問題 61 | 長時間ばっ気方式で用いられているホッパー型沈殿槽において、多くの浮上汚泥が認められた。その改善方法として、最も不適当なものは次のうちどれか。 |
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(1) | BOD-MLSS負荷を下げて硝化を促進させる。 | |
(2) | 流量調整槽からの汚水の移送量が均等になるように調整する。 | |
(3) | 余剰汚泥の引き抜き量を増加させる。 | |
(4) | スカムスキマの作動間隔を短くする。 | |
(5) | 返送汚泥量を増加させる。 | |
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問題 62 | 硝化液循環活性汚泥方式の脱窒槽においてDOが検出される要因として、最も不適当なものは次のうちどれか。 |
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(1) | DO濃度の高い硝化液の循環 | |
(2) | 流量調整槽内での過剰な撹拌 | |
(3) | 計量調整移送装置からの移送水量の著しい変動 | |
(4) | メタノールの過剰な添加 | |
(5) | 脱窒槽内での過剰な撹拌 | |
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問題 63 | 2室構成の構造例示型の接触ばっ気槽に関する次の文章中の[ ]内の語句のうち、最も不適当なものはどれか。 |
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接触ばっ気槽第1室は、第2室より負荷が[(1)高い ]ので、第2室の方がDOは[(2)低い ]傾向がある。生物膜の生成は第1室の方が[(3)多い ]のが正常な状態である。第1室と第2室の生物膜の付着量がともに少ない場合、流入負荷が設計より[(4)低い ]ことや、逆洗が[(5)過剰に行われている]ことが考えられる。 | ||
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問題 64 | 長時間ばっ気方式におけるSS収支は、下図のように示すことができる。 |
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ばっ気槽を以下の条件で運転する場合、汚泥返送率(%)として最も近い値は次のうちどれか。ただし、ばっ気槽における汚泥の増加量は無視し、ばっ気槽における流入汚泥量と流出汚泥量は等しいものとする。 | ||
〔運転条件〕 流入汚水のSS 濃度(Ci) :200 mg/L MLSS 濃度(CA) :3,000 mg/L 返送汚泥のSS 濃度(Cr) :10,000 mg/L |
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(1) | 20 | |
(2) | 30 | |
(3) | 40 | |
(4) | 50 | |
(5) | 60 | |
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問題 65 | 活性炭吸着法で吸着除去されるものとして、最も適当なものは次のうちどれか。 |
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(1) | 色度成分 | |
(2) | 塩化物イオン | |
(3) | リン酸イオン | |
(4) | 硝酸性窒素 | |
(5) | アンモニア性窒素 | |
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問題 66 | 嫌気ろ床槽第1室の水位が上昇した場合の原因として、最も不適当なものは次のうちどれか。 |
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(1) | 流入汚水の時間最大汚水量が著しく多い。 | |
(2) | ろ材押さえの網の部分に夾雑物が多量に堆積している。 | |
(3) | ろ材内部の汚泥保持量が著しく多い。 | |
(4) | 流出部の堆積汚泥厚が著しく増加している。 | |
(5) | スカムが多量に生成している。 | |
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問題 67 | 単位装置と点検内容の組み合わせとして、最も不適当なものは次のうちどれか。 |
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単位装置 点検内容 | ||
(1) | スクリーン ― 閉塞の状況 | |
(2) | 地下砂ろ過層 ― 均等散水の状況 | |
(3) | ばっ気槽 ― 汚泥沈殿率 | |
(4) | 回転板接触槽 ― 生物膜の生成状況 | |
(5) | 消毒槽 ― 消毒剤の消費状況 | |
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問題 68 | 戸建て住宅に設置される浄化槽の事故に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 |
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(1) | 上部が駐車場で繰り返し荷重がかかると、樹脂黄変が生じることがある。 | |
(2) | とがった物体で衝撃が加えられると、比較的容易にその部分が破損することがある。 | |
(3) | 地下水位が高い場所に浄化槽を設置すると、清掃時に槽が浮上することがある。 | |
(4) | 豪雪地域では、雪おろし時の衝撃を受けると、槽が破損することがある。 | |
(5) | 崖下に浄化槽を設置すると、清掃時に槽が破損することがある。 | |
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問題 69 | 空気配管に設けられた電磁弁が作動しなくなった場合の原因として、最も不適当なものは次のうちどれか。 |
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(1) | コイルの切断 | |
(2) | ケーブルの断線 | |
(3) | オイル室の破損 | |
(4) | バルブの固着 | |
(5) | 異物の噛み込み | |
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問題 70 | ポンプ槽の水位自動制御に関する次の文章中の[ ]内の語句のうち最も不適当なものはどれか。 |
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浄化槽における水位自動制御では、多くの場合、[(1)フロートスイッチ]と[(2)電極棒]を組み合わせて使用する。故障の事例として多いのは[(3)油の付着]による動作不良や[(1)フロートスイッチ]の故障である。[(1)フロートスイッチ]の故障の多くはスイッチ接点の[(4)摩耗]であり、その内容は[(5)水密構造]になっていて点検・修理できないため、新品と交換し、再度作動状態を点検する。 | ||
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