気づきの言葉二月
小さな気づきが大きく人生を変えてくれると思い、気づきのための短い言葉を作ってみた。
1日
仏教は自覚の教え
自らの心の中に真理を自覚する教え
自ら菩提心をおこし
自ら菩薩行を修し
自ら仏陀の正覚を得ることを目的とする教え
2日
正法に不思議なし。奇特なし
仏法はすべて心の説明
単純になるほど深い真理が分かる
考える苦しみは、考えて解決できることではない
考えないということは、考えて分かることではない
3日
水泳の基本は、水の抵抗を小さくすること
心の抵抗は、心をととのえると小さくなる
心を集中すると抵抗はなくなる
無心とは今ここに心を集中すること
人目を気にするとは、心の抵抗を気にすること
4日
言葉は両刃の剣
隠しても言葉に出る
心清ければ言葉も清い
誠意は言葉にあらわれる
ひとたび口から出た言葉は取り消せない
5日
言う者は知らず。知る者は言わず
知らないとは、知らないことを知らないこと
愚を自覚すれば智者。智を誇れば愚者
自分とは自己の分限。分限をわきまえる
知っていることでも話を聞けば新たな発見あり
6日
好きなことを続けていけば新たな道が開ける
遠い未来を眺めつつ目前のことに注力
失敗しただけ成功に近づく
成功した人のまねをすれば成功に近づく
競争よりも助け合い
7日
迷いを離れた人に会えば、自分の迷いが知れる
愚をわきまえれば、煩悩も菩提のたねになる
無心な人が一人いれば、まわりも無心になれる
小さな自分を捨てれば、無心が働き始める
悪夢から覚めれば、すべてが好転す
8日
にこやかな笑顔。やさしいまなざし。心のこもった言葉
オン、ニコニコ、腹立テマイゾ、ソワカ
福の神はいつもニコニコ
仏さまにお任せしていつもニコニコ
笑う門には福来たる
9日
商売で失敗しない秘訣。元手をかけない
自分を磨く秘訣。元手をかける
体はいちばん大切な味方
栄養を取らなければ頭も体もはたらかない
しっかり寝なければ頭も体もはたらかない
10日
木枯らし吹けど葉を落とさず。松の緑は冬にきわだつ
雪中に梅が薫る。苦難のとき人の真価が知れる
燃え上がる火より潜んで燃える火に注目
腐った木では家は建たない
深き水ありて大舟浮かぶ
11日
多欲の人の心は騒がしい
無欲の人の心は静か
石庭に無音の教えあり。黙して聞くべし
心機一転すれば香風万里の世界ひらく
日々これ好日。調心の功
12日
一つの怒りが身を滅ぼす
人間のできは忍耐力で知れる
よく忍を行ずるを有力の聖者という
忍の徳には持戒苦行も及ぶことなし
人のそしりを忍受できない人は道の人にあらず
13日
十で天才、十五で秀才、はたち過ぎればただの人、という人もある
七十、八十で芽が出る人もある
山高ければ花の咲くこと遅し
晩秋に一花ひらく。晩節にも吉運はめぐりくる
木の葉の散る美しさに感動することもある
14日
袖すりあうも多生の縁
みんな生まれる前からの兄弟姉妹
薫風吹くがごとく気持ちよく人と接する
日だまりのごとく暖かく人を包みこむ
来客あれば喜んで迎え入れる
15日
大事は小事からはじまる
正しく恐れ正しく備える
軽視していい人はいない
人は得意なことで失敗する
猿も木から落ちる。落ちて気がつく。おごっていたと
16日
独断的な言い方をしない
人にものを教えるような言い方をしない
自分は正しいという言い方をしない
自分は偉いという言い方をしない
自分は清廉潔白という言い方をしない
17日
明るく挨拶すると喜ばれる
すなおな心で接すると喜ばれる
謙虚にしていると喜ばれる
話を聞いてあげると喜ばれる
遠くから見守ってあげると喜ばれる
18日
気にしなければ嫌なこともなかったことになる
いい面を見れば悪いこともいいことになる
解釈を変えれば嫌な記憶もいい記憶になる
運命を受けいれれば人生を肯定できる
新たな視点から過去の問題を解決するのが現在の智恵
19日
悩みや不満は人生の付属品
浮世は憂き世。憂きことの尽きることなし
最悪のことを基準にすれば不満なし
足りないのが当たり前と思えば不足なし
生まれあわせた時所位で最善を尽くすしかなし
20日
男でもなければ女でもない
若くもなければ年寄りでもない
善人でもなければ悪人でもない
金持ちでもなければ貧乏人でもない
それが本当の自分
21日
何ごとも準備が九割
何ごとも前の晩に準備
地震は起きるまえが勝負
大事のときには姿勢を正す
気が動転したときにはゆっくりと息をはく
22日
人の悪口はうそでもおもしろい
人は見聞きしたことを大げさに言う
考えすぎて馬鹿を言うこともある
率直な言葉が人を傷つけることもある
日ごろの心がけが言葉に出る
23日
まずは自分の棚おろし
自分を知れば効率よく生きられる
にがての克服より得意を伸ばす
好きこそ最大の原動力
完ぺきである必要はない
24日
世の中にはねたみという魔物がいる
ねたみは憎しみよりも始末が悪い
ねたみは誰にでもある
人をねたんでもいいことは何もない
人のねたみを買ってもいいことは何もない
25日
当たり前のことができるありがたさ
ありがたいとは有り難いこと
裸で生まれてきたのに何不足
幸福の量は感謝の量に等しい
感謝を忘れなければこの世は極楽
26日
人を許すことで、自分を許すことを学ぶ
自分を許すことで、人を許すことを学ぶ
この世に許しを必要としない人はいない
人を許せば自分が救われる
怒りの炎から地獄の炎が生まれる
27日
つねに心の統一を楽しむ
一切の中に自己を見、自己の中に一切を見る
過去、現在、未来の一切を受けいれる
全ての対象を平等に見る
万物に敬意をはらう
28日
宝船が入港する。福使い尽くすべからず
宝船が出航する。福をゆずれば宝船はまた入港する
朝日を拝めば心身すこやか。朝日は東方薬師瑠璃光如来
夕日を拝めば心身やすらか。夕日は西方阿弥陀無量寿如来
命は無限の時間をかけて生まれてきた大宇宙の智慧の結晶
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