| ジャンル | アクションRPG |
|---|---|
| 機種 | SFC |
| 開発 | トンキンハウス |
| 発売 | トンキンハウス |
| メディア | ROMカートリッジ |
| 発売日 | 1993年11月19日 |
ストーリー
エステリアのホワイトホーンの砂浜で、イースでの冒険を回想していたアドルは、砂浜に流れ着いた瓶詰めの手紙を発見する。その手紙は、セルセタに危機が迫っており、助けて欲しいという内容のものであった。アドルはその手紙に導かれ、セルセタの地に赴く。そしてこの地で、イースとも関わりのある古代文明の事を知り、その力を欲しようとする者たちと戦いを繰り広げることとなる。
レビュー
シリーズ第4弾であり、後のイース5同様にCSでのみ発売されたのが今作『イース4 -MASK OF THE SUN-』である。今作ではサイドビュー形式だった前作からトップビューにシステムを戻している。
今作はイースシリーズの1作品であるものの、Falcomが直接制作に携わっていない作品である。またほぼ同時期に、PCエンジンでハドソンが「イース4
The Dawn of Ys」を発売しているため、イース4は2作品存在することとなるのだが、これらはどちらもFalcomが用意した同じストーリー原案を基に開発されたものである。原案が同じであるため、登場人物などは共通しているものが多いが、ストーリーや設定は異なる部分が多い。
発売当初はSFC版が外伝的扱いで、PCエンジン版が正史ということであったが、のちにシリーズの設定が整理された際、より原案に近いストーリーであったSFC版の方が正史となり、PCエンジン版が外伝というふうに扱いが変更されている。
まず今作のシステムはトップビュー形式のものに戻っており、攻撃も体当たりシステムに戻っている。また最初からSFCで作られたためか、操作性はかなり向上している。もちろん、その分敵の動きも素早くなってはいるが。
また体当たり攻撃にも新たな特性が追加されている。それは、レベルが高ければ正面からぶつかっても一方的に攻撃できることと、正面から攻撃した場合こちらのダメージが落ちてしまうということだ。
また今作では、特定の剣を装備することで魔法を使うことができる。剣によって魔法の種類は異なるのだが、このシステム、あまり有効に使われていない印象がある。なにしろ攻撃魔法はかなり弱く、強化することもできるのだが、それでも直接攻撃した方がはるかに楽に戦えるからだ。しかも立ち止まっていないと使えないというのも、この魔法を扱いにくいものとしている。正直な話、使える魔法といったらヒーリングくらいだろう。
今作には毒という状態異常もあるが、これもほんの一部で使われるだけなので、あまり有効には使われていない。まあドク消しが一つしか持てないので、それによってゲームバランスを著しく崩すことにはならなかったが。
ストーリーは、外伝的な位置づけだった前作の「WANDERERS FROM Ys」とは対照的に、「イース」および「イース2」との関連性が強く、両作の登場人物も多数出てくる。ストーリー自体は悪くない出来だが、Falcomが制作していないためもあってか、作りが荒い面もある。
グラフィックは全体的に悪くは無い。ただSFCであることや、発売された年代からすると、やや時代遅れといった印象はあるが。
音楽も曲事体はいいのだが、どうもSFCの音源を活かして作られていない気がする。そのため過去の作品ほどの完成度は見られなかった。
難易度的には、敵の動きが素早く、油断していると瞬殺される場合もあるが、逆に素早さに慣れてしまえばそれほど難しくはないだろう。
やや荒削りなところはあるが、全体的には悪くない作品である。