| ジャンル | アクション |
|---|---|
| 機種 | SFC |
| 開発 | クインテット |
| 発売 | エニックス |
| メディア | ROMカートリッジ |
| 発売日 | 1993年10月29日 |
ストーリー
はるかなる昔、天空における神と魔王サタンとの戦いは、神の勝利で幕を閉じた。だが倒された魔王サタンの身体は砕け散り、七つの破片となって世界のあちこちに落下し、それぞれの場所で新たな悪魔が生まれ、それらは神を打倒する機会を窺うために地中深くに潜むこととなった。
それから数千年の時が流れ、長すぎた平和の時代は、人々の心に様々な悪徳を蔓延らせることとなった。その悪徳を糧として、悪魔たちは、かつて神と戦ったとき以上の力を身につけ、神の打倒と魔王サタンの復活のために動き始めることとなる。悪魔たちの動きを察知した神は、今度こそ悪魔たちを完全に滅ぼし、魔王サタンの復活を阻止するため、再び地上へと戦いに赴くこととなる。
レビュー
アクションとシミュレーションを融合させたことで人気を博したアクトレイザーの続編が今作『アクトレイザー2 ~沈黙への聖戦~』である。今作は大胆にもシミュレーション部分を取っ払い、アクションのみとしている。ただ前作がアクションよりもシミュレーションの方が人気があったことと、肝心のアクションのボリュームが前作と同じくらいだったことから、今作は前作ほどの人気は出なかった。
まず今作は前作にあったシミュレーションパートが完全になくなっている。一応その名残として、天空城で地域を移動して街の様子を見たり、魔物の住む場所に乗り込んだりといった要素があり、攻略順序はある程度自由となっている。
アクションパートの操作感覚はかなり変わっている。今作では盾と翼という大きな要素がある。まず盾だが、これは構えることで敵の飛び道具を防げるものだ。盾は動いたり攻撃していない時に構えることとなり、何もしなければ正面からの攻撃を防ぎ、上キーで上からの攻撃を防ぐこともできる。今作は前作に比べると力押しでなんとかなる場面が少なく、この盾をいかに有効に使うかが攻略のポイントとなる。
翼は、ジャンプ後にもう一度ジャンプすることができ、これから滑空につなぐことができる。滑空を使えば遠くの足場へと飛び移ることができる。滑空中も攻撃をすることができ、ここから強力な急降下攻撃につなぐことも可能。滑空ではなく、ゆっくりと降下する動作もできる。この翼によるアクションも当然攻略に必要だが、滑空での着地ではやや地面を滑ってしまうので、敵に攻撃されたり、足を滑らせる恐れがあるため、滑空を解除するタイミングも重要となってくる。
剣によるアクションも変更されており、通常の水平斬りと斜め上への攻撃、そしてジャンプからの下突きとなっている。
魔法はAボタン押しっぱなしで溜めてから発動するのだが、その時の姿勢や行動で発動される魔法は異なる。
今作は全体的に動きが遅くなっており、的確なアクションを使わないと切り抜けられない場面が多い。力押しでもなんとかなる場面が多かった前作に比べると、よりアクションの腕前が要求されるようになっているわけだ。
ストーリーは、前作との直接の関連性は無い。はるかなる昔に倒された魔王サタン復活を企む悪魔たちに、神が戦いを挑むというものである。また今作のストーリーでは、人間は最初から地上で繁栄している。だが、行き過ぎた繁栄から来る堕落が悪魔たちに力を与えてしまっているということになっている。
グラフィックは、全体的に前作の水準をやや進歩させたレベルである。
音楽は今作も古代祐三氏が担当しており、前作同様に非常に質の高いものに仕上がっている。
難易度は前作よりも高い。また前作に比べると、より覚えゲー的な要素が強くなったとも言えるだろう。
アクションとシミュレーションの融合というコンセプトが話題を生んだ前作に比べると、確かに普通のアクションゲームである今作は物足りない印象はある。とはいえ純粋なアクションゲームとしてみればわりと良くできた作品といえるだろう。