| ジャンル | FPS |
|---|---|
| 機種 | Windows |
| 開発 | Infinity Ward |
| 発売 |
北米:Activision 日本:メディアクエスト |
| メディア | CD-ROM(2枚組み) |
| 発売日 |
北米:2003年10月29日 日本:2003年12月18日 |
ストーリー
1944年6月5日、アメリカ陸軍第101空挺師団のマーティン二等兵は、翌日に決行されるノルマンディー上陸作戦を支援するための空挺作戦に参加、戦車の破壊などの任務を遂行していくこととなる。
1944年6月6日、イギリス陸軍第6空挺師団のエヴァンス軍曹は、ノルマンディー上陸作戦の東側面を制圧し、ドイツ軍の反抗を阻止するためのトンガ作戦に参加、ペガサスブリッジの攻防戦などに携わる。
1942年9月18日、民間人であったアレクセイ二等兵は、スターリングラードの攻防戦に無理やり参加させられる。始めは武器も持たされなかったが、激しい戦いの中で狙撃手としての才能を開花させ、パブロフの家の攻防戦などのスターリングラードでの戦いを生き抜いていく。
レビュー
第二次世界大戦を題材にした大作FPSである「Medal of Honor: Allied Assault」を製作した、2015のメンバーの一部が独立して興した、Infinity
Wardの第一弾として製作されたのが今作『Call of Duty』である。第二次大戦の戦場の臨場感と迫力を見事に表現しながら、ゲームとしてはあくまでオーソドックスな一人で多数の敵を相手にするタイプの作品であったMedal
of Honorに対し、今作は集団の中の個人として戦うということをコンセプトに作り出された作品である。
今作は基本的なFPSの要素は全て踏襲しており、覗き込みや伏せ姿勢なども可能となっている。また武器は、ライフルなどの中型以上の武器は一度に2種類しか持ち歩くことができないので、何を持っていくかの選択が重要となってくる。なおハンドガン系の武器と手榴弾は、それとは別にそれぞれ持ち歩くことができる。
また今作には、ADSモードというものが存在する。これは銃で敵を狙う姿勢を採ることができるシステムで、今作では重要な要素となってくる。ADSモード中は命中率が上がるが、反面動きがやや鈍くなる。そのため、どのタイミングでADSモードを利用していくかが重要なポイントとなってくるのだ。
なお接近戦において、銃で相手を殴ることもできる。
今作は、前述の通り集団の中の個人というのを意識して創られた作品なので、仲間と共に戦う場面が多い。この仲間のAIはそこそこの出来だが、仲間がいなければ戦えないというわけではなく、ノーマルくらいの難易度ならわりと一人でもなんとかなってしまう場合が多い。とはいえ、仲間がいれば有利に戦えることには違いないし、難易度が上がってくると仲間の存在がかなり重要になってくるので、仲間の存在をどう利用するかも攻略のポイントとなってくる。
今作のストーリーは、Medal of Honor: Allied Assault同様に一貫したストーリーがあるわけではなく、個別に分かれたシナリオを順番にこなしていくことになるが、今作では3つの国のそれぞれの兵士の話が別々に展開されるという特徴がある。内訳はアメリカ、イギリス、ソ連の3ヶ国になるが、ソ連の兵士が主人公というのは当時としては珍しく、そのうえソ連の場合主人公は最初民間人として戦争に参加するという話であり、非常に独特のものとなっている。
なお、3つの国のシナリオが全て終了すると、3つの国の兵士がそれぞれに1つずつ任務を行う最後のシナリオとなり、物語の一応の締めとなる。
グラフィックは「Medal of Honor: Allied Assault」をさらに進化させたものとなっているが、グラフィックそのものの質だけでなく、集団での戦いということで、一度に数多くの兵士が入り乱れて戦う場面があり、臨場感はさらに高まったといえるだろう。
音楽と効果音もレベルが高く、特に効果音に関しては、高い評価を得ていた「Medal of Honor: Allied Assault」のものをさらにグレードアップさせたものとなっており、非常に高品質なものに仕上がっている。
難易度は全体的に高すぎず低すぎずといったところで、プレイしやすいレベルである。
Medal of Honorで培われた様々なものをより発展・強化した今作は、非常に優秀な出来栄えの作品であると言えるだろう。