8−3 厳島神社 松山市神田町 | ||||||||||||
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米山の石文は、先に石を見て書いたのだろうか、先に書かれた物を石工が石に合わせて彫ったのだろうか。少し疑問に思っていました。 そこで、ここ厳島神社の「年豊人楽」の文字の写真を持って、近所で石材店の社長さんをしている友人を訪ねました。社長さん一目見るなり「うわ〜っ凄い!」と感嘆の声を上げられる。 社長さんは石屋さんですから、石の彫りの見事さに嘆声を上げたのです。字が先か、石が先かは、一概に言えないようです。しかし米山の石文の殆どは、特に神名石は、先に石を見て書いていることは間違いないと思います。 文字の彫りですが、今はコンピュータ制御で、金剛砂を吹き付けて機械で彫るからどんなにでも彫れるそうです。 「こんなに見事な彫りは、どうやって彫るのですか」という私の素朴な質問に、社長さんも、素朴に答えて下さいました。「鑿で彫るのです」。 熟田津(にぎたつ)に 年豊人楽 春の風
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