一般社団法人みはらしのご紹介
農福連携(農業と福祉のコラボ)を行う障害者が働く就労継続支援B型事業所が、神奈川県高座郡寒川町
宮山の浄水所北側に2024年4月にオープンしました。
今までの寒川には障害者が働く事業所が少なく、約半数の障害者が近隣市町村の事業所に通っています。
寒川に寒川の特性を活かした新たな事業所を立ち上げようと決意してから、5年以上の歳月が経
ちました。その間、事業所の設立に関しては、寒川町内を中心に、約50人の意見書を、約600人の
署名を寒川町に寄せていただき、沢山の方々の支援を肌で感じることができたことは、この活動の大い
なる後押しとなり感謝しております。
ただ、当初のB型事業所と農園レストランを隣接して建てるという計画は、余りにも莫大な資金が要する
ことから諦めましたが、とりあえずB型事業所はオープンにこぎつけることができました。
障害者が農業をすることは、自然から多くを学び取るだけでなく、体と心の健康にもつながります。
そして一連の農作業→収穫→出荷調製→販売を通じで、多くの方々と関わりあうことは、共生社会の実現に
もつながります。
近年は農家の高齢化や離農で農業の後継者が減ってきている現象は、ここ寒川でも顕著となり、増えた
耕作放棄地は荒れたままか資材置き場や駐車場などに変わっていきます。これから取り組む農福連携が、
少しでもこうした傾向の防波堤になればと淡い期待も抱いています。
始めのうちは、形のキレイな美味しい野菜は上手に作れないかも知れません。それだけに、是非皆様の
マンパワーを活かしたご協力におすがりするしだいです。
事業所や相模川河川敷の畑に是非お気軽にお立ち寄りください。
そして、障害者の方々に色々と話しかけて下さい。時間のない方は、野菜を買って下さるだけでも十分な
支援になります。
この事業所「みはらし」が、老若男女・障害者と健常者を問わない、寒川の新たな活動と憩いの場となる
ことを願っています。
(みはらし管理者
齋藤 章生)