清掃時期の判定の目安

いささか古いのですが、厚生省環境整備課長通知では、清掃時期の判定の目安を次のように示しています。(覚えるのは下の表)

     環境整備課長通知(昭和61年1月13日、衛環第3号)

(ア)流入管きょ、インバート升、移流管、移流口、越流ぜき、散気装置、機械かくはん装置、流出口及び放流管きょにあっては異物などの付着が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴う異物などの引き出しの必要性が認められたとき。

(イ)スクリーンにあっては、汚物等の付着による目詰まり又は閉塞が認められ、また、砂溜り及び沈砂槽(排砂槽を含む。)にあっては、沈殿物等の堆積が認められ、かつ、それぞれ収集、運搬及び処分を伴う汚物等及び沈殿物等の引出しの必要性が認められたとき。

(ウ)多室型一次処理装置、多室型腐敗室及び沈殿分離室にあっては、スカムの底面が流入管下端開口部からおおむね10cmに達したとき又は汚泥の堆積面が流出管若しくはバッフルの下端開口部からおおむね10cmに達したとき。

(エ)二階タンク型一次処理装置にあっては、スカムの底面が沈殿室のホッパーのスロット面からおおむね10cmに達したとき、又は汚泥の堆積面がオーバーラップの下端からおおむね10cmに達したとき。

(オ)変形二階タンク型一次処理装置及び変形多室型腐敗室にあっては、スカムの底面が流入管下端開口からおおむね10cmに達したとき、又は汚泥の堆積面がオーバーラップの下端からおおむね10cmに達したとき。

(カ)沈殿分離槽、嫌気ろ床槽及び脱窒ろ床槽等第一次処理装置にあっては、流出水の浮遊物質等が著しく増加し、二次処理装置の機能に支障が生じるおそれがあると認められたとき。

(キ)散水ろ床型二次処理装置及び散水ろ床の散水装置、ろ床、ポンプ升及び分水装置にあっては、異物などの付着が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴う異物などの引出しの必要が認められたとき。

(ク)流量調整タンク又は流量調整槽、中間流量調整槽及び凝集槽にあっては、スカム等の生成が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴うスカムの引出しの必要性が認められたとき。

(ケ)平面酸化型二次処理装置の流水部にあっては、異物等の付着が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴う異物などの引出しの必要性が認められたとき。

(コ)単純ばっ気型二次処理装置にあっては、著しい濁りが認められ、かつ、流出水に著しい浮遊物質の混入が認められたとき。

(サ)地下砂ろ過型二次処理装置のろ層にあっては、目詰まり又は水位の上昇が認められたとき。

(シ)二階タンクの消化室にあっては、スカム底面が沈殿室のホッパーのスロット面からおおむね30cmに達したとき、又は堆積汚泥の堆積面がオーバーラップの下端からおおむね30cmに達したとき。
二階タンクの沈殿室にあっては、スカムの生成が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴うスカムの引出しの必要性が認められたとき。

(ス)ばっ気室にあっては、30分間汚泥沈殿率がおおむね60%に達したとき。

(セ)汚泥貯留タンクを有しない浄化槽のばっ気タンク、流路にあっては、混合液浮遊物質濃度や長時間ばっ気方式及び循環水路ばっ気方式の場合おおむね6,000mg/l、標準活性汚泥方式及び分注ばっ気方式の場合おおむね3,000mg/l、汚泥再ばっ気方式の場合、ばっ気タンクについておおむね3,000mg/l、汚泥再ばっ気タンクについておおむね10,000mg/lに達したとき。

(ソ)汚泥移送装置を有しない浄化槽の接触ばっ気室又は接触ばっ気槽にあっては、生物膜が過剰肥厚して接触材の閉塞のおそれが認められたとき、水流に乱れが認められたとき、又は当該室内液又は槽内液にはく離汚泥若しくは堆積汚泥が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴うはく離汚泥等の引出しの必要性が認められたとき。

(タ)回転板接触槽にあっては、生物膜が過剰肥厚して回転板の閉塞のおそれが認められたとき、又は当該槽内液にはく離汚泥若しくは堆積が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴うはく離汚泥等の引出しの必要性が認められたとき。

(チ)変則合併処理浄化槽にあっては、前置浄化槽から後置浄化槽へ流入する水の中に著しい浮遊物質の混入が認められるなど、後置浄化槽の機能に支障が生じるおそれが認められるとき。

(ツ)重力返送式沈殿室又は重力移送式沈殿室若しくは重力移送式沈殿槽及び汚泥貯留タンクを有する浄化槽の沈殿池にあっては、スカム等の生成が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴うスカムの引き出しの必要性が認められたとき。

(テ)別置型沈殿室及び汚泥貯留タンクを有しない浄化槽の沈殿池にあっては、スカム及び堆積汚泥の生成が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴うスカム及び堆積汚泥の引き出しの必要性が認められたとき。

(ト)汚泥貯留タンク及び汚泥貯留槽にあっては、汚泥の貯留が所定量に達したと認められたとき。

(ナ)汚泥濃縮貯留タンク及び汚泥濃縮貯留槽にあっては、スカム及び濃縮汚泥の生成が所定量に達したと認められるとき。

(ニ)消毒室、消毒タンク及び消毒槽にあっては、沈殿物が生成し、放流水に濁りが認められたとき。

清掃時期判定基準を表にまとめると、

   
処理方法、装置等判定基準(小文字は同じ文章なのでパスしてもいい)
流入管きょ、インバート升、移流管、移流口、越流ぜき、散気装置、機械攪拌装置、流出口、放流管きょ 異物等の付着が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴う異物等の引き出しの必要性が認められたとき。
スクリーン 汚物等の付着による目詰まり又は閉塞が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴う汚物等及び沈澱物の引き出しの必要性が認められたとき。
砂留り、沈砂槽 沈澱物等の堆積が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴う汚物等及び沈澱物の引き出しの必要性が認められたとき。
沈澱分離室 スカムの底面が流入管下端開口部からおおむね10cmに達したとき。
汚泥の堆積面が流入管若しくはバッフルの下端開口部からおおむね10cmに達したとき。
沈殿分離槽、嫌気ろ床槽、脱窒ろ床槽 流出水の浮遊物質等が著しく増加し、二次処理装置の機能に支障が生じるおそれがあると認められたとき。
流量調整タンク、流量調整槽、中間流量調整槽、凝集槽 スカムの生成が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴うスカムの引き出しの必要性が認められたき。
長時間ばっ気方式 ばっ気タンク
ばっ気槽
MLSSがおおむね6,000mg/Lに達したとき。
標準活性汚泥方式 ばっ気槽MLSSがおおむね3,000mg/Lに達したとき。
汚泥貯留タンク、汚泥貯留槽 汚泥の貯留が所定量に達したと認められたとき。
汚泥濃縮貯留タンク、汚泥濃縮貯留槽 スカム及び濃縮汚泥の生成が所定量に達したと認められたとき。
消毒室、消毒タンク、消毒槽 沈殿物が生成し、放流水に濁りが認められたとき。