| ジャンル | アクション |
|---|---|
| 機種 |
FCDS FC(復刻版) GBA(ファミコンミニ) |
| 開発 | コナミ |
| 発売 |
FCDS:コナミ FC(復刻版):コナミ GBA(ファミコンミニ): 任天堂 |
| メディア |
FCDS:ディスクカード FC(復刻版): ROMカートリッジ GBA(ファミコンミニ): ROMカートリッジ |
| 発売日 |
FCDS:1986年9月26日 FC(復刻版):1993年2月5日 GBA(ファミコンミニ): 2004年8月10日 |
ストーリー
中世トランシルヴァニア。この地には、ひとつの伝説が存在する。100年に一度、キリストの力が弱まる頃、邪悪な心を持った人間の祈りによって、強大な力を持った魔王ドラキュラが蘇る。そしてドラキュラは、復活のたびにその力を増していくというものである。過去に一度復活したドラキュラは、人類を破滅に導き、世界に君臨しようと画策した。だがドラキュラは、英雄クリストファー・ベルモンドによって倒され、その野望は打ち砕かれることとなった。
それから100年後のイースターの夜、町ではキリストの復活を記念したカーニバルが催されていたが、町外れの荒廃した修道院では、ドラキュラの復活を願う邪教徒によって邪悪な儀式が行われていた。そして、一筋の稲妻が修道院を貫いた時、魔王ドラキュラは再びこの世界に蘇った。そのことを察知したクリストファーの子孫である青年シモン・ベルモンドは、先祖伝来の不思議な力を持ったムチを手に、ドラキュラ討伐のために立ち上がることとなる。
レビュー
非常に息の長いシリーズとして続いている悪魔城ドラキュラシリーズの原点であり、根強い人気を誇るアクションゲームの名作が今作『悪魔城ドラキュラ』である。
今作はオリジナルにあたるFCDS版の他に、メディアをROMカートリッジにしてセーブ機能を廃しイージーモードを追加した復刻版、オリジナル版をほぼ忠実に移植したGBAのファミコンミニ版が存在する。
まず今作において最も特徴的だったのは、ムチを武器にしたという点であろう。こういった中世ヨーロッパやファンタジー世界を舞台にしたゲームの場合、主人公の武器は剣であると相場は決まっていた。そんな中、主人公がムチを武器にしているというのは、当時としてはそれだけで非常に画期的な要素であった。
またドラキュラを題材にしたのもこの当時としては斬新なアイディアだっただろう。中世ヨーロッパの不気味な古城を舞台に、魔物やアンデッドなどと戦いを繰り広げるというホラー的な作風もまた、当時のユーザーに新鮮な感覚を与えたと思われる。
今作は、基本的にはオーソドックスなサイドビュータイプのアクションである。これに武器がムチであるという要素が絡んでいる。このムチは前方へと伸ばして攻撃するものであり、アイテムを取得することで三段階まで強化することができる。ムチはリーチがあるので、このリーチを活かした戦い方をすることが攻略のポイントとなるわけだ。
またサブウェポンというものも存在する。サブウェポンは全部で五種類存在し、ゲーム中に手に入るハートの数だけ使用することができる。
なお復刻版以外はセーブ機能が搭載されているので、ゲームオーバー時にセーブをすることで、そのステージから再開することもできる。
物語そのものは、人類の破滅を目論む魔王ドラキュラを、主人公の青年シモンが打ち倒すという単純なものであるが、背景となっている世界設定はこだわったものとなっている。
グラフィックは当時としてはなかなか高品質で、ドラキュラ城の不気味な雰囲気も見事に表現されている。
音楽も良いものが揃っており、後々まで受け継がれているものも多い。
難易度は最初でありながらシリーズでも屈指の高難易度を誇る。特に後半3ステージのボスがかなり手強いだろう。ただ高いながらもそのゲームバランスはよく考えられたものであり、非常に優れたものとなっている。
独特の世界観や高品質なグラフィックと音楽、そして優れたゲーム性が高く評価されている今作は、コナミを代表する作品の一つであると言えるだろう。