◆ 会社の休日を利用してつくった事務所の工事記録
建築場所:広島市安佐北区亀崎一丁目14番1号     用 途:1F.車庫、倉庫  2F.事務所 
工事概要:建築面積3間X3間 2階建   構造:鉄骨一部鉄筋コンクリート 壁ALC版張り  工期:H7年1月〜H7年7月  施工者:当時53歳
設計費:確認申請料¥1万2千円    
材料費:¥1百70万円  外注費:電気工事¥60万円、 外壁吹付、屋上防水、室内クロス¥30万円 合計¥260万円
税務署の査定:750万円 
主な道具:ベビーウインチと滑車Wを2個¥6万円(購入)  ゼネレータ2日間レンタル(鉄骨の溶接に使用) ※材料、工具は専門店で購入
100Vの溶接機¥3万円(サッシュ取付と手摺、鉄骨階段の組立等に使用)  インパクトドライバー¥3万円(ALC版取付に使用)
写真の01-屋上スラブ配金完了  D13-@150 W配筋  断熱材 t=50ミリ
       型枠横バタ材(鋼管48.6φ)は、解体後、階段手摺に使用 
02-ALC版 t=50ミリ 600X1800
  鉄骨:柱H250X250X9X14  梁H244X 175X7X14
  溶接棒:神鋼B10-5φ
  足場材:鋼管48.6φ解体後、手摺に使用  (布板、ブラケットは、レンタル)
03-手摺、鉄骨階段の組立等に使用(1階) 04-造作材加工、カーテンボックス加工状況
05-北面の壁  左裏が流し台(図面番号06)  右裏がトイレ(図面番号07) 06-流し台(お手洗い兼用)
                            
07-トイレ
  右上の空調機(ファンコイル):ベット工事
08-南面の壁  断熱サッシュ-強化ガラス(ペアーガラス) 額縁:なし(不要)
        
09-2F 玄関入口  (ドアーに塩ビシートを貼) 10-玄関-踏込み  下足入れ:鋼板 t=2.3ミリを加工 (天板 t=4.0 塩ビシート貼)
  上框:ステンレス t=6.0
          
11-外観  右上:ベビーウインチ取付用のタワー 12-屋上:シート防水に樹脂モルタル仕上げ( t=12ミリ 目地切 150ミリ角)
     

◇ 記 録 (概要) 参考にして下さい。

・ 土をスッコプで掘るため、余掘りが少なくて済む。 埋め戻しは川砂を使用。(砂は、乗用車で川から運ぶ)

・ 鉄骨の建て方は、搬入と同時に二人で建て込む(所要時間:2時間)15トンのレッカー車使用。

・ コンクリートは、生コンとポンプ車、セットで注文 2Fのスラブ、RFスラブに使用 2回 2X8万円=16万円  (土間コンは流し込み)

・鉄骨は加工した物を注文(鋼材店に相談すると良い)

・ 便器取付は、製品に詳しく書いた説明書に従い取付る。   ・ドアーチェック取付は、型紙を貼り孔を明けてビスで取付る。

・ 結露しないため額縁が不要  ・気密性が良いため、マージャン、銭太鼓の練習に使用した。(現在は、専用の作業場)

・ 鉄骨階段が160キロ有り、Wの滑車2個使用し、60キロ吊のベビーウインチで取付。

・ 一人でALC版(60キロ)を定位置に運ぶのが大変であった。

・ 塗料関係及びコーキングはメーカ仕様に基づき施工されたい。(メーカ仕様に注意)

・ 注意:なんでも、見積又は単価表を見て、納得の上 注文すること。

◇ 備 考
この建物は、大きな津波被害を受けると、南三陸町の防災センターと同じようになると思います。その防災センターの写真:minamisanrikutyou_bousaisennta-.jpg

◎ コンパネフォーム型枠ユニットを使用すれば、重くても20キロ程度であり、道具も少なくて済むため、東日本大震災(11・3・11)・フィリピン台風30号(13・11 ・8日)などの被災地では、コンパネフォーム型枠ユニットを使用してコンクリート住宅を建設すれば高くつくかも知れないが暇を利用して、工事すれば出費が少なくて済み、納得する住宅ができる。
 但し、コンパネフォーム型枠の製品は、これから製作業者を募集するため、製品化まで数ヶ月かかるようです。コンパネフォーム型枠が製品化すれば、その型枠の配置図を、無料で作図します。

・ コンクリート住宅の主な特徴は、剛性であり、不等沈下しないので、建具枠が変形しない。・ 主な欠点は、コンクリートの養生期間が長いため、結露対策が必要。

H25年12月25日 サイト管理者:平賀 健一