(多摩川の堤防沿いにある「湯楽の里」温泉の露天風呂:温泉のパンフレットから)
前回は、東京側から石田大橋を渡って、対岸の神奈川側の「土方歳三資料館」へ行きましたが、残念ながら閉館中でした・・・
資料館は諦めて、今回は、神奈川側から再び石田大橋を渡って東京側に戻ります。
多摩川の土手を歩いていると、土手の下の写真の「ゆ」の看板に気づきました?
土手を下りてみると、「国立(くにたち)天然温泉・湯楽(ゆら)の里」とあります。
日帰り温泉で、露天風呂もある天然温泉みたいです。
楽しみにしていた土方歳三資料館が閉館だったのでで、どっと疲れがでました。
予定を変更して、ここでひと風呂浴びて食事をして、気分を一新してから頑張って歩き続けたいと思います。
(入浴料:950円)
(露天風呂:温泉のパンフレットから)
(高濃度炭酸泉:温泉のパンフレットから)
ひと風呂浴びたら、これまで疲れがとれたので、食事処へ行きます。
食事処で、多摩川の土手を走るサイクリング車を眺めながら、天ぷらそばを食べます。
(天ぷらそば:1,300円)
(食事処:黄色四角印、露天風呂:赤色四角印)
中央高速の多摩川橋梁の下をくぐります。
昭和41年の竣工で、長さは428メートルです。
やがて、堤防の上の道は行き止まりになり、ここから先は、上の写真の様に、河川管理用の専用道路で立ち入り禁止です。
サイクリングロードも、ここから先へは右折する様にとの矢印が出ています。
仕方なく、矢印に従って右折して、上の写真のずっと左側の奥に堤防を見ながら歩きます。
やがて、その道は、狭くて曲がりくねった一般道に合流してしまいました・・・
堤防の上の道を歩きたかったのに、道に迷ってしまったのかなあ〜?
住宅地の中の道になってしまったみたいです。
道の脇の説明版をよく読むと、この道は、青柳崖線(注)の上の道です。
多摩川沿いに歩くためには、この青柳崖線の上を歩くしかないみたいです。
(注)崖線:多摩川の侵食で出来た連なった崖地。
上の写真は、「緑川排水樋門」で、「緑川」の水を多摩川へ流しています。
更に歩いていると、突然、「府中用水取入口」の説明版が出てきました!
説明版によると、江戸時代、ここから灌漑用水(府中用水)として多摩川から水を取り入れました。
現在の取水口は、大正期に造られ未だ現役で、農繁期を中心に稼働しています。
(足元の急な崖の下に微かに見える府中用水の取入口)
府中用水は、ここから多摩川が削った青柳崖線の下を縫うように流れ、調布市の国領町で多摩川に注いでいます。
この辺りは、多摩川から「府中用水」を取水したり、「緑川」や少し先の「根川」が多摩川に合流したりと、水の流れが複雑に入り組んでいます。
上の写真は、ここ「青柳崖線」の上から「多摩川」を見下ろしたところです。
この辺りが、「多摩川」と「青柳崖線」が最も近い距離にある場所です。
眼下に真新しい多摩川の土手(赤色)が見えますが人影はありません・・・
(多摩川の土手:赤色枠、日野橋:水色枠)
更に歩くと、写真の「貝殻坂」の標識がありました。
この貝殻坂は、多摩川の侵食によってつくられた「青柳段丘」の崖の端にあります。
大昔はここは海だったため、貝殻がたくさん出てくることが名前の由来だそうです。
貝殻坂の先は、写真の「根川 貝殻坂橋」です。
ここが東京側の国立市と立川市の境です。
写真は、「貝殻坂橋」の上から見た「根川」です。
下の写真の様に、「根川」は、この先で多摩川の堤防の下を貫通して、多摩川に合流します。
後方に白く見える金属の柵は、「根川排水樋門」の上の部分です。(赤枠印)
根川は、この樋門のゲートを潜り抜けて多摩川に合流します。
上の写真の「根川排水樋門」の前の堤防の上の道に行ってみます。
先ほど、「青柳崖線」の上から見下ろした真新しい工事中の堤防の上の道です。
直ぐに「行き止まり」です!
ここは段丘崖の縁なので、ここから先は、多分、段丘崖が堤防の役割を果たすから堤防は不要なのでしょう。
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