先日高校時代の同窓会があったとき、昔私の後ろの席に座っていたかずちゃんが「実家に米山の灯篭があるよ。幟旗も最近出て来たよ」と言います。かずちゃんの実家は、この惣河内神社でした。翌日早速行きました。
かずちゃんは、当時此処から横河原の駅まで木炭車で30分、松山まで坊ちゃん列車で一時間弱、更に市内電車で10分かけて、松山東高校へ毎日通ったそうです。
明治の俳人松根東洋城が、明治27年にここで一畳庵という庵を結び1年間滞在しました。その後も惣河内神社の人達とは深いご縁があり、東洋城が昭和39年88才で東京で亡くなったときは、かずちゃんが最後まで身の回りのお世話をしたそうです。
春秋冬 冬を百日 桜かな 東洋城
一畳の 庵の主に 散る桜 けん