蕨市に入ってくると間もなく、国道17号沿いに、写真の中山道蕨宿の木戸が見え、この木戸の下を入る細い道が旧中山道です。
(蕨宿の入口の木戸のモニュメント)
蕨宿に入ると、歩道には中山道の浮世絵タイルが貼られて、よく整備されており、”蕨宿400年”のノボリがはためき、車も少なく歩き易いです。
(蕨宿の古い家)
・歴史民俗資料館
蕨宿の真ん中辺りに、下の写真の本陣資料館(無料)があります。
大したことは無いだろうと思い、あまり期待せずに入ってみます。
が、資料館の中は、宿場模型、人形による旅籠屋の再現、旅の携帯用品など展示資料が非常に充実していて感激です!
皇女和宮や明治天皇の休息場所としても使われた「上段の間」も再現されています。
(上段の間)
(大名の食事)
へ〜!
大名の食事って、意外と質素なんですね〜!
毎日、贅沢な食事をしていると思ってたけど・・
(歴史民俗資料館の隣の本陣跡)
・三学院(金亀山極楽寺)
江戸時代からの老舗だという煎餅屋「萬寿屋」の脇の小道が三学院への参道です。
割と新しい感じの余りにも立派なお寺に驚きです!
今どきこんなに立派なお寺を建てられるなんて、余程お金持ちのお寺なんでしょうね。
本尊の十一面観音菩薩は、平安中期の作とあります。
・子育て地蔵
三学院の前に、江戸時代に建てられた子育て地蔵があります。
地元のおばさん達でしょうか、次々に、入れ替わりに訪れて、熱心にお参りする人が絶えません。
(ふれあい広場の時の鐘のモニュメント)
(辻の一里塚)
・焼米坂
焼米坂を登り切った南浦和小学校の前に写真の「焼米坂」の碑が建っています。
碑に書かれた説明によると、この辺りには、「焼米(米を焼いた保存食でお湯に浸して食べる)」を売る店が多かったからだそうです。
・調(つき)神社
ここの神社は、普通の神社に見られる「狛犬(こまいぬ)」ではなく、非常に珍しい「狛”兎”」です!
(写真は、調神社の兎の幸運の霊水)
神社の名前「調」の読み方は、”ちょう”ではなく”つき”です。
うん〜?
読めません。
”狛兎”の前で、色々な角度から写真を撮っていると、出張のサラリーマン風の人が寄って来て、
”兎ですか?珍しいですね。
神社の名前は何と読むんですか?”
など、色々と質問してきました。
地元の歴史研究家と間違えられたのでしょうか?
(調神社の横にある「日蓮上人の駒つなぎ」の碑)
蕨宿から浦和宿まで約5キロです。 |
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