綾瀬ふるさと検定2024 解説
文化
問42 ②ささら踊り
ささら踊りは、旧相模国で江戸時代に流行した七夕踊り・小町踊りの流れをくむ女性だけの盆踊りで、短冊形の竹をひもでつないだ「ささら」を使いながら踊ります。
ささらの音が雨を呼ぶカエルの鳴き声に似ていることから、農耕祈願の踊りとも言われています。
２００８（平成２０）年に県指定無形民俗文化財に選ばれ、貴重な芸能とされています。
問43 ③河童
目久尻川の名前の由来にはいくつかの説があります。
一説には、この川が座間市栗原にあった寒川神社の御厨（みくりや）のあたりから流れてくるために、下流で「御厨尻川」と呼び、それが転じて「目久尻川」となったという説です。
一方、昔この川に河童が住み着いて悪さをしていたため、地元の人々はこの河童を捕らえて目を穿り（くじり＝抉り）取ってしまった、という出来事から、この川は「目穿川」と呼ばれるようになり、それが転じて「目久尻川」となったという説です。
この伝承にちなんで、綾瀬市小園にある小園橋の脇には、寝そべってひなたぼっこする河童の像があります。
問44 ③綾北マーキュリーウィンズ
綾北マーキュリーウインズは２０００年からマーチングバンドとして本格的に始動。２００３年全国大会初出場、２００７年に初の日本一に輝き、その後、前人未踏の全国３連覇を達成しました。２０１３年から４年間連続で金賞を受賞。２０２２年で２０年連続全国大会出場を続けています。そして２０２２年１２月には３年ぶりの最優秀賞を受賞しました。大会出場の他にも地域のイベントに出演したり、定期演奏会を開催したり、さまざまな活動を行っています。
問45 ②落合
綾瀬市には鉄道の駅はありませんが、東海道新幹線が走っています。実は新幹線の歴史の中で少しだけ綾瀬市が主役を張っていた時期がありました。新幹線開業前の１９６２年から１９６４年までの２年間、綾瀬市と小田原市鴨宮間（３２㎞）の線路の上で走行実験が繰り返されていました。綾瀬市側の工事関係者が出入りするプラットホームが落合地区にあったのです。そして１９６３年３月に時速２５６㎞という当時の最高速度記録を樹立しました。鴨宮駅には、“新幹線発祥の地”という碑がありますが、実は綾瀬市も新幹線発祥の地なのです。
問46 ④B-MAX Racing Team
深谷中にある屛風浦工業株式会社のレース事業部として発足したレーシングチーム「B-MAX Racing Team」は２０１７年から本大会に参戦してきました。そして２０２２年４月２３日～２４日に三重県の鈴鹿サーキットで開催された、国内自動車レースの最高峰「全日本スーパーフォーミュラ選手権第３戦」で初優勝を飾りました。同選手権とは、日本だけでなく、アジア圏で最高峰に位置する自動車（フォーミュラカー）レースの選手権です。自動車産業が多い綾瀬市とも非常に親和性が高く、ものづくりに加え、レースの魅力も伝えていけたらばと期待されています。
問47 ②北の台中学校
学生時代を綾瀬市で過ごしたさかなクンの半生を描いた初の自叙伝「さかなクンの一魚一会～まいにち夢中な人生！～」（講談社刊）。その映画「さかなのこ」の撮影がさかなクンの出身校である北の台小学校・北の台中学校でも行われました。映画を活用したロケツーリズムの取り組みとして、本映画の公開（２０２２（令和４年）９月）に併せ、市役所でパネル展が開催されました。パネル展初日にはさかなクン本人も来庁され市民と楽しく触れ合いました。
問48 ④わかれ坂の地蔵
市域に伝えられてきた民話や伝承は「綾瀬市史民俗調査報告書１～７」に掲載されています。代表的なものには、「えんこら坂と七人塚」「駒下駄おせん」「おいてけ堀」「玄正橋」「びわみ堂」「河童」「キツネのしかえし」などがあります。「わかれ坂の地蔵」は椿地蔵にまつわる海老名の民話です。
問49 ③SC相模原
日本プロサッカーリーグに加盟し、相模原ギオンスタジアムを本拠地とする「ＳＣ相模原」は相模原市、座間市、愛川町、綾瀬市、海老名市をホームタウンとしています。２０２１シーズンはＪ２リーグで健闘しましたが、２０２２シーズンはＪ３降格がきまりました。綾瀬スポーツ公園での練習風景も良く見られます。Ｊ２復帰できるようみんなで応援しましょう。
問50 ①万燈神輿
吉岡神明社の始まりは１１０２（康和４）年小島左衛尉源忠重が吉岡に住所を定めて神鏡霊現に依り、天照おおひるめの命、豊受姫命の二柱の神様をお祭りしたと、吉岡系図誌に記されています。１６１６（元和２）年、徳川家光の乳母春日局によって勧請されたと伝えられています。
２０１７年９月 同社の鎮座４００年記念例大祭にて、神社の境内を万燈神輿が練り歩きました。万燈神輿とは弓張り提灯をぐるっとたくさん回らせている神輿のことをいいます。神輿本体も提灯になっていて、立方体で横四面に物語などの絵が描かれており、別名”ちょうちん神輿”とも言われています。東京の墨田稲荷神社が万燈神輿発祥の地と伝えられています。