8−4 福水神社 松山市別府町 | ||||||||||||||||||||||||
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ここは、お宮の森全体が児童公園になっています。石段を登っていて早速耳に届いたのは、小鳥の声でした。 立派な鎮守の森の裏に回ってみて、ここが小鳥の楽園であることを納得しました。以下野鳥の会の泉原猛さんに伺ったにわか勉強の受け売りです。 鳥が生きていく為には、三つの条件がある。 1 採餌 餌場が近いこと。 2 塒 夜や天候の悪いとき休めること。 3 営巣 子鳥を養える巣が作れること。 2と3は、人間の感覚でいうと「家」ですが、鳥の場合の塒は、まさに寝るだけの場所。2と3は厳然と違う。 3で大事なことは、子鳥に餌を運びやすい場所。それは、飛び易い所。日に何十回、何百回と餌を運ぶ親鳥にとって、樹木は安息の塒でもあるが障害物でもある。そこで森の切れ目があることが必要になる。これを林縁効果と言う。 そう言われてみると、ここはまさに小鳥の楽園です。近くに養蜂農家がありますから花がある。花がある自然には昆虫も居る。田んぼもある。そしてなにより、豊かな樹木の島になったようなこの場所は、四方が林縁効果を持っている。 ここは、鳥が生きていく為の条件、職住接近、地産地消、現地調達が全て揃っています。 米山も、この鳥の声を聞いて「玉潤・金声」を揮毫したのでしょう。 福水や 童と小鳥と 金の声
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