本文へジャンプ
多摩川を歩く(その90)奥多摩むかし道B:定員2名の「道所吊橋」 2023.11.4


          

(定員2名の「道所(どうどころ)吊橋」:腐った床板の隙間から谷底が見えます!




泊まっていた上の写真の「山小屋 A-yard」で、朝食用に持ち帰った餃子を食べてから、JR御嶽駅へ向かいます。


(JR御嶽駅)


JR御嶽駅から青梅線に乗って終点の「奥多摩駅」で下ります。

 

駅前のバス停から路線バスに乗って、昨日のゴールの「境橋のバス停」で下ります。
 
 
境橋の上からの早朝の紅葉の絶景です! 
 


バス停から「青梅街道」を歩いて「白髭トンネル」を抜けます。


「いろは楓(かえで)」の手前で、「青梅街道」の白いガードレール(上の写真の中央右側)の切れ目から、下の歩道の「奥多摩むかし道」に下ります。
 
 
「奥多摩むかし道」を歩いて行きます。
 
   
 
少し歩くと、「いろは楓(かえで)」の説明版がありました。 
 

その説明版によると、いろは楓は、樹齢200年の巨樹3本で、この周辺は紅葉スポットだそうです。 
 
 
 
更に「奥多摩むかし道」を歩いて行きます。
 
 
 
 
 
この急斜面の崖の上に5軒の家があるのでしょうか?
 
上の写真の様に、名札が5枚下がっています。
 
 
 
 
 
地元のおばさんとすれ違ったときに、「この辺りは蜂が多いから注意してくださいね。」と言われました。
 
そのおばさんの指さす先を見たら、上の写真の大きなハチの巣がありました!
 
 
 
 
 
 
暫く歩くと、明治時代に建てられたという「惣岳(そうたけ)の不動尊」の鳥居がありました。

 
 
(むかし道 惣岳 観光トイレ)
 
 
 
 
この辺りの多摩川沿いの渓谷は、「惣岳(そうたけ)渓谷」という名称みたいです。
 
 
 
 
 
 
更に進むと、「しだくら橋」の吊り橋がありました。
 
 
説明版によると、吊り橋の前は、巨岩から巨岩をつなぐ様に、直径20センチほどの杉丸太を4、5本ずつ藤葛(ふじかずら)で結んで架橋していたそうです。
 
怖い〜!

 

「橋の上に2人以上で乗らないでください」との注意書きがあります!
 
 
橋の上を歩くと、思った以上に大きく揺れて木がきしむ音がします・・
 
 
下の景色を眺めると目眩いがします!
 


怖くなって途中で引き返します。
 
 
「しだくら橋」を途中で引き返して更に進みます。
 
 
 
説明版によると、写真上部の2つの小さな石(赤丸印)が「縁結び地蔵尊」だそうです。
 
 
(縁結び地蔵尊)
 
 
 
 
 
 

説明版によると、上の写真の水がちょろちょろ流れている所は「馬の水飲み場」だったそうです。 
 
 
 
更に進むと、道の脇には、上の写真の「牛頭観音」がありました。
 
よく見ると、確かに観音様の頭に牛頭が乗っかっています。
 
荷物を運ぶのには、馬だけでなく牛も使われたので、牛頭観音が造られました。
 
 
 
 
 
 
上の写真の「虫歯地蔵尊」のお地蔵さんがありました。
 

昔は歯医者さんがなかったから、こうやってお祈りしたんでしょうね。
 
 
 
 
上の写真は、「川合玉堂」の歌碑です。
 
 ”山の上のはなれ  小むらの名を聞かむ  やがてわが世を  ここにへぬべく”
 
(句意:人里離れた山の上で息をひそめるように生活しているあの集落は、何というところだろう。
 
    私もいつか、きっと、あのような場所で余生を送りたいものだ。)
 
 
    
 


更に進むと、2本目の吊り橋の「道所(どうどころ)吊橋」がありました。
 


ここの看板にも、「2人以上は渡らないこと」の注意書きが・・・
 
 
 

吊り橋を渡り始めると、前の吊り橋よりも更に恐怖に襲われました!
 


大きく揺れるし、足元には何か所も大きな穴が空いてて、木と木の間の腐った床板の隙間から、谷底が見えます!!
 
 


途中で足がすくんで身体が固まってしまいました・・・
 
吊り橋の途中からゆっくりと引き返します・・・
 
 
「道所吊橋」をあとにして、更に「奥多摩むかし道」を歩いて行きます。
 
 
 
 
 
 
 
多摩川を歩く・奥多摩むかし道:しだらく橋
 
 
多摩川を歩く・奥多摩むかし道:道所橋