気づきの言葉四月
小さな気づきが人生を大きく変えてくれると思い、気づきのための短い言葉を作ってみた。
1日
当所すなわち極楽浄土。この身すなわち仏なり
生まれついてのものは仏心一つでござる
本当の自己はいつも満点
足りないものはない。すべて与えられている
小さな自分にも大宇宙の力と智慧と徳が備わっている
2日
すでに救われきっている
すべてを与えられきっている
すべてに守られきっている
救いとは救われていたと納得すること
寝ていても運ばれていく夜汽車かな
3日
人助け。人生いちばんの大もうけ
衆生無辺誓願度。雪を担って井戸を埋める
与えること多ければ、与えられること多し
地球は一隻の乗りあい船
勝つ者もなければ負ける者もない
4日
正師のもとで修行する。これが最高の幸せ
何ごとも手本が大事
正師を得ざれば学ばざるがごとし
三年学ばずして正師を求む
偏学の無力。偏行の盲目
5日
知足のものは富む。少欲のものは心やすらか
教えを説くは最大の施し。教えを聞くは最大のよろこび
他人の過失は目につく。自分の過失は見えない
逃げれば追いかけられる。放置すれば手遅れになる
近づいてならぬは二枚舌を使う人。他人の破滅を喜ぶ人
6日
死すべきものの命あること難し
感謝の心が新たな世界を開く
日常の一コマ一コマに喜びはある
春は花、夏ほととぎす、秋は月、冬には雪が最良の友
ありがたい。かたじけない。もったいない
7日
笑顔の人は輝いて見える
声の明るい人は輝いて見える
姿勢のいい人は輝いて見える
目標をもつ人は輝いて見える
困難に立ち向かう人は輝いて見える
8日
闇のなかで星は輝く
小さな星の光で天の川は輝く
ながく寒い冬の夜に星はひときわ美しく輝く
みんな小さな輝く星
みんな輝く希望の星
9日
歓楽尽きて哀愁多し
苦と楽は交互に来る
人生に腰を下ろす場所なし
人は弱者として生まれ、弱者となって死んでいく
みんな人生という危うい丸木橋を渡っている仲間同士
10日
ただ酒を飲むなかれ
ただで物をもらうなかれ
落ちているお金を拾うなかれ
得することばかり考えるなかれ
楽することばかり考えるなかれ
11日
野の草といえど住む場所を選ぶ
幸せを求めて泥沼に入るなかれ
海水は飲めば飲むほど喉が渇く
調子に乗れば幸運も不運になる
足るを知らぬ者はいつも貧しい
12日
人間ばかり相手にしていてはいけない
人間は自然の中でくつろぐようにできている
自然の中で新たな生き方が見つかる
ときには岩を寝床とし、松を屋根とする仙人生活
山高きが故に貴からず。低い山にも深き味わいあり
13日
心が作る恐怖からは逃れられない
想像は恐怖を増幅する
目の前に存在しないことに対する恐怖を妄想という
すべては自分の心が作り出したもの
世界は心の中に投影された影
14日
カニは甲羅に合わせて穴を掘る
クモはどこへ行っても同じ巣を作る
自分を捨てなければ真理は得られない
生きることの意味は自分の中にはない
自分のために生きる人は不幸な人
15日
出口の見えない事態におちいることもある
宙ぶらりんの状態に耐えねばならないこともある
答えがないまま過ごさなければならないこともある
答えを出してはならないこともある
なれど心はてっとり早い答えを求めている
16日
未熟者ほどうぬぼれる
恩に着せれば嫌われる
人の心をもてあそべば天罰くだる
おごれる者は久しからず
高慢は破滅への門
17日
人のことなど誰も気にしていない
スポットライトは自分に当たっていない
自分のことを気にするのは自分だけ
失敗しても堂々と。成功しても淡々と
非難されてもくよくよせず。称讃されても高ぶらず
18日
夜来風雨の声。朝には庭一面の濡れ落葉。風流とは庭掃除のことなり
ゴンベが種まきゃカラスがほじくる。三度に一度は追わずばなるまい
子を持って泣かぬ親なし。弟子を持って泣かぬ師匠なし
竜の鱗には毒虫がいて日に三度刺す
誰にでもわずらいはある
19日
大きくなればいいというものではない
岩場の松は大きくなると栄養不足で枯れる
木は茂りすぎると日陰の枝を落とす
美しい花は折られ、まっすぐな木は切られる
得意のことが続いたあとに落とし穴が待っている
20日
欲に負けるとお金がかかる
欲深ければ欲の重みで沈む
強欲は破滅への入口
必要なものは多くはない
執着しなければ心は軽い
21日
静座して心を養い、運動をして体を養う
香を焚いて静座すれば悪鬼しりぞく
眠れないときには寝禅の修行
苦悩を除きたいと苦悩する。それが本当の苦悩
相手にせず、じゃまにせず。迷いの心対策
22日
苦労を知る人に感謝あり
苦労するほどいい思い出になる
地獄の苦しみに比べれば、この世の苦しみなどものの数ではない
毎日が真剣勝負。この心構えあれば諸難退散
甘える心に魔が取りつく
23日
夢に向かって前進
ふり向かずに前進
迷ったら前進
後ろに夢はない
真剣に生きているならすでに報われている
24日
目の前の幸せに気づかない人がいる
幸せなのに不幸だと思っている人がいる
幸せなど自分には無縁と思っている人がいる
幸せをつかまえない人がいる
幸せにそっぽを向く人がいる
25日
うそはいつか明らかになる
うそつきを信用する人はいない
うそをつくと心が汚れる
聖者はうそをつかない
うそをつかない人のことばは実現する
26日
ともに歩むときは苦労を引き受ける
人にゆずって損をする。徳を積むもと
ゆずればお互いが楽
恩は順送り。ほかの人に返す
別れるときは恨みっこなしで
27日
けんか両損
立つ腹を横に寝かせてひと呼吸
怒りでことを始めない
怒りの心あれば諸事不調
怒りは万病のもと
28日
志が立たねば中途半端いい加減に終わる
道がちがえば進むほど目的地から遠ざかる
道をまちがえたら引き返す
偉くなるために修行するのではない
願心、大きければ迷いなし
29日
心に残るものが宝もの
自分が求めているものを知る
大切なことは口に出さずそっと育てる
よき人とよき人生をおくる
一枚のはがきが人を励ます
30日
忘れてならぬもの。感謝
なくしてならぬもの。信用
起こしてならぬもの。短気
持ってならぬもの。ねたみ
笑ってならぬもの。人の失敗
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