Red King/赤の王
ハートの女王に忠誠を誓う赤いチェスの王。赤いチェスの軍勢を率いて白の王の軍勢を倒そうとしている。
Alice/アリス
この作品の主人公であり、童話「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」の主人公でもある。空想の世界に思いを馳せることが大好きで、そんなアリスの心がアリスの中に不思議の国というワンダーランドを生み出した。
だが7歳の時、火事によって両親を失ったこと、自分が一番火元の近くにいたにも関わらず火事に気がつかず夢の世界に入り浸っていたこと、そしてそんな自分が一人生き残ってしまったことから発した激しい罪悪感と喪失感、そして自責の念から精神崩壊を起こし、同時に不思議の国をも崩壊させ、不思議の国を赤の女王が支配する邪悪な世界へと変貌させてしまう。白ウサギやチェシャ猫に導かれ、アリスは不思議の国を取り戻し、ひいては自分自身を取り戻すための戦いの旅に出ることとなる。
ちなみにアリスは金髪というイメージが定着しているが、アリスのモデルとなった少女アリス・リデルは本来黒髪なので、実は今作のように黒髪の方が正しいアリスの姿なのかも知れない。
| CV | 小林優子 |
|---|
Caterpillar/イモムシ
いつも水パイプをくわえているイモムシ。知識人で、アリスがこれからどうするべきなのかを教える。常に落ち着いた口調で、謎かけのようなことを多く言う。
| CV | 坂東尚樹 |
|---|
Bill McGill/ビル・マクギル
公爵夫人の召使であるトカゲで、通称ラリー。公爵夫人のことを嫌っているので、アリスに協力する。極度の面倒くさがりで、金に対する執着が強い。
Kitty/キティ
「鏡の国のアリス」に登場するアリスの飼っている黒猫。今作のオープニングに登場する黒猫はこの猫のことだろう。
Gryphon/グリフォン
帽子屋に捕らわれていた、鷲の頭とライオンの身体を持つ翼が生えた者。正義感が強く、アリスに助けられた後は自ら仲間をかき集め、女王の軍隊に立ち向かおうとする。また自身はジャバウォックとも対決する。
| CV | 中村秀利 |
|---|
Gnome Elder/トロール・エルダー
パンデモニウムの奥で暮らしているパイプを吹かしてばかりいる老人。女王の支配から逃れるために鉱山の奥深くで暮らしていたが、アリスの登場により仲間と団結して立ち上がろうとする。
Duchess/公爵夫人
どんなものでも食べてしまう恐るべき食欲と強靭な胃袋を併せ持つ女。海亀を食べようとした時に甲羅を奪い取っていった。ハートの女王に命を狙われており、自分の屋敷に引きこもっていた。ものすごい不細工な顔をしている。
侯爵夫人は胡椒とブタ爆弾を武器としているが、胡椒は原作の「不思議の国のアリス」で、やたらとスープに胡椒を使うコックを雇っていたエピソードから来ているのだろう。
| CV | 滝沢久美子 |
|---|
March Hare/三月ウサギ
帽子屋に捕らわれて実験台にされているウサギだが、自分の置かれている状況がまるで分かっていない。やけに早口。
| CV | 坂東尚樹 |
|---|
Jabberwock/ジャバウォック
女王の側近にして、最強の魔獣。細い身体と手足に、ボロボロの翼を持つその姿からは想像もできないほどの力を持ち、打ち勝つにはジャバウォック自身の目玉を装着した杖で無ければならないとされている。
White Rabbit/白ウサギ
チョッキを着た白いウサギ。相変わらず懐中時計を手に時間ばかりを気にしている。アリスを行くべき場所に導こうとしているが、あまりのあわてぶりのため後続のアリスを気にも留めない行動ばかりを取る。ラッパを吹くのが得意。
アリスが病室で持っているウサギのぬいぐるみは、火事の時に焼け残ったものであり、アリスが幼少の頃より持っていたものである。それ故に白ウサギがアリスを不思議の国へと導くこととなる。
| CV | 中村秀利 |
|---|
White King/白の王
ハートの女王に抵抗している白いチェスの王。アリスに協力的だが、現実主義者ではっきりした事しか言わない。
| CV | 中村秀利 |
|---|
White Queen/白の女王
白の王の后。赤の王の軍勢に捕らえられ、処刑されてしまう。
Cheshire Cat/チェシャ猫
口が横に長く伸びており、ニヤニヤと嫌らしい笑いをする猫。かつては結構太っていたのだが、不思議の国の崩壊に伴い拒食症となって痩せていき、今ではガリガリの骨と皮だけになっている。神出鬼没で、自分の姿を自在に消すことが可能。アリスの指南役であり、利口で抜け目がなく用心深い。
チェシャ猫の姿は、ラトレッジ精神病院にアリスが搬送される時、担架の上のアリスに飛び乗ったやせ細った猫の姿に影響されて生み出されたのだと思われる。
| CV | 大友龍三郎 |
|---|
Tweedledum/トゥイードゥル・ダム
鏡の国で待ち構えている女王の手下で、異様なまでに太っている。双子のトゥイードゥル・ディーと常に一緒におり、臭い息を吐きながらアリスに嫌味を言ってくる。
トゥイードゥル・ダム自体は「鏡の国のアリス」に登場するが、今作のトゥイードゥル・ダムは双子であるラトレッジ精神病院の理事長の甥っ子である雑役夫の姿や性格の影響を強く受けているものと思われる。
Tweedledee/トゥイードゥル・ディー
鏡の国で待ち構えている女王の手下で、双子の弟であるトゥイードゥル・ダムと比べると大きい。やはり臭い息を吐きながらアリスに嫌味を言ってくる。
トゥイードゥル・ディーもトゥイードゥル・ダム同様、双子であるラトレッジ精神病院の理事長の甥っ子である雑役夫の姿や性格の影響を強く受けているものと思われる。
Mock Turtle/ニセ海亀
頭が牛で身体が亀の海亀だが、海には住んでいないのでニセ海亀。ニセ海亀を食べようとした公爵夫人に甲羅を取られてしまったので、アリスに取り返して欲しいと頼む。気が弱く臆病だが、義理堅い。
ニセ海亀は自分がスープにされそうだったと泣きながら訴えてくるが、そもそもニセ海亀はモック・タートル・スープという海亀のスープに似せて子牛で作る料理からイメージされたものである。またニセ海亀自身も「不思議の国のアリス」で「海亀スープ」という歌を歌うなど、つくづくスープに縁のある奴である。
Dormouse/眠りネズミ
三月ウサギ同様に帽子屋に捕らわれて実験台にされているネズミ。寝てるんだか起きているんだかよく分からない喋り方で、帽子屋がお茶会に呼んでくれないと文句を言っている。
Queen of Hearts/ハートの女王
不思議の国を支配している絶対権力者。自らに付き従うトランプ兵を使い不思議の国の住人達を奴隷として扱っている。抵抗する白の王の軍隊と戦いを繰り広げてもいる。女王の暴虐は不思議の国を荒廃に追い込んだが、実は女王の実態はアリスの中にある罪悪感そのものであり、アリスの負の側面である。ちなみにハートの女王は赤の女王と呼ばれることもある。
今作では「不思議の国のアリス」に登場するハートの女王と、「鏡の国のアリス」に出てくる赤の女王(こちらはチェスの赤を意味する)が合わさったような役割を負っている。だが「鏡の国のアリス」の結末でアリスが女王になっていることと、今作における赤の女王がアリスの負の側面であることから、三人の女王の役割を一手に引き受ける存在である。
| CV | 滝沢久美子 |
|---|
Humpty Dumpty/ハンプティ・ダンプティ
ずんぐりむっくりの巨大なたまご男。タバコを吸っており、ものすごく不機嫌そうである。
Mad Hatter/帽子屋
ハートの女王の忠実な下部。時間のことを気にしすぎたために正気を失い、今では捕らえてきた動物や人間を使って実験ばかりをやっている。背が高いがかなり痩せており、異様に長い帽子をかぶっている。なお人間の姿をしてはいるが、その身体はカラクリ人形のようである。
扉の要塞や学校にはこの帽子屋の彫像がある。
アリスが帽子屋と対決する時、帽子屋を呼び出すときに必要な時間が6時というのは、「不思議の国のアリス」で帽子屋が話す、女王に壊されそうになって6時しか指さなくなった時計の話から来ているのだろう。
Voracious Centipede/ムカデ将軍
菌糸類の森などを縄張りとする軍隊アリを束ねるムカデの将軍。ろくに隊列もできない名前ばかりの軍隊アリたちをしょっちゅう叱りつけている。ハートの女王の手下である。