-零〜zero〜-

(わりと真面目な)感想

はっきりいって怖いです。それも和の恐怖がふんだんに盛り込まれたような怖さです。
発売当時はカメラを使って敵を倒すゲーム、という程度の認識しかなかったと思います。
しばらく後になって、とある漫画でゲームの内容を知り、かなり怖いらしいと聞いてためしに買ってみたのがはじまりでした。
カメラを使って霊を倒す。すごくギャップのある組み合わせですが、なぜか違和感を感じません。
カメラって心霊写真や魂を吸い取るという言い伝えもあるせいか、不思議と心霊とマッチするみたいですね。
しかもファインダーを覗くことから必然的に霊を直視しなければならないし、視界は狭くなるし、カメラはいい媒体だと思います。
あと『零』ならではの怖さというのが、プレイヤーの感性に訴えかけてくる怖さだと思います。
むしろ悪霊がいない空間で揺らめく影や不気味な声、あるいは静まり返った部屋、そういったものが想像力を刺激して恐怖を生み出すのです。
アメリカンホラーのような直接的な怖さが好きな人には、逆に怖さを感じないかもしれませんけどね。

ちなみに一番怖かった幽霊は最初の縄の巫女か目隠し鬼ですね。
なんか恨みが相当篭ってそうじゃないですか、痛そうだし(^^;


ストーリー


行方不明になった兄の消息を追って雛咲深紅は一軒の屋敷へと辿り着いた。
その屋敷は氷室邸と呼ばれ、過去に多くの不可解な事件が起こったといわれている。
不気味な空気を漂う入り口であったが深紅は意を決して足を踏み入れる。
住む人間がいなくなって久しいのか、屋敷の中は朽ち果てていた。
兄の手がかりを求めて屋敷の中を彷徨う深紅の前に兄らしき姿があらわれる。
禍々しい気配を感じながらも、兄に再会するために深紅は射影機を手に屋敷の奥へと進んでいく・・・。



キャラクター

雛咲 深紅
(ひなさき みく)
本作品の主人公。真冬の妹、霊感が強い。
行方不明になった兄を追って氷室邸へやってくる。
夜中に曰つきの幽霊屋敷に一人でやってくることといい、幽霊にも自然に対応していることといい度胸のよさは満点。
取り乱す姿ってほとんどなかったんですよね。肝が据わってます(笑
それも兄を思うが故か真冬に関するときが一番感情を表している気がします(^^;
雛咲 真冬
(ひなさき まふゆ)
深紅の兄。(唯一の肉親)
知人で行方不明の作家、高峰準星の足取りをたどって氷室邸にやってきた。
深紅には劣りますがそれなりの霊感を持っているようで、突然現れた悪霊に対しても射影機で対抗します。
射影機なしで氷室邸をうろつく度胸はある意味深紅以上。
一見クールな印象を受けますが、やさしく情にあふれた心の持ち主。
高峰 準星
(たかみね じゅんせい)
行方不明になったミステリー作家。真冬の知人であり恩人である。
氷室家の不可解な事件のことを知り、取材と称して訪れるが逆に屋敷の霊に取り殺される。
回りの人間が次々に襲われる中、なんとか屋敷の謎を解明しようと試みるが氷室神社で力尽きます。
深紅が館を訪れる原因を作った張本人ともいいます。
登場シーンは一番壮絶かも・・・・・。
平坂 巴
(ひらさか ともえ)
高峰の助手。
霊感が強いものの射影機のような除霊の手段がないために、逆に見なくていいものをいっぱい感じたであろう不幸な女性。
手帳を見る限りかなり参ってるようです。
切れ長の瞳のけっこうな美人さんですが、顔色はよくなさそうです。(余計なお世話
着物の少女の手助けで呪いをとく方法を探していたものの霧絵によって殺されてしまいます。
緒方 浩二
(おがた こうじ)
高峰の担当編集者。
高峰の取材に同行し、事件に巻き込まれる。変に興味をもたなければ死を回避できたかもしれない人物。
3人の中で最初にとり殺されます。そして深紅に襲い掛かる最初の悪霊となります。
登場シーンでは深紅に「キャアっ」と軽く驚かれるものの数秒後には射影機の練習台にされてしまいます。
縄の廊下での登場シーンは上手くカメラに収めると、なぜか笑ってしまう絵が撮れます(笑
でも、やっぱお化け相手に押入れに逃げ込むのは間違ってますよ、緒方さん(合掌
宗方 良蔵
(むなかた りょうぞう)
かつて屋敷に住んでいた民俗学者。
住む人間のいなくなった氷室邸に越してきた。
氷室家に伝わる儀式と黄泉の門に興味を持ち屋敷の調査を行う。
ことある度に深紅の前に現れて手がかりを示してくれます。
が、最後の手がかりとなった鬼の口での映像は衝撃度もトップクラスですがね・・・。
霧絵
(きりえ)
氷室家最後の縄の巫女。
儀式を成功できなかったために禍刻が起こり氷室家は滅びてしまう。
霧絵自身も悪霊となり生きた人間に次々に襲い掛かります。
その霊圧は射影機の力をも跳ね返すほど、目が見えないほど垂れ下がった前髪が怖すぎ(/_;)
深紅に恐怖を与えたほぼ唯一の霊です。