問題31〜40

 
問題 31スロット型沈殿槽に関する次の文章中の[   ]内の語句のうち、最も不適当なものはどれか。
 
 汚水の流入が[(1)間欠的 ] な場合、[(2)ピーク ] 時の流入汚水量に見合った容量があれば、水の流れに伴って押し上げられた汚泥は、汚水の流入停止に伴い上昇が停止し、[(3)中間水 ] だけが流出して、汚泥の流出が防止される。その後、押し上げられた汚泥は再び[(4)沈殿 ] し、槽底部に戻るとともにその一部が[(5)生物処理槽 ] に移送される。
 

正答 ➠   
 スロット型沈殿槽は、家庭用の小形浄化槽で用いられる。ピーク時にも清澄な上澄水が流出する。
 
 
問題 32浄化槽を構成する処理工程とその目的に関する次の図中の[   ]内の語句として、最も不適当なものは次のうちどれか。
 
(1)固形物
(2)汚濁物質
(3)窒素
(4)病原体
(5)余剰汚泥

正答 ➠   
 二次処理の沈殿槽で窒素を除去できない。窒素を除去するなら、第2処理工程の水を第1処理工程に循環する必要がある。
 
      
問題 33流量測定方法に関する次の組み合わせのうち、最も不適当なものはどれか。
 
   名 称            測定の概要
(1)電磁式電気抵抗の変化から流量を演算する。
(2)ベンチュリ管式管路の途中に絞り(ベンチュリ管)を入れ、絞り前後の差圧を測定する。
(3)フロート形面積式流量に応じて変化するフロートの位置を測定する。
(4)せき式水路の途中にせき板を設け、せきを溢流する水の上流側の水位を測定する。
(5)フリューム式水路の一部を絞り、その上流側の水位を測定する。

正答 ➠   
 コイルに電流を流して管の中に磁界をつくり、その中を流れる液体の流速に従って発生する起電力の大きさを検出して流量を測定する。管内にはセンサーのような邪魔ものが無いので、汚泥の測定に適している。
 

 
問題 34硝化液循環活性汚泥方式の浄化槽における窒素除去に関する次の文章中の[   ]内の語句のうち、最も不適当なものはどれか。
 
 建築用途によっては、流入汚水の[(1)T-N濃度 ] が著しく高い場合、[(2)硝化 ] が不十分となることがある。一方、[(2)硝化 ] が十分に進行すると、pHが[(3)低下 ] することがある。また、BOD/N比が[(4)高い ] 場合、[(5)脱窒 ] を進めるためには、水素供与体の添加が必要である。

正答 ➠   
 BOD/N は3程度必要で、低い場合は、メタノールなどの有機物(水素供与体という)を加える。
 
 
問題 35接触ばっ気槽の内部設備について、最も不適当なものは次のうちどれか。
 
(1)生物膜を付着させるための接触材
(2)酸素を供給し、槽内を撹拌するためのばっ気装置
(3)接触材の閉塞防止のための逆洗装置
(4)固形物を捕捉するためのろ材
(5)はく離汚泥の移送装置

正答 ➠   
 接触ばっ気槽には、槽内を撹拌するためのばっ気装置が必要(2)で、内部の旋回流を妨げる、ろ材のようなものがあってはいけない。
 
 
問題 36小型浄化槽における薬剤筒に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 
(1)薬剤筒の容量は、消毒剤が点検頻度に見合った期間保待できる大きさとする。
(2)薬剤の保持期間において、薬剤筒上部の消毒剤が順次下部に送られてくるような形状とする。
(3)スリット状の開口部は、消毒剤が流出しない程度までできるだけ広くする。
(4)薬剤筒の支持は、薬剤筒を垂直にしっかり固定するとともに薬剤筒の脱着が容易かつ確実にできるような方法及び設置位置とする。
(5)薬剤筒の材質は、耐食性、耐久性の優れたものとする。

正答 ➠   
 消毒剤の形状は、薬剤が適度に溶けていくように設計されているので、現地で開口部を広げたりしてはいけない。
 
 
問題 37建築物の用途別による屎尿浄化槽の処理対象人員算定基準(JIS A 3302 : 2000)における建築用途と算定単位の組み合わせとして、最も適当なものは次のうちどれか。
 
   建築用途      算定単位
(1)喫茶店       延べ面積
(2)ホテル       ベッド数
(3)マーケット     総便器数
(4)事務所       定員
(5)映画館       定員

正答 ➠   
 ここに書かれている建築物は、すべて延べ面積で算定するもの。
 
 
問題 38浄化槽の一般構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 
(1)槽本体の埋設位置を決定する際には、雨水が停滞し難い位置とする。
(2)浄化槽に接続する配管の2系統以上の合流点には点検升を設ける。
(3)槽の天井が蓋を兼ねる場合を除き、天井にはマンホールを設ける。
(4)昆虫が発生するおそれがある部分に設ける開口部には防虫網を付ける。
(5)処理対象人員20人以下の浄化槽の場合、流入管径を200 mm とする。

正答 ➠   
 20人以下の小規模なら、汚水管はΦ100でいい。
 
 
問題 39下図は、告示第1第三号に示されている5〜30人槽の脱窒ろ床接触ばっ気方式のフローシートを示したものである。[ ア ]〜[ エ ]に対応する用語に関する次の組み合わせのうち、最も適当なものはどれか。
 

      ア        イ        ウ       エ
(1)接触ばっ気槽   沈殿槽      はく離汚泥   沈殿汚泥
(2)ばっ気槽     沈殿槽      沈殿汚泥    はく離汚泥
(3)接触ばっ気槽   沈殿分離槽    沈殿汚泥    はく離汚泥
(4)沈殿分離槽    接触ばっ気槽   沈殿汚泥    はく離汚泥
(5)沈殿槽      ばっ気槽     はく離汚泥   沈殿汚泥

正答 ➠   
 小規模の嫌気ろ床・接触ばっ気方式のフローシートは憶えておくこと。
 
 
問題 40汚泥濃縮槽において水分99.3%の汚泥7.8㎥を水分98.6%まで濃縮した場合、濃縮後の汚泥容量として、最も近い値は次のうちどれか。
 
(1) 5㎥
(2) 4㎥
(3) 3㎥
(4) 2㎥
(5) 1㎥

正答 ➠   
 汚泥濃縮の計算問題は、水分ではなく、汚泥濃度に注目することが基本(重要)。水分99.3%は汚泥濃度0.7%。水分98.6%は汚泥濃度1.4%。0.7%が2倍の1.4%に濃縮されるので、汚泥容量は1/2になる。7.8㎥→3.9㎥