ジャンル アクションRPG
機種 GBA
開発 KCE東京
発売 コナミ
メディア ROMカートリッジ
発売日 2003年5月8日

 


 ストーリー

 2035年の日本。高校生の来須蒼真は、幼馴染の白馬弥那と日食を見るために弥那の家でもある白馬神社へと向かうが、神社の鳥居をくぐった時に意識を失い、次に気がついたときにはドラキュラ城の前に居た。
 魔物の魂を意のままに操る支配の力を得た蒼真は、謎の男有角幻也の言葉に従いドラキュラ城を探索し、やがてドラキュラ城や自分自身に秘められた謎に迫っていく。

 


 レビュー

 Castlevaniaの2作目である今作『Castlevania 暁月の円舞曲』は、従来のシリーズとは少々趣の異なる作品となった。まず作品の舞台が日本であり、しかも主人公とヒロインが日本人。そのうえ時代は2035年で、ドラキュラはすでに滅び去っているという未来の話である。これに加えてサブウェポンを廃止して新たにタクティカルソウルというシステムを導入し、通信機能まであるのだ。

 今作の基本システムは月下の夜想曲に近い。武器は剣をはじめとした様々な種類のものが装備可能で、他には服や鎧とアクセサリーを装備できる。
 今作でもっとも特徴的なのはサブウェポンの代わりに登場したタクティカルソウルである。これは主人公の蒼真が敵を倒すと一定確率で入手できる敵の魂を利用するというもので、多種多様なソウルが存在する。このソウルは大きく分けて四種類あり、MPを消費してサブウェポンのように使用するバレットタイプ、MPを消費してRボタンを押している最中に効果が継続するガーディアンタイプ、MPを消費せず常に効果のあるエンチャントタイプ、交換の必要が無く常に効果のあるアビリティタイプがある。ソウルはアビリティタイプを除き一タイプにつき一つずつしか装備できず、これはストックされたソウルを交換して使用することとなる。
 加えてソウルは通信で交換することもできる。
 またソウル使用に必要なMPは徐々に回復するが、アイテムやハートでも回復させることができる。

 ストーリーは悪くはないが、登場人物の数のわりにイベントシーンが薄っぺらい印象があるのと、やや短めなのが残念なところ。

 グラフィックは前作よりやや上といった感じか。
 また曲の質が全体的に前作より向上しており、ボイスの量もかなり増えている。

 難易度は前作と同じくらい。いかにして強力で使いやすいソウルを入手するかが攻略のポイントとなるだろう。

 色々と野心的な試みをしている作品ではあるが、演出面で容量をくいすぎたためかゲーム自体が前作よりも短めになってしまったのが残念なところである。