問題 1 工場生産浄化槽を用いる場合、埋め戻し工事前までに行うべき「槽本体」及び「槽内の設備や配管」に関する確認事項を答えなさい。
 
(1)「槽本体(付属品を含む)」に関する確認事項を2つ記入しなさい。


 
  • 埋め戻し前だから、水張りは終わっている。なら、第一に「槽本体からの漏水」だ。
  • 銘板(シール)の確認とマンホールの数、寸法、位置や槽の高さなど。
  • 付属品の確認(ブロワ、マンホールフタ等が揃っていること)
      ・・・このあたりから2つ
(2)「槽内の設備や配管」に関する確認事項を4つ記人しなさい。




 
  • 配管、バルブ、散気管、逆洗管等のゆるみ、変形、破損
  • ネジ類の締め直し。目視だけでなく、必ず用具を用いて増し締めしておく。
  • 消毒槽の変形、破損。
  • 消毒槽せきの水平と薬筒の傾き
  • 隔壁あるいは流入、放流管継手の破損
      ・・・このあたりから4つ
 
問題 2浄化槽の工事計画において山留め工事が必要であると判断された場合、事前に確認あるいは調査しておく事項を6つ記人しなさい。
 






 
  • 木矢板、鋼矢板、親ぐい横矢板、どの工法を選ぶか。
  • 打ち込み時の騒音が付近にどう影響があるか。
  • 振動の影響はないか。
  • 湧水はあるか。
  • 根入れが可能な地質か、礫はないか。
  • 掘削土を置く場所がのり肩でないこと。
  • ヒービングは大丈夫か。
  • ボイリング対策はOKか。    ・・・等々
 
問題 3 あなたが最近たずさわった浄化槽工事について、次の事項を記入しなさい。
 
(1)工事名称  (例:○○邸新築工事など)
(2)工事場所  (例:○○県○○市など)
(3)完成時期  (平成  年  月)
(4)浄化槽の構造方法による区分(該当するものを一つ選び○印を付けなさい。)
 ア 国土交通省(旧建設省)告示に示された例示方式
 イ 日本農業集落排水協会型又は地域資源循環技術センター型(JARUS型)
 ウ 上記以外
(5)建築用途  (例:事務所、住宅、共同住宅、農業集落排水施設など)
(6)処理対象人員(人)
(7)処理方式  (方式)
(8)性  能
 ア 放流水のBOD(mg/L)
 イ その他の性能(例:BOD除去率○○%など)
毎度毎度の問題。とにかく、あまり難しく考えないこと。
  • 隣家や親戚で行った工事を記憶する(時期、場所が憶えやすい)。
  • もっともポピュラーな方式を選ぶ。
  • もっとも小さい人槽を憶える(5人槽)
  • フローシート、性能、除去率は暗記する。
       →気取って大規模なものや、高度処理のような複雑なものを選ばないこと。
(9)この浄化槽工事を施工した際の工程管理及び安全管理について、とった措置又は対策を簡潔に記述しなさい。
工程管理

安全管理

管理項目は①品質管理、②工程管理、③安全管理の三つを循環するので、ここ5年分を全て憶えてしまう。

〔工程管理〕
 工場生産品は杭打工事、矢板工事や水替工事なんかはまずやらないので、書きづらいところもあるが、それはそれとして、例えば、入居の日程が変えられないので、ネットワークを作成して工期を守った、とか・・・・・。

〔安全管理〕
 浄化槽工事で考えられる事故で「法面崩落、矢板崩壊、転落、傷害、感電」について、簡単にコメントすればよい。