。 シャトー・オステン・ピカンはフランス人のナディーヌとイヴ・ピカンが1986年に買取ったもの。三年間の試行錯誤の後、醸造設備を一新、ミッシェル・ローランをコンサルタントに迎え1990年から新しいワイン造りを始めました。メルローを中心とした赤用の畑32haと白用の畑10haの畑を所有。このリュキュリュスはシャトー最上級ワイン。樹齢の高いブドウを選別し、ステンレスタンク(温度コントロールと微量酸化装置付き)にて醗酵。オーク樽でのマロラクティック醗酵を経て、新樽にて18ヶ月の熟成。卵白を使った非常に軽い清澄、フィルターはかけない。 深く黒みがかった凝縮を感じさせる外観。やや青さを含むミンティーなアロマ、コリアンダーや黒い小粒の果実。意外にスッと流れ込むアタックから、凛とした果実味、例外的な余韻の辛さを持つワイン。サンテミリオンとも違う、グラーブとも違う、やはり個性的な雰囲気。抜栓後、時間をかけて飲みたい。【D:2002】 (Ch. Hostens Picant) |