ジャンル 探索型アクション
機種
GBA
開発 任天堂
発売 任天堂
メディア ROMカートリッジ
発売日 2004年5月27日

 


 レビュー

 初代メトロイドを全体的にリメイクしたのが今作『メトロイド ゼロミッション』である。リメイクといっても、システム的にはメトロイドフュージョンに近く、マップも全体的に見直されており、さらに新たなエピソードも追加されているので、完全新作と呼んでも相応しいような出来栄えである。

 まず今作のシステムは、基本的にはメトロイドフュージョンに近い。ただ回復手段はメトロイドフュージョン以外の作品同様にエネルギーボールなどに戻っている。また垂直三角飛びが復活していたり、新たなシークレットアクションが追加されていたりする。
 今作において最も特徴的なのが、マザーブレイン撃破後の追加エピソードだろう。この追加エピソードに入ると、サムスはスーツの無い状態で戦う羽目になる。このスーツの無い状態では、当然スーツの時に使えた機能は一切使えないが、狭い隙間をしゃがみ移動することや、淵につかまることはできる。また武器はビーム式のハンドガンのみとなるが、このハンドガンは敵を一時的にマヒさせることしかできず、またエネルギーが最大まで充填された時でないと敵をマヒさせられないため、ひたすら逃げ回らなくてはならない。エネルギーはスーツを失う前の量だけあるが、敵から受けるダメージは当然非常に大きい。
 なお今作はメトロイドフュージョンと連動させることができ、メトロイドフュージョンのギャラリーを読み込むことができる。また一度クリアーすると初代メトロイドの海外版をプレイすることもできる。

 ストーリーは初代メトロイド同様、宇宙海賊の本部である惑星ゼーベスへと単身乗り込み、メトロイドを撃破してマザーブレインを破壊するというものである。
 だがマザーブレインを撃破して脱出後、宇宙海賊の攻撃を受けたスターシップはゼーベスへと墜落し、サムスは脱出に成功するもスーツを失ってしまう。後半のシナリオは、宇宙海賊のマザーシップに望みを託してサムスがマザーシップへと侵入するというものである。

 グラフィックはメトロイドフュージョンから若干進化した印象を受ける。
 音楽の質はメトロイドフュージョンと同程度だが、メトロイドの時の曲をアレンジしたものがそれぞれ対応するエリアで流れるようになっている。

 難易度は手強かったメトロイドフュージョンと比べると回復が楽になったので若干落ちた。だがステルスを強いられる後半戦は意外と手強いだろう。

 総合的な完成度はもちろん高いが、加えて初代メトロイドのステージを上手く継承して作られているため、初代メトロイドをやっている人ならばより楽しめる作品である。