TAMAYAのページ〜R1問題8

問題71〜80

 
問題 71流量調整槽の移送ポンプの自動制御装置に関する次の文章中の[  ]内の語句のうち、最も不適当なものはどれか。
 
 流量調整槽の移送ポンプの自動制御装置には、フロートスイッチと[(1)リレー]が組み合わされて使用されている。故障の事例として多いのは、[(2)スケールの付着]による動作不良やスイッチ接点の[(3)錆つき]である。また、フロートスイッチは、本体が[(4)水密構造]になっているため、内部の[(5)点検・修理]が不可能であり、新品と交換して、再度作動状態を点検する。

正答 ➠   
 流量調整槽の移送ポンプは定量的に後置の生物処理槽に汚水を移送するのが課題。なので、少し余計に揚水して、生物処理槽に必要な量を送り込んだ後、余った分を流量調整槽に戻している。
 (2)はどこにスケールが付くのか書いていないが、これはフロートスイッチだろう。でも、スイッチ接点は(4)にあるように汚水とは切り離されているんで、この中で錆が発生することは通常ない。
 

問題 72モータの異常とその原因に関する次の組み合わせのうち、最も不適当なものはどれか。
 
   モータの異常     原 因
(1)起動しない − 固定子と回転子の接触
(2)回転方向が逆 − 端子の誤接続
(3)軸受けの過熱 − 軸の芯出し不良
(4)モータの振動 − 取り付けナットの緩み
(5)モータの過熱 − コンデンサの不良

正答 ➠   
 一つ一つ合っているものを消していく。すると、(5)のコンデンサ不良で“モータの加熱”に行き当たる。
 コンデンサー不良になると、通常はモーターが始動困難になり唸り音を出す。
 

問題 73戸建て住宅に設置されているみなし浄化槽(単独処理浄化槽)の機能が低下している場合の原因として、最も不適当なものは次のうちどれか。
 
(1)雨が降ると、放流先水路の水位が上昇し、水路から槽内への逆流が認められる。
(2)自宅で塾を週2日の割合で開催しており、開催日には便所の使用回数がその他の日の10 倍程度まで増加する。
(3)流入管路の途中に雨水排除管が接続されている。
(4)処理対象人員が5人で、1日当たりの流入汚水量が250Lである。
(5)尿糖の排泄量が多い。

正答 ➠   
 単独処理は一人あたり1日に50Lだから、1日当たりの流入汚水量が250Lで5人槽なら妥当な値であり、機能低下の主因ではない。
 

問題 74浄化槽への多量な油脂分の混入による影響として、最も不適当なものは次のうちどれか。
 
(1)T-N 負荷量を増加させる。
(2)BOD 負荷量を増加させる。
(3)スクリーンの閉塞をもたらしやすい。
(4)レベルスイッチの誤作動をもたらしやすい。
(5)臭気の発生をもたらしやすい。

正答 ➠   
 油の窒素は多くない。なので、T-Nは増加しない。油の問題は第一に油脂分のBODと微生物の呼吸の妨げ。
 経験では2つの問題が発生する。①にBOD負荷量の増加で水質不良、②酸素不足からくる臭気発生のクレーム。
 

問題 75図1に示す夾雑物除去槽と嫌気ろ床槽からなる一次処理装置の写真を図2、図3に示す。流入バッフル内の水位は夾雑物除去槽の水位より 20 cm程度高かった。また、嫌気ろ床槽流入口兼汚泥引き出し管内の水位は嫌気ろ床槽の水位よりも 20 cm程度高かった。
 図1に示す①〜⑥のうち、閉塞していると考えられる部位の組み合わせとして、最も適当なものは次のうちどれか。
(1)①、②、⑤
(2)②、④、⑤
(3)②、③、⑥
(4)③、⑤、⑥
(5)③、④、⑤

正答 ➠   
 閉塞の原因追求なら、必ず絵にして、出口側から順番に考えていく。まず“嫌気ろ床槽流入口兼汚泥引き出し管内の水位は嫌気ろ床槽の水位よりも20cm程度高い”とあることから⑤のろ床が閉塞していると考えられるのと、④の嫌気ろ床槽流入口兼汚泥引き出し管底部のが汚泥で閉塞されているとも考えられる。
 次に“流入バッフル内の水位は夾雑物除去槽の水位より20cm程度高い”とあることから、②の流入バッフル内の閉塞が考えられる。以上のことから、前から順番に②④⑤が原因と分かる。
 

問題 76ある浄化槽の処理水について 24 時間調査を実施したところ、下表の結果が得られた。この浄化槽の処理水の1日の平均BOD濃度(mg/L)として、最も近い値は次のうちどれか。
(1)16
(2)17
(3)18
(4)19
(5)20

正答 ➠   
 この問題を落としたら、ほぼすべての計算問題は解けない。従って合格は絶対にありえない。
 濃度=BOD量÷水量、上の表から BOD量は1,380g、水量は73㎥だから、BOD濃度は 1380÷73=18.9 g/㎥。単位をmg/Lにしても 18.9mg/L になる。
 真ん中の処理水BOD濃度はダミーの数値。濃度の合計なんてあり得ない。
 

問題 77浄化槽の換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 
(1)地下室や屋内に設置された浄化槽では、臭気の排除や湿度の低減のために換気を行う。
(2)第1種換気法は、給気・排気とも機械的に行う方法であり、最も換気効率がよい。
(3)第3種換気法は、給気を機械的に行う方法であり、室内は負圧となる。
(4)換気回数とは、1時間に室内の空気が入れ替わる回数をいい、換気風量を室内の容積で除した値である。
(5)地下室や屋内に設置された浄化槽では、10 回/時 以上の換気回数が必要である。

正答 ➠   
 問題の「浄化槽の換気」は解せない。浄化槽の液面の上の空間の換気と思ってしまう。問題からは、部屋に浄化槽を設置した時の部屋の換気のことのようだ。
 換気方法の第1種から第3種換気は覚えにくいが、とにかく覚えるしかない。第1種は機械吸気+機械排気、第2種は機械吸気+自然排気、第3種は自然吸気+機械排気。
 

問題 78衛生害虫(媒介害虫、有害害虫、不快害虫)とそれによる被害の組み合わせとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
 
  衛生害虫      被 害
(1)− デング熱
(2)ハエ− 消化器系感染症
(3)ダニ− つつがむし病
(4)スズメバチ− アナフィラキシーショック
(5)ユスリカ− 皮膚炎

正答 ➠   
 こういうのは落としてもいいと思う(個人的意見)。ユスリカ自体を見たことがないのが普通だ。
 ユスリカは、一見すると蚊に良く似た昆虫だが、昆虫綱ハエ目ユスリカ科に属するハエの仲間。ユスリカの成虫が直接人の眼や口に入り込むことで、炎症を起こす可能性がある。幼虫のアカムシは釣りの餌にもなることだし、害虫とも益虫とも言われている。
 

問題 79感染症予防に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 
(1)浄化槽の保守点検作業中は、体の露出部分を可能な限り少なくする。
(2)使い捨ての手袋は、使用してはならない。
(3)各現場での作業終了時に、手指の石けんなどによる洗浄と消毒を実施する。
(4)作業着は定期的に洗濯し、日光のもとで十分に乾燥させる。
(5)作業靴の底部や溝に付いた汚泥は、作業終了時に十分に洗浄する。

正答 ➠   
 使い捨ての手袋禁止!なぁんていったら、今回の新型コロナウイルスの時なんて、みんな素手で対応しなければならなくなる。これは単純な問題。
 

問題 80同一の温度、圧力、容積におけるガスの重さの順として、最も適当なものは次のうちどれか。ただし、水素、炭素、窒素、酸素、硫黄の原子量はそれぞれ1、12、14、16、32とする。
 
     軽い ←―――――――――――→ 重い
(1)二酸化炭素 < 硫化水素  < 窒 素  < メタン
(2)メタン   < 硫化水素  < 窒 素  < 二酸化炭素
(3)二酸化炭素 < 窒 素   < メタン  < 硫化水素
(4)メタン   < 窒 素   < 硫化水素 < 二酸化炭素
(5)メタン   < 二酸化炭素 < 窒 素  < 硫化水素

正答 ➠   
 この問題はメタン、二酸化炭素、窒素、硫化水素の分子式を知っていないと解けない。メタン(CH4)、二酸化炭素(CO2)、窒素(N2)、硫化水素(H2S)を知っていれば、問題文に与えられた各元素の原子量の足し算で分子量を計算する。
 それぞれ 16,44、28、34 となり、軽い順に並べれば、メタン<窒素<硫化水素<二酸化炭素 となる。