正確な記憶ではありませんが、この神社の前の道が新しい国道11号線として整備されてから、30年近くなるはずです。それまでは、この辺はど田舎でした。道路の整備後郊外型大型店舗や外食店が立ち並び、神社の周辺も高級住宅街になりました。
このお宮も、拝殿にサッシが入り、常設の神前結婚式場みたいになっています。道路も、整備された前の公園も多分元の社領でしょう。
都市化の波から取り残されて寂れる神社が多い中で、ここは周囲の都市化とうまく融合している神社の一つです。
ここには非常に珍しい物があります。それは米山が平仮名で書いた三十六歌仙の扁額です。宮司さんのお話では、「皆さんが高い関心をお寄せ下さるのは有り難いのですが、ここは本質的に神社なので、保管と公開の方法については今考慮しています」とのことでした。
参道も 森も車に 道譲り
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