| ジャンル | アクションRPG |
|---|---|
| 機種 |
Windows(CD版/DVD版) PS2 PSP |
| 開発 |
Windows:日本ファルコム PS2: Konami Digital Entertainment PSP: Konami Digital Entertainment |
| 発売 |
Windows:日本ファルコム PS2:コナミ PSP:コナミ |
| メディア |
Windows(CD版): CD-ROM(2枚組) Windows:(DVD版): DVD-ROM PS2:DVD-ROM PSP:UMD |
| 発売日 |
Windows:2003年9月27日 PS2:2005年3月10日 PSP:2006年1月19日 |
ストーリー
アドルは親友のドギと共に、ロムン帝国領のイベル半島の南部を旅していたが、そこで立ち寄った酒場に現れた海賊のラドックによって、半ば強引に船に乗せられる。そこでアドルは3年前にサンドリアで出会ったラドックの娘である少女テラと再会することになる。船の行く先はカナンの大渦と呼ばれる禁断の海域で、その中心にはとてつもない財宝が眠っているという。
新たな冒険に目を輝かせるアドルだったが、そのカナンの大渦に差し掛かった時、後方から現れたロムン帝国の艦隊に襲撃され、海に落ちそうになったテラを助けたが自分は海へと落ちてしまう。そしてアドルは大渦に巻き込まれたものの、奇跡的に大渦の中にあるカナン諸島南部に流れ着き、そこでレダ族という種族の巫女オルハに助けられる。やがてアドルは、この島に眠る秘宝を巡る冒険を繰り広げることとなる。
レビュー
完全新作としては前作から8年ぶりとなるアクションRPGの名作、イースの六作目が今作『イース6 ナピシュテムの匣』である。システム面で様々な大幅な改革を行った意欲作である。
なおWindows版には初回限定版と通常版が存在するが、通常版以降には難易度にハードモードとナイトメアモードが追加され、加えてボスラッシュモードも追加されている。またCS版では音声追加、新OPムービー追加、グラフィックの差し替え、キャラクター追加、新たなダンジョンの追加が行われている。またCS版のタイトルは『イース
ナピシュテムの匣』となっている。
さて今作ではシステム面で大幅な改良が加えられている。まず今作の大きな特徴は、フル3D化したことだろう。これに伴い、ジャンプが可能になっている。最もジャンプ自体はイース5の頃にもあるのだが、ジャンプの方向が制限されていたり、ジャンプでは敵の攻撃がかわせなかったりりした。だが今作のジャンプは自由な方向に飛ぶことができ、これで敵の攻撃を回避することができる。
また攻撃方法も、従来の体当たり切りからボタンを押しての攻撃に変化している。これもイース5にはあった要素だが、今作ではアクションの幅が広くなっている。まず通常攻撃でもボタンの連続押しで3連続まで切ることができ、さらにジャンプ2連切りや、空中からの下突きも可能となっている。
加えて今作には3本の特別な剣が登場し、この剣を装備することで剣技という固有のアクションが追加される。加えて3本の剣にはそれぞれ固有の魔法があり、敵に攻撃したり攻撃を受けたりしてゲージを溜めて発動させることも可能である。剣は鍛えることで能力を強化することができる。剣はメニュー画面を開かなくても交換することができるので、状況に応じて使い分けることもできる。
特殊なアクションとしてダッシュ斬りとダッシュジャンプというものもあるが、これは操作方法が独特なので慣れが必要となる。
メニュー画面などは従来のシリーズと大差ないが、回復アイテムを一種類装備することができ、装備したアイテムはメニュー画面を開かなくても使用できる。ボス戦ではメニュー画面を開くことができなくなるため、回復はもっぱら装備したアイテムに頼ることになる。
ストーリーはイース5のすぐ後に当たる。ストーリーはこれまでのシリーズ同様シンプルイズベストであり、無駄な要素を省いたテンポの良いシナリオが展開されていく。
なお今作以降、シリーズの設定が整理されていくこととなり、イース4の時に触れられていた超古代文明の存在が、全てのシリーズ作品において重要な意味をもつこととなっていく。
フル3D化したとはいえ緻密で美しいグラフィックは健在。それに加えて今作はかなり解像度を上げられるため、美しさがより際立って見える。フル3Dにしながらシリーズの雰囲気を全く壊していないのも見事だ。またムービーシーンも非常に迫力のある代物となっている。
音楽もこれまでのシリーズ同様非常に質が高く、曲自体もまさしくイースだなと思わせるようなものが揃っている。
難易度的には、確実にレベルを上げ装備を整えていけば、問題なく進むことができるだろう。ただやはり、ダッシュジャンプをしっかり習得しておくことが大事となるだろう。
従来のイースシリーズにある爽快感のあるアクションやテンポの良いシナリオに加え、フル3D化したことでさらに幅広いアクションが可能となり、シナリオ面でもシリーズの根底に関わる謎が解き明かされるなど、充実した内容となっている。