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California / Napa Valley |
![]() ![]() Beringer Cabernet Sauvignon Knights Valley ベリンジャー・カベルネ・ソーヴィニオン・ナイツ・ヴァレー ナイツ・ヴァレー 赤 (カベルネ・ソーヴィニオン100%) ('97 \4,000位) ![]() ![]() Beringer Pinot Noir North Coast ベリンジャー・ピノ・ノワール・ノース・コースト ノース・コースト 赤 (ピノ・ノワール100%) ('97 \2,600位) ![]() ![]() ![]() Beringer Chardonnay Napa Valley ベリンジャー・シャルドネ・ナパ・ヴァレー ナパ・ヴァレー 白 (シャルドネ100%) ('98 \2,800位) | |
ドイツ系の移民、ベリンジャー兄弟によって、1876年、ナパ・ヴァレー、セントヘレナに設立。禁酒法の時代にも教会のミサ用にワインの醸造を許されていた由緒あるワイナリー。1970年以降、ワインメーカー、ナイチンゲールが活躍。その後は現ワインメーカーのエドワード・スプラジャと栽培責任者シュタインハウアーの協力の下、14品種、約30タイプという高品質ワインをリリースしています。 これらの3本は「Appellation Collection」というシリーズで、125年という長い経験に基づき、各々のセパージュに最適なアペラシオンからのブドウを用い、土地の魅力を表現しようというもの。1960年代から培ってきたナイツ・ヴァレー(これはソノマのAVA)のカベルネ。冷涼な気候を持つカーネロスとソノマのロシアン・リヴァー・ヴァレーのブドウを用いるピノ・ノワール。そしてナパの中でもサンバブロ湾に近い、ヨーントヴィルとカーネロスの畑から生まれるシャルドネ。すべてのワインがこの価格として大変美味しい。特にシャルドネはコスト・パフォーマンスGOOD! これらのワインは今月のお題目(リーデルについて)の中で、紹介しています。 (ベリンジャー・ヴィンヤーズ : Beringer Vinyards)セントヘレナ |
![]() ![]() Shafer Cabernet Sauvignon Napa Valley シェーファー・カベルネ・ソーヴィニオン・ナパ・ヴァレー ナパ・ヴァレー 赤 (カベルネ・ソーヴィニオン主体) ('98 \5,700位) ![]() ![]() Shafer Firebreak シェーファー・ファイアーブレイク ナパ・ヴァレー 赤 (サンジョヴェーゼ80%、カベルネ・ソーヴィニオン20%) ('95 \5,000位) |
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1979年、シカゴで出版業に就いていたジョン・シェーファーがスタッグスリープ地区に創立。わずが1000ケースの生産でスタートしたが、今では国際的なワイナリーへと成長。1983年にUCデイヴィス校で醸造、葡萄栽培学を学んだ息子のダグが加わり、90年には現在のワインメーカー、イライアスの参加でその品質は揺るぎ無いものとなっています。ここの特徴はそのブドウ栽培で、畑には巣箱や止まり木がしつらえられ、タカやフクロウを呼び寄せ、畑を荒らすモグラを退治。畝間には豆科の植物が植えられ、益虫を集めるという風にナチュラル・ファーミングが実践されている。トップ・キュヴェは急斜面の畑から生まれる「ヒルサイド・セレクト」。 カベルネ・ソーヴィニオン : 赤系ベリーの親しみやすさ。ジューシーで高いアルコール感、ややフラットな感じがするのは、ヴィンテージのせいか、シェーファーという先入観からか。しかし、外交的な美味しさを持ったカベルネ。 ファイアーブレイク : 1991年が初リリース。ファイアーブレイクとは「森林などの防火帯」という意味。以前野火が発生し、もう少しでカベルネの畑が全滅してしまうという時に、火が見事に消されたワイナリー裏手の畑にちなんだものだという。イタリア、トスカーナ地方の品種であるサンジョヴェーゼにカベルネをブレンドしたもの。 甘いバニラ香と紫の花。まるみのあるアタック、サンジョヴェーゼとしてはしっとりと落ち着いた複雑味のあるボディは、カベルネのお仕事。酸が引っ張るスッキリした終り。 (シェイファー・ヴィンヤーズ : Shafer Vinyards)スタッグスリープ |
ラザフォードにあるケークブレッド・セラーズは、1973年のジャック・ケークブレッドが「ワールドクラスのワインを造る」という信念のもとに設立、以後ファミリーの強い絆によって運営されているワイナリー。現在、約30haの自社畑を所有していますが、フィロキセラの影響により、レアード等からの買付けブドウも使用している。1979年以来、三男のブルースがワインメーカー。ソーヴィニヨン・ブランの評価も高い。 |
1881年に設立された由緒あるワイナリーは、元々はバンク・オブ・アメリカの創立者の孫娘がはじめたものだったとか。1970年から80年代にマックウィリアム、スティソンレーンの手を経て、現在はワシントン州のシャトー・サン・ミッシェルの所有となっている。 |
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1968年に24歳の若さでスターリング・ヴィンヤードの創立に立ち会ったワインメーカー、リック・フォーマンが1983年に設立。セントヘレナの東、ハウエル・マウンテンの中腹にワイナリーと畑がある。35haの自社畑を持ち、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、プティ・ヴェルドを栽培。テロワールを意識したワイン造りで知られる。 |
フランス政府の公務としてカリフォルニアワインの調査を行ううち、その魅力に執り付かれ、1983年に家族揃ってナパに移り住んだというFourmeaux夫妻。1988年、マウント・ヴィーダーの標高550m〜600mという高地に約82haの畑を購入し、ワイン生産を開始、ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネおよびソービニヨン・ブランを手掛けています。犬の足跡のラベルが可愛いVGSシリーズ、それらのワインはブッシュ元大統領の就任祝いのディナーにも使われ、各プレスからも高い評価を受ける。 |
![]() ![]() Chappellet Cabernet Sauvignon Signature シャペレー・カベルネ・ソーヴィニオン・シグネチャー ナパ・ヴァレー 赤 (カベルネ・ソーヴィニオン主体) ('97 \4,500位) ![]() ![]() Chappellet Moelleux Chenin Blanc シャペレ・モワルー・シュナン・ブラン ナパ・ヴァレー 白 (シュナン・ブラン100%) ('97 \4,500位) |
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シャペレーはロサンジェルスで食品ビジネスで成功したダン&モーリー・シャペレー夫妻が1967年に設立したワイナリー。プリチャード・ヒル(現在ブライアント・ファミリーの畑となっている土地は70年代はシャペレ―の畑)に約45haの畑を所有し、高い評価を受けるシュナン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニオン等を生産。このワイナリーで働いてきたワインメーカー達はその後皆、成功を修めており、フィリップ・トーニ、カファロ・ジョー、トニー・ソーター、そしてキャシー・コリソンなどがいた。90年代からはフィリップ・コラーロ・タイタスが醸造家として働いている。 シグネチャー : その名の通りオーナー、ダン・シャペレー氏のサインが入った上級キュヴェ。黒々とした色合い、凝縮したカシス系黒果実。内向きな傾向はやや複雑性が出ていない時期だと思いますが、それでも強いボディとタンニンに角がなく、造り込まれた印象。熟成によって発展しそう。 モワルー : シャペレーはシュナン・ブランを大切にする造り手としても知られており、このモワルーは貴腐ブドウを用いたデザートワイン。樹齢34年のブドウ樹、収穫を遅らせ完熟した貴腐果を一粒一粒選別しながらハンドピッキングにより収穫。フリーランジュースをフレンチオークの樽で1月以上醗酵させた後、18ヶ月の樽熟。熟した洋ナシ、アプリコット、ナッツ。甘美な柑橘類果実に、重さのない甘さは純粋なフルーツフレーヴァー。値段は高いが上品さもある美味しいデザート。 (シャペレー・ワイナリー : Chappellet Winery)セントヘレナ |
![]() ![]() Clos Du Val Cabernet Sauvignon Stags Leap District クロ・デュ・ヴァル・カベルネ・ソーヴィニオン・スタッグス・リープ・ディストリクト スタッグス・リープ・ディストリクト 赤 (カベルネ・ソーヴィニオン主体) ('97 \8,000位) ![]() ![]() Clos du Val Pinot Noir Carneros クロ・デュ・ヴァル・ピノ・ノワール・カーネロス カーネロス 赤 (ピノ・ノワール) ('99 \4,500位) |
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1970年、ボルドーのワイン商、グスティエールの末裔であるジョン・ゴーレット氏が、フランス人醸造家のベルナール・ポルテ氏をスカウトし、ナパに行かせたのがこのワイナリーの始まり。当初、この暑い場所でワイン造りは無理と思ったという事だが、やや涼しい気候を持ったスタッグス・リープ地区に魅せられ、1972年にワイナリーを設立。初リリースされたワインは即座に爆発的な人気を得る。1976年の米仏テイスティング対決にて、スタッグス・リープ・ワイン・セラーズが第一位に選ばれ、ワイン界を驚かせたのは有名ですが、その10年後にも同じワインを集め、リターンマッチが行われた際、見事一位の座を奪ったのが、クロ・デュ・ヴァルのカベルネ・ソーヴィニオン1972であった事はあまり知られていない。現在100haのブドウ畑をスタッグス・リープ・ディストリクトとカーネロスに所有、エレガントなワイン造りで知られる。 カベルネ・ソーヴィニオンSLD : 1997年より生産されているカベルネのシングル・ヴィンヤード・プロジェクト。スタッグス・リープ・ディストリクトにあるワイナリーに隣接する畑からの産。会の最後で登場したので、メモがないのですが、現時点で柔らかな果実を持ったとても美味しいワインでした。やっぱりクロ・デュ・ヴァルはボルドーちっくかな? ピノ・ノワール・カーネロス : ピノ・ノワール・カーネロスの初ヴィンテージは1988年。 高品質を目指すがゆえ、ピノ・ノワールの扱いの難しさに直面していたクロ・デュ・ヴァルは、1999年にワイン・メーカー、ジョン・クルーズ氏を起用。彼はブルゴーニュ品種を得意とするワイナリーでの経験を元に、フィネスのあるワインを目指し、畑から改良を進めているという。 カーネロスらしいといえるのでしょう。プラムや茎、ストラクチャーの強さ。甘味が出すぎずしっとりと落ち着いたピノ・ノワールは好印象。 (クロ・デュ・ヴァル : Clos du Val Wine Co Ltd)スタッグスリープ |
![]() ![]() ![]() Saintsbury Pinot Noir "Brown Ranch" Carneros セインツベリー・ピノ・ノワール "ブラウン・ランチ" カーネロス カーネロス 赤 (ピノ・ノワール) ('98,'99 \15,000位) ![]() ![]() Saintsbury Chardonnay Reserve Carneros セインツベリー・シャルドネ・リザーヴ・カーネロス カーネロス 赤 (シャルドネ) ('98 \7,000位) |
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イギリスの文芸評論家ジョージ・セインツベリーが1920年に出版した著書にあった「もしボルドーのワインが女王であるならば、間違いなくブルゴーニュはワインの王である」という一節に、深い感銘を受けたというデイヴィッド・グレーヴスとリチャード・ワード。1981年、この二人がカーネロスにピノ・ノワール、そしてシャルドネ専門のワイナリーとして興したセインツベリー。カーネロスといアペラシオン名をラベルに初めて表記したワイナリー、そしてクローン研究の先駆者でもあり、この地のピノ・ノワールを業界の常識にまで引き上げた功績は大きい。リザーヴ・シリーズをはじめ、高い評価を得ているセインツベリー。近年リリースされた最高峰が12haの単一畑からの「ブラウン・ランチ」で、75%にピノ・ノワール、25%にシャルドネが植えられている。 ブラウン・ランチ : やはりセインツベリーは旨いなぁと思う。ブルーベリーを中心に、新樽のバニラ、イチジクやフルーツのシロップ漬けのような甘さがありながら、スパイスやヨード、茎、かつお節の感じが複雑。糖度の高さ、なめるようなしなやかさ、濃厚で深遠な黒果実に酸が同居する素晴らしさ。 シャルドネ・リザーヴ : やや熟成した柔らかな栗のアロマから一転、石鹸をかじったような、アスファルトのような香りが混在。清廉なボディ、余韻のミネラルがドライでリースリングのよう。少し熟成させるともっと良くなるのでは? (セインツベリー : Saintsbury)カーネロス |
「スポッツウッド」のマダム・ノヴァックにその才能を見出され、「アラーホ」「ニーバーム・コッポラ」「ヴィアデア」「ダラ・ヴァレ」「モラガ」のコンサルタントとしてその才能を開花させたトニー・ソーターの自身のワイナリーがこのエチュード。「ピノ・ノワールというのは"透明"な品種。カベルネやシラーといった強い品種なら小さなミスくらいミスすることができる。ところがピノ・ノワールの場合はそうはいかない。」と自ら語るように、ここではピノ・ノワールを中心に生産、ほかにピノ・ブランやカベルネを手掛ける。 |
![]() ![]() Ramey Chardonnay Hyde Vineyard Napa Valley Carneros レミー・シャルドネ・ハイド・ヴィンヤード・ナパ・ヴァレー・カーネロス カーネロス 白 (シャルドネ) ('99 \7,500位) ![]() ![]() Ramey Chardonnay Hudson Vineyard Napa Valley Carneros レミー・シャルドネ・ハドソン・ヴィンヤード・ナパ・ヴァレー・カーネロス カーネロス 白 (シャルドネ) ('99 \7,500位) |
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レミー・ワイン・セラーズは1996年にデヴィット・レミーと妻のカレラによって設立。デヴィット・レミーはチョーク・ヒル、マタンザス・クリーク、ドミナスなどでワイン造りに25年間携わったという人物で、ラッド・エステートのワインメーカーとしても活躍していました。今年にはラッドからも手を引き、自らのレミーに専念。現在、自社畑はありませんが、カーネロスの「ハイド」と「ハドソン」の名畑から二種のシャルドネを生産。すでにワイン・スペクテーター誌で5ッ星の評価に輝く話題のワイナリー。 ハイド・ヴィンヤード : バター、ナッツに固めの桃。非常に密で緊張感のあるボディ。芯をなすミネラルが時間とともにスモークに。余韻での苦味はアルコール的。ポテンシャルを感じるカリフォルニアのトップ級。 ハドソン・ヴィンヤード : キュッキュッと締ったリンゴとグレープフルーツ、こがし砂糖。厳しさもあり、若さもあり。まだ若気の至り的な部分もあるが、酸の強さとミネラルの詰まった硬質なボディ。 双方とも緻密な出来上がりで、凄いシャルドネだと思うけれど、現時点において素直に美味しいと言えない部分が惜しい。そのポテンシャル、もう一度飲んでみたいと思わせる部分を考えると☆をつけてもいい。 (レミー・ワイン・セラーズ : Ramey Wine Cellars)オークヴィル |
![]() ![]() Acacia Pinot Noir Carneros アケイシア・ピノ・ノワール・カーネロス カーネロス 赤 (ピノ・ノワール) ('97 \4,200位) ![]() ![]() Acacia Chardonnay Carneros アケイシア・シャルドネ・カーネロス カーネロス 白 (シャルドネ) ('97 \4,000位) |
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1979年設立されたアケイシア・ワイナリーは、カーネロスにおけるピノ・ノワールとシャルドネの先駆者としても名高い。1986年、シャローン・ワイン・グループに吸収された。17.2haの自社畑には主にシャルドネが植えられ、ピノ・ノワールはカーネロスの栽培農家からの買付けブドウによって造られる。 ピノ・ノワール : ハーフドライなバラ、チェリーや梅の赤果実系の香りが親しみやすい。果実感はヴォリュームのあるものではありませんが、控えめなタンニンとフレッシュで気持ちの良い酸味。やや価格的には高い感じもしますが、キレイな質感のピノ・ノワール。 シャルドネ : ナパのシャルドネが練れた美味しい状態。ゴールドの色調のワインは、バタースコッチ、蜂蜜、黄色い花。熟れた果実にコリアンダーや青草が交じる甘さと苦味。 (アケイシア・ワイナリー : Acacia Winery)カーネロス |
ワインビジネスにおけるツワモノが集まり、僅かの資金をもとに設立されたブティック・ワイナリー。フローラ・スプリングス、ホニッグ・ワイナリーでワインメーカーを務めたジェームス・ホール、ファー・ニエンテ、スプリング・マウンテンでエノロジストとしての経験をもつアンヌ・モーゼス、マーケティングのプロフェッショナルであるドナルド&ヘーザー・パッツという二組のカップルにより、1988年に設立。自社畑はありませんが、良質なブドウを買い付け、現在ではシャルドネ、ピノ・ノワールの質の高さに、ワイン愛好家からも人気の高い銘柄。 |
![]() ![]() Newton Unfilterd Pinot Noir ニュートン・アンフィルタード・ピノ・ノワール ナパ・ヴァレー 赤 (ピノ・ノワール) ('97 \7,500位) ![]() ![]() Newton Unfilterd Chardonnay ニュートン・アンフィルタード・シャルドネ ナパ・ヴァレー 白 (シャルドネ) ('97 \7,500位) |
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1964年にスターリング・ヴィンヤーズを興したピーター・ニュートン。1977年、彼はスターリングをコカ・コーラに売却したのを機に、スプリング・マウンテンに新地を購入、その急斜面にカベルネ、メルロー、ソーヴィニヨン・ブラン等を植え始めた。このワイナリーは所有者、コンサルタント、ワイナリー自身と、もう全てが浮世離れした感があると言われ、ピーターとその優秀なパートナーであり妻のスー・ファ・ニュートンの経歴はすごい(長くなるので書かないが)。コンサルタントにあのミシェル・ロランを迎え、幻想的なワイナリーにて徹底的な品質追求を行っている。 ニュートンはメルローやカベルネも有名だけど、スプリング・マウンテンで生まれるピノ・ノワールやシャルドネは興味津々。しかし双方とも酔った後に出てきたので、メモがない(苦笑)。スパイスの複雑味の強いピノ・ノワール。マロラクティックによるボリューム感にミネラルが交ざったシャルドネだったと思う。 (ニュートン・ヴィンヤード : Newton Vinyard)スプリング・マウンテン |
![]() ![]() Joseph Phelps "Le Mistral" ジョセフ・フェルプス "レ・ミストラル" カリフォルニア 赤 (下記参照) ('98 \4,800位) ![]() ![]() Joseph Phelps Chardonnay ジョセフ・フェルプス・シャルドネ ナパ・ヴァレー 白 (シャルドネ) ('96 \4,000位) ![]() ![]() Joseph Phelps Eisrebe ジョセフ・フェルプス・アイスレーベ ナパ・ヴァレー 白 (ショイレーベ) (NV \3,800位) |
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コロラドで建築業者として成功したジョセフ・フェルプスが、1973年、ナパのセント・ヘレナに創設したワイナリー。カリフォルニア各地に140haの自社畑を所有し、赤白ともに高品質のワインを造りあげる。ワイナリーを興す前から、ローヌワインの愛好家だったジョセフ・フェルプスは、1974年にはすでにシラーも生産。南フランスで栽培されるブドウ品種に注目度が高まってきた追い風を受け、コート・デュ・ローヌ・スタイルの「レ・ミストラル」を1990年に発表しました。現在、創設者のジョセフ・フェルプス氏は会長として経営参加せず、社長のトム・シェルトン氏がワイナリーの運営にあたり、ワインメーカーはクレイグ・ウィリアムス氏が務めている。 レ・ミストラル : グルナッシュ45%、シラー26%、ムールヴェードル10%、アリカンテ・ブーシェ9%、カリニャン5%、プティ・シラー5%というセパージュ。カシス、プルーン、スミレ、黒胡椒。十分なバニラがふっくらとした果実に溶け込み、温かさと柔らかさのあるカリフォルニアらしい旨さを表現している。ローヌ品種のアロマ、濃密な果実の熟度と申し分なし。ただコート・デュ・ローヌ・スタイルという意味で、あと少し安ければと思う。 シャルドネ : 黄桃とスパイス、柑橘系のスッキリした香り。ブドウがよく熟したナパらしい甘味がしなやかで、上手くバランスする酸が心地よいシャルドネ。 アイスレーベ : ショイレーベとはシルヴァーナー種とリースリング種の交配品種。シーズンの終わりに収穫したものを人工的に冷凍し、アイスワインにした珍しいデザートワイン。かなり飲んだ後にグラスで頂いただけなのですが、オレンジの強い外観と同じく、オレンジ・ピールや熟れたフルーツの甘味がストレートに残った甘口で、とても美味しかったです。 (ジョセフ・フェルプス・ヴィンヤーズ : Joseph Phelps Vinyards)セントヘレナ |
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