神名石の写真を撮っていたら、丁度お宮の前の家の60才位の男性が、自転車で帰ってきました。
男性が子供の頃は、この神名石はもっと道路に近い所にあり、この上にまたがって遊んだそうです。土台の石もなく子供でも上がれる低さで、少しくぼんだ所が丁度馬の鞍になったのでした。
神名石の斜向かいにある常夜灯は、「石鎚さん」という愛称で呼ばれ、毎年7月1日石鎚山のお山開きのときは、お供えをしてお祭りをするそうです。
高井といえば、伊予節の「高井の里のていれぎや♪」でも有名です。ていれぎは、高井の清流に自生する緑の水草で、ぴりっとして刺身のつまになります。学名オオバタケツケバナ。男性が「秘密の自生地を教えてあげよう」と自転車で先導して近くの畦に案内してくれました。しかし生活汚水の故でしょうか、残念ながら見当たりませんでした。「こないだまで有ったのにな〜、この辺は全部家の田んぼだから、好きに探していいよ」と言ってくれましたが、どうもありそうにないので諦めました。
今は、近くの杖ケ淵公園の横で、ていれぎの栽培をしています。
秋風や 高井のていれぎ 三津の鯛 子規
じゃこ天に ていれぎを添え 寒の酒 けん
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