ジャンル RPG
機種


PC-8801
PC-9801
FM TOWNS
開発 日本ファルコム
発売


PC-8801:日本ファルコム
PC-9801:日本ファルコム
FM TOWNS:ブラザー工業
メディア




PC-8801:
5inchFD(9枚組)
PC-9801:
5inchFD(5枚組)
FM TOWNS:
発売日


PC-8801:1992年3月19日
PC-9801:1992年7月24日
FM TOWNS:1993年2月6日

 


 ストーリー

 セリオスたちが、破壊神アグニージャを打ち倒してから16年の月日が流れた。セリオスは許嫁であるディーナと結婚し、アトラスという一人息子を儲けていた。平和になった世界で、なに不自由ない生活を送っていたアトラスだったが、やがてある時、イセルハーサ全土を大地震が襲い、各地に甚大な被害をもたらすこととなる。
 復興のためにファーレーン国を空けることができないセリオスは、アトラスの人生経験も兼ねて、彼に各国の指導者らへと親書を渡しに行く命を与える。こうして祖国から旅に出たアトラスは、魔法使いのランドー、ナッシュの町の町長の娘であるフローラ、仮面をつけた謎の大男シンディらを仲間にして、各地を巡っていくが、やがて各地に存在する「竜の卵」から、これまで現れたことのなかった未知のモンスターが大量発生するという事件が起きる。事件の調査に乗り出したアトラスたちだったが、やがて彼らは、この世界にまつわる重大な秘密に迫っていくこととなる。

 


 レビュー

 今作『ドラゴンスレイヤー 英雄伝説2』は、前作にあたる「ドラゴンスレイヤー 英雄伝説」の続編である。イセルハーサを舞台とした英雄伝説は今作をもって完結し、同時にドラゴンスレイヤーシリーズとしての英雄伝説もまた今作までで、次回作以降は完全に独立した「英雄伝説」というシリーズへと移行することとなる。

 今作の基本システムは、魔法の扱いを除いては前作とほぼ同じである。
 今作は魔法の扱いに大きな変更が加えられている。まず今作では呪文能力というパラメータが追加されており、魔法の威力はこの呪文能力に依存するようになった。そのため前作とは異なり、同じ名前の魔法は1種類のみへと変更されている。
 またMPについても大きく変更されている。MPは呪文カプセルというものに置き換えられており、1人につき7個呪文カプセルがあるのだが、呪文カプセル1つにつき1つ魔法を覚えることができるようになっている。それぞれの呪文カプセルに割り振られた魔法は、1度使ってしまうと一定時間が経過しないと再度使用はできなくなる。この一定時間というのは移動中のみとなるため、戦闘中はあるところに割り振られている魔法を使ってしまうと、その魔法は基本的には再度使用ができなくなってしまうが、別のところに割り振られている魔法には影響がないので、それを考えながら作戦を練る必要がある。
 ちなみに作品の世界観の関係で、同じような場面をぐるぐる回ることが多いので、そのあたりで退屈になってしまううえに、いたずらに難易度を上げているのがマイナスポイントである。

 ストーリーは前作同様勧善懲悪ではあるが、やはりいくらかの捻りが存在する。また前作にあったいくつかの伏線が回収されることとなる。

 グラフィックは、全体的な質自体は前作とほぼ同レベルだが、戦闘時に敵が動くなど、演出面が強化されている。
 音楽も前作とほぼ同レベル。

 難易度は、魔法が連発できなくなったことや、全体的に敵が強化されていること、前述の移動時の問題などもあり、前作に比べるとやや高めか。

 前作同様に、総合的には堅実に作られた作品であるが、いくつかやりづらい点もあるので、これらをもうちょっと上手く作れれば良かったのに、と思うのだが。