問題91〜100

 
問題 91浄化槽汚泥に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
 
(1)汚泥の性状は、処理方式、建築用途等によって浄化槽ごとに異なる。
(2)清掃の実施状況によって、浄化槽の処理水質は影響を受けない。
(3)処理水量当たりの汚泥発生量は、標準活性汚泥方式より長時間ばっ気方式の方が多い。
(4)汚泥の好気性消化では、硫化水素が発生する。
(5)汚泥の嫌気性消化によって、余剰汚泥は発生しない。

正答 ➠   
 (2)は、絶対に影響する。(3)は、長時間ばっ気の方が少ない。(4)は、好気性では硫化水素は発生しない。(5)は、消化だから、固体が液体とガスになる。ということは、汚泥は減少する。
 
 
問題 92し尿処理施設に搬入できない汚泥として、最も適当なものは次のうちどれか。
 
(1)工場の敷地内に設量されている浄化槽内に貯まった汚泥
(2)生活雑排水の放流先のない地域に設置された浸透槽に貯まった汚泥
(3)生活雑排水の専用処理槽に貯まった汚泥
(4)集合住宅に設置されたディスポーザ排水専用処理装置に貯まった汚泥
(5)診療所に設置された人工透析排水専用処理装置に貯まった汚泥

正答 ➠   
 人工透析排水はBODが一般の生活排水と比較して数倍高いだけでなく、病原菌やウイルスを含む可能性があるため、汚泥は専門業者が処理する。
 
 
問題 93汚泥再生処理センターにおける汚泥資源化設備として、最も不適当なものは次のうちどれか。
 
(1)メタン回収設備
(2)堆肥化設備
(3)炭化設備
(4)乾燥設備
(5)窒素回収設備

正答 ➠   
 窒素回収は技術的に難しいし、窒素そのものの価値が高くないので、回収した場合の経済的収支に問題がある。
 
 
問題 94清掃の記録票に記載する項目として、最も不適当なものは次のうちどれか。
 
(1)処理方式及び処理対象人員
(2)前回の清掃実施日
(3)単位装置ごとの引き出し汚泥量及びその合計量
(4)清掃汚泥の搬出先
(5)清掃後の処理水の透視度

正答 ➠   
 槽内を清掃したら、処理水はどこに行ってしまうのか。処理水がないので測定できない。
 
 
問題 95小容量型浄化槽の清掃作業において、汚泥、スカムなどが「全量引き出し」とされている単位装量として、最も適当なものは次のうちどれか。
 
(1)生物ろ過槽
(2)夾雑物除去槽
(3)担体流動槽
(4)処理水槽
(5)消毒槽

正答 ➠   
 種汚泥に使えるでもなく、夾雑物除去槽は単なるゴミ溜め。少しも残す必要が無い。
 
 
問題 96清掃時期の判断の目安(昭和61年1月13日付け衛環第3号厚生省環境整備課長通知(最終改正 平成13年9月25日))に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 
(1)回転板接触槽にあっては、生物膜が過剰肥厚して回転板の閉塞のおそれが認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴うはく離汚泥等の引き出しの必要性が認められたとき。
(2)変則合併処理浄化槽にあっては、前置浄化槽から後置浄化槽へ流入する水の中に著しい浮遊物質の混入が認められるなど、後置浄化槽の機能に支障が生じるおそれが認められたとき。
(3)重力移送式沈殿槽にあっては、堆積汚泥の生成が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴う堆積汚泥等の引き出しの必要性が認められたとき。
(4)地下砂ろ過型ニ次処理装置のろ層にあっては、目づまりまたは水位の上昇が認められたとき。
(5)スクリーンにあっては、汚物等の付着による目づまりが認められ、かつ、収集、運搬及び処分に伴う汚泥等の引き出しの必要性が認められたとき。

正答 ➠   
 「浄化槽法の運用に伴う留意事項について」では、スカムの生成が認められ、かつ、収集、運搬及び処分を伴うスカムの引き出しの必要性が認められたとき、とある。
 
 
問題 97下図は、嫌気ろ床槽上部を流量調整部としている浄化槽の平面及び縦断面を表したものである。このような構造の浄化槽において、嫌気ろ床槽第1室を全量引き出した場合の清掃汚泥量の計算値として、正しい値は次のうちどれか。なお、清掃開始時における槽内水位は高水位の状態であり、引き出しの際のろ床洗浄水量は0.30m3,汚泥等の引き出し時には汚水の流入はないものとする。


(1)1.20 m3
(2)1.50 m3
(3)1.65 m3
(4)1.95 m3
(5)2.25 m3

正答 ➠   
 第1室容量 1.20+0.30 に第2室の流量調整部 0.15 を加え、洗浄水 0.30 を加算すると、1.95m3となる。
 
 
問題 98みなし浄化槽の接触ばっ気室の清掃作業として、最も不適当なものは次のうちどれか。
 
(1)汚泥沈殿率の測定
(2)ばっ気撹拌の停止
(3)逆洗装置への空気供給
(4)生物膜のはく離状態の確認
(5)内部設備などの変形・破損の確認

正答 ➠   
 接触ばっ気室だから、基本は生物膜法。この方式では汚泥沈殿率(SV)の測定は意味が無い。
 
 
問題 99窒素除去型小型浄化槽の清掃に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 
(1)清掃前後において、流量調整装置、循環装置の稼働状況の確認を行う。
(2)脱窒機能を維持するため、脱窒ろ床槽の汚泥引き出し後、ろ床内の洗浄は行わない。
(3)担体流動槽の汚泥を引き出す場合、担体を同時に引き出さないようにする。
(4)スカム、汚泥等の引き出し後、必要に応じて付属機器類の洗浄、掃除を行う。
(5)水位が変動する単位装置は、通常、低水位まで張り水を行う。

正答 ➠   
 特別に脱窒だけを担当する汚泥はないので、全量引き抜いても、すぐに脱窒機能は発現する。
 
 
問題 100ある浄化槽の汚泥発生量は、流入汚水1m3当たり56g(乾燥重量)である。流入汚水1m3当たりの清掃汚泥量(L/m3)として、最も近い値は次のうちどれか。ただし、汚泥の比重は1.0とし、清掃汚泥の含水量は97.2%である。
 
(1)1.0
(2)1.5
(3)2.0
(4)2.8
(5)4.3

正答 ➠   
 100-97.2=2.8%(=28000mg/L=28g/L)が汚泥で56g、容量は56g÷28g/L=2L。単位を揃える。