このお宮の名物は、秋祭りのみこし落としです。石段から神輿を転がり落として壊してしまいます。随分荒っぽいようですが、本来祭りに使う道具は一度限りの物なのだそうです。境内の説明文によりますと、「神輿を壊すということは、古代の歴史を、人としての生き方を、世の中の仕組みを見直す・・・」とありました。
お宮の横を流れる立岩川に沿って県道17号線が今治方面へ走っており、道なりに7キロほど行くと、新田神社籠御前神社への上り宝入橋があります。
寛政7年(1795年)小林一茶がこの地を訪れ、一句残しています。
門前や 何万石の 遠かすみ 一茶
元庄屋さん門田衛士さんの家の門前に句碑があります。この神社から海方面へ200メートルも行くと道沿いの左側です。ここには、「大名返りの松」という立派な松もあります。昔松山城に運んだが大き過ぎて門を潜れず、また此処に戻ってきたという、古い謂れのある松です。
|