| 邦題 | Unreal 2 覚醒 |
|---|---|
| ジャンル | FPS |
| 機種 | Windows |
| 開発 | Legend Entertainment |
| 発売 | サイバーフロント |
| メディア | CD-ROM(2枚組) |
| 発売日 | 2004年3月19日 |
ストーリー
人類とスカーが銀河の覇権を巡って激しく戦ったストライダー戦争は、人類側の勝利で幕を閉じるが、いまだ人類とスカーの間には小競り合いが続いていた。また人類はさらなる宇宙の探索と惑星開発を推し進め、巨大企業がその力を持って勢力圏を拡大するようになっていた。
そんな中、TCAの執行官であるジョン・ダルトンは、宇宙船アトランティス号といわくつきの船員たちと共に、銀河の辺境の治安維持に努めていた。だが、連絡の途絶えたある惑星の調査に赴いた際、ジョンはアーティファクトと呼ばれるものに関わることとなる。このアーティファクトは銀河に7つ存在し、それらを集めることで究極の兵器が完成するというものであった。ジョンはアーティファクトの悪用を阻止するため、これらを回収する任務に就くこととなるが、スカーたちや、力をつけた大企業もまた、アーティファクトを狙っており、ジョンは各地で争奪戦を繰り広げることとなった。
レビュー
約4年の歳月を経て登場した伝説のFPSの続編となるのが今作『Unreal 2 THE AWAKENING』である。ただ今作は続編といっても、前作とはまるで違うコンセプトの元に作成されており、部分的な世界観以外は前作との関連性がまるでないため、完全新作と呼んでも良いような内容である。
まず今作は、前作とは大きく異なる点がいくつかある。まず今作の主人公であるジョン・ダルトンはテラン植民機構(TCA)の執行官であり、様々な惑星に降り立って任務を遂行することになる。そのためゲームの展開は、ベースとなる宇宙船アトランティス号と、現場となる惑星とを交互に行き来するかたちとなる。
基本的なシステムは一般的なFPSのシステムを踏襲しており、前作の特徴でもあったセカンダリ攻撃は今作でもほぼ全ての武器に実装している。ちなみに、武器弾薬はアトランティス号に帰還した段階で一度初期化され、次の任務で新たな武装へと変更される事になっている。
またアトランティス号や現地では会話をすることができ、時には選択肢が出ることもある。この選択肢によって相手の反応が変わる場合もあるが、ゲームの展開に大きな影響は無い。
ストーリーは凝ったものではないが、巧みな演出や様々なシチュエーションによって、魅力的なものへと仕上がっている。最も、初代とはコンセプトががらりと変わっているため、初代のような未知の惑星を手探りで探索する感覚はなくなってしまったが。
グラフィックはさすがに今作の売りだけあって、前作同様に凄まじいまでの完成度を誇っている。美しく緻密に描かれた各惑星や宇宙空間の光景は、それこそ息を呑むほどの美しさである。屋内や人工物もかなりのレベルのグラフィックであり、グラフィック面では文句のつけようが無い出来栄えである。
音楽も全体的によくできており、効果音も全体的に安定した質である。
難易度はそれほど高くも低くもなく、どこでもセーブできるのでやりやすいレベルと言えるだろう。
時代の最先端を行く見事なグラフィックと、その性質は変わってしまったとはいえ優れていることには変わりないゲームシステムなど、作品自体の完成度は伝説のFPSの続編に相応しいものと言えるだろう。