上の写真は、 江戸時代に櫛問屋を営んでいた「中村邸」で、内部を資料館にして一般公開していますが、入口には、”会合出席のため閉館”の張り紙が!
残念!
上の写真は、私の本日の宿である「民宿しまだ」です。
「民宿しまだ」の女将さんの話だと、200年くらい前の建物だそうで、天井が高く、写真の様に吹き抜けになっていて、大変趣のある旅館です。
実は、前日に、楽天トラベルのインターネットで、今晩の宿を検索したのですが、全て”2名以上の宿泊”となっており、一人旅の私には、全く役にたちませんでした・・・
そこで、島崎藤村の「夜明け前」の一節の下記の台詞が頭をよぎりました・・・
”独り旅のものは宿屋でも断られるぜ。”と父は半蔵に注意した。
仕方なく、ブログで「奈良井宿 一人 宿泊」で探したところ、同じ一人旅の人が、「民宿しまだ」は良かった、と書いていたので、直ぐに電話予約しました。
(1泊2食付で8,000円)
写真を撮り忘れましたが、夕食は、すき焼き鍋を中心に、川魚塩焼や、キノコなどの山の幸が沢山で、非常に美味しかったです。
また、今日、宿の御主人が近くの山で採ってきたというマツタケを、別料金で、注文しました。(2,000円)
久しぶりに、マツタケをお腹いっぱい食べました!
芳しい香り〜!
すごく贅沢な食事に大満足!
平日ということもあって、宿泊客は、私の他に、中山道を一人旅しているという横浜のKさんだけでした。
夕食の時間は、Kさんに、気さくで親切な女将さんも加わり、3人で、街道歩き談話に花が咲き、大いに盛り上がりました。
先般の集中豪雨の影響が心配だったので、女将さんに状況を聞いたところ、大きな被害を受けたのは、このだいぶ先の南木曽地方で、この辺りは、もう大丈夫との事でした。
私のもう一つの心配は、熊の出没だったので、これについても、現状を聞いたところ、先週、熊の親子が贄川駅周辺を散歩しているのが目撃されたそうです・・
怖っ!・・・
”この辺は、サルと熊は普通に生息しているんですよ。”
”いや、サルはいいけど、熊はちょっと・・・”
”熊に遭遇したという話はよく聞きますが、襲われたという話は聞いたことがありませんから。”
”ホッ・・・”
Kさんは、膝を痛め杖をつきながら歩いているとのことでした。
そこで、私が、東海道歩きで痛めた膝を完全に治した”特効薬”のサントリー”グルコサミン&コンドロイチン”をお薦めしておきました。
夕食後は、夜の奈良井宿へ散策に出掛けました。
旅籠の行燈がだけが、街道をぼんやりと照らし、夜の奈良井宿は、しーんと静まり返えって、完全に江戸時代の雰囲気です。
奈良井宿は、標高900メートルということで、夜になると寒いです。
昼間に寄った「木曽の大橋」へ行ってみます。
夜間のライトアップが幻想的で、見事!
見ごたえがあります。
英泉の浮世絵は、「奈良井宿」と題してはいますが、実際には、鳥居峠の「峰の茶屋」を描いています。
この茶屋を奈良井宿名物の「お六櫛」を売る店に不自然に仕立ててしまい、更に、峠の頂上からしか見えない御嶽山をここの背景に持ってきて、強引に絵を構成しています。
ちなみに、私が奈良井に泊まったのは、御嶽山の噴火のちょうど1週間前でした。
店では、女房が客にお六櫛を売っており、その奥の部屋では、主人がお六櫛を作成しています。
店の前の道では、荷物を下ろした人足が汗を拭いています。 |
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