問題 1工場生産品の浄化槽の特殊な施工について、次の設問に答えなさい。

(1)深埋め工事における注意点を3つ記入しなさい。



  • かさ上げの高さは設置後の保守点検、清掃のし易さを考慮して、30cm以内におさえる。
  • 30cm以上深くなるときは、原則として原水ポンプ槽を設ける。
  • ポンプ槽を設置できない場合はかさ上げを行わず、ピット工事とする。
  • 建屋に近い場合は、擁壁等で建屋から受ける荷重を軽くする。 ・・・・等から3つ  
(2)地上に設置する場合の注意点を3つ記入しなさい。



  • 冬季の水温低下を防止するために保温が必要。
  • 維持管理が高所作業になるので、作業床を設ける。手摺にも注意。
  • 浄化槽本体がプラスチックであるから、耐候性を上げるために塗装する。
 
問題 2浄化槽の工事後に確認する次の項目について、チェックポイントをそれぞれ2つ記入しなさい。

(1)

(2)

(3)



    (確認項目)
浄化槽本休の上部及びその周辺の状況

ばっ気装置

ポンプ設備

  (チェックポイント)






(1)浄化槽本休の上部及びその周辺の状況
  • ブロワが正しく設置されているか。(アース、直射日光、基礎が建物と一体になっていないか等)
  • コンクリートスラブの水勾配が正しく取られているか。(雨水の槽内浸入等)
  • 維持管理する上で、周囲に十分なスペースがあるか。・・・この辺から2つ
(2)ばっ気装置
  • 散気管から均等に空気が出ているか。
  • 槽内が十分に撹拌されているか。
  • 消泡装置が機能しているか。
  • 計量調整移送装置からの流出水が、実際の流入水に見合った量か。・・・この辺から2つ
(3)ポンプ設備
  • 移送ポンプの起動・停止するレベル位置が正しいか。
  • 高水位のレベル位置が正しいか。2台同時起動するか。
  • 警報水位で非常用ポンプが作動するか。もしくは溢水口が設けられているか。
  • 槽内の撹拌が十分か。・・・この辺から2つ
   
問題 3あなたが最近たずさわった浄化槽工事について、次の事項を記入しなさい

(1)工事名称  (例:◯◯邸新築工事など)

(2)工事場所  (例:◯◯県◯◯市など)

(3)完成時期  (平成  年  月)

(4)浄化槽の構造方法による区分(該当するものを一つ選び◯印を付けなさい)
 ア 国土交通省(旧建設省)告示に示された例示方式
 イ 日本農業集落排水協会型又は地域資源循環技術センター型
 ウ 上記以外

(5)建築用途  (例:事務所、住宅、共同住宅、農業集落排水施設など)

(6)処理対象人員(人)

(7)処理方式  (方式)

(8)性  能
 ア 放流水のBOD(mg/L)
 イ その他の性能(例:BOD除去率◯◯%など)

毎度毎度の問題。とにかく、あまり難しく考えないこと。

(1)隣家や親戚で行った工事を記憶する(時期、場所が憶えやすい)。
(2)もっともポピュラーな方式を選ぶ(売れている型式)。
(3)もっとも小さい人槽を憶える(5人槽)
(4)フローシート、性能、除去率は暗記する。
 →つまり、無理して大規模なものを選ばないこと。

(9)この浄化槽工事を施工した際の工程管理及び安全管理について、とった措置又は対策を簡潔に記述しなさい。
工程管理


安全管理


〔工程管理〕
工場生産品は杭打工事、矢板工事や水替工事はやらないので、書きづらいところもあるが、それはそれとして、例えば、入居の日程が変えられないので、ネットワークを作成して工期を守った、とか・・・・・。

〔安全管理〕
浄化槽工事で考えられる事故で「法面崩落、矢板崩壊、転落、傷害、感電」について、簡単にコメントすればよい。