二年前久万に自転車で行ったときここを通り、葛掛五社神社と書かれた神名石を写真に撮っていました。当時米山のことは、あまり知りませんでしたが、この伊予の青石も書も非常に印象に残る立派なものだったからです。だから今回ここの場所はすぐ分かりました。
ここの鎮守の森は森全体が、松山市指定天然記念物になっています。面積は神社の裏一帯ですからそれほど無いのですが、樹木の種類は松山市の城山に次いで豊富と言われています。樹齢三百年を越す大木を数多くあります。
イチイガシ、ウラジロガシ、カゴノキ、ヤブツバキ、その他ラッパ形の葉を生ずるイチョウなど、今では全国的に珍しい物もあります。かつて縄文の時代に繁茂した物もあるのではないでしょうか。
自転車で平坦な道はここまでで、ここからは自動車でも大変な急な坂道を2キロほど押して登ると、33号線の中腹に出ます。
縄文の 風が薫るか 葛掛(かつらかけ)