Fenrir
フェンリル
北欧神話に登場する魔狼。名前の意味は「地を揺らすもの」である。ロキと女巨人アングルボザの間に生まれた獣で、ヨルムンガンドとヘルは弟妹にあたる。フェンリス狼とも呼ばれている。
アース親族たちに災いをなすと予言された者で、実際に強大な力を持つ存在へと成長していったため、アース親族たちは捕縛を試みるが、その力の前にはいかなる拘束も無力であった。そこでアース親族たちは、ドワーフたちに、グレイプニルという魔法の紐を作らせる。このグレイプニルは見た目は細い紐だが、その強度はこれまでの拘束具をはるかに凌ぐものであり、アース親族たちはフェンリルを騙してこの拘束具でフェンリル捕縛することに成功する。なおその際、怒ったフェンリルによってテュールは片腕を食いちぎられている。またグレイプニルを作る際、猫の足音、女の顎鬚、山の根元、熊の腱、魚の吐息、鳥の唾液、の6つの「あり得ないもの」を材料としたため、これらは消滅したとされている。
それから長きにわたり、フェンリルは束縛されていたが、ラグナロクの時に解放され、オーディンを飲み込んで殺害したのち、ヴィーザルによって殺害される。