問題71〜80

 
問題 71工場生産浄化槽に関する次の文章中の[  ]内の語句のうち、最も不適当なものはどれか。
 
 工場生産浄化槽は材料で分類すると、FRP、[(1)ジシクロペンタジエン]あるいは[(2)ポリスチレン]がある。[(1)ジシクロペンタジエン]は耐衝撃性に優れているとされ、製造上での成形性がよく、焼却した時の [(3)残渣が少ない]等の特徴を有していることから、最近、採用されてきた。
 工場生産浄化槽は、製造技術や工場の整備、品質管理の進歩によって強度が改善されてきたが、変形、亀裂、破損等の事故は、現在でも少なくない。その原因は、槽本体の強度不足、[(4)設置場所の土圧]、[(5)荷重対策の不備]等が考えられる。

正答 ➠   
 ポリエチレンかな。もっとも、実績はまだ少ない。
 
 
問題 72FRP製浄化槽の修理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 
(1)応力白化を起こしたり、亀裂を生じている場合は、現場での修理が基本である。
(2)樹脂硬化剤や溶剤は、毒性及び引火性が強いので、取り扱いには十分注意する。
(3)修理箇所の油分や水分を完全に除去しないと接着が不十分になる。
(4)樹脂の硬化を早めるため赤外線ランプやヒーターで加熱すると、強度が低下する。
(5)樹脂の硬化時間は温度、触媒、促進剤などによって異なるが、常温では20分〜2時間程度である。

正答 ➠   
 低下はするが、実際はやっている。
 
 
問題 73中規模以上の浄化槽の接触ばっ気槽と沈殿槽に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 
(1)接触ばっ気槽は2室以上に区分されるため、第1室の処理機能が悪化しても第2室で補うことができる。
(2)BOD負荷が低い場合、通常は空気供給量を現象させるが、撹拌が不十分となり、槽内部に汚泥が過剰に蓄積することがある。
(3)BOD負荷が高い場合、通常は空気供給量を増加させるが、生物膜の生成速度の増加につながり、逆洗回数を多くする必要が生じることがある。
(4)BOD負荷が油分の影響により大きい場合、接触ばっ気槽内は白濁化し、表面にはスカム状に油分などが蓄積している場合がある。
(5)沈殿槽からの汚泥移送については、1回当たりの移送時間を長くして運転回数を少なくする方が効率的である。

正答 ➠   
 逆で、回数を増やし、移送時間を短くしたほうが安全
 
 
問題 74浄化槽の使用実態とそれに対応した管理技術に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
 
(1)水深1.5m程度の接触ばっ気槽では、ばっ気強度を0.5m3/(m3・時)程度に維持すれば、槽内の撹拌は十分に行うことができる。
(2)流入汚水の時間変動が大きい場合には、沈殿分離槽に蓄積するスカムや汚泥が多くなる傾向がある。
(3)汚水量が計画汚水量より著しく多い場合でも、流量調整槽内の移送用ポンプの最大能力で24時間以内に移送できる範囲であれば、処理水質に影響を与えない。
(4)散水ろ床方式において流入BOD負荷が過大な場合、通気量を多くすることにより対応できる。
(5)ばっ気槽に対するBOD負荷が計画値より低い場合、硝化が進んで処理水のBODが高い値を示すことがある。

正答 ➠   
 窒素が酸化される時に酸素を消費するもの。N-BODと言う。
 
 
問題 75接触ばっ気槽に発生するミジンコに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 
(1)BOD負荷が低い場合、ミジンコが発生することが多い。
(2)ミジンコが多量に発生すると、処理水のSSが低下することが多い。
(3)ミジンコは、その運動と捕食活動によって生物膜を解体させる。
(4)ミジンコは、好気性生物であり、嫌気的条件に弱い。
(5)ミジンコが多量に発生すると、処理水のBODが上昇することがある。

正答 ➠   
 生物膜を食い散らすので、微生物が剥離し、これがSSとなる。
 
 
問題 76生物ろ過槽の水位が上昇していることが観察され、ろ床部における閉塞が原因と考えられたために実施した次の作業のうち、最も不適当なものはどれか。
 
(1)循環水量を増やした。
(2)担体押さえ面を洗浄した。
(3)自動逆洗回数を増やした。
(4)空気供給量を増やした。
(5)手動で逆洗を行った。

正答 ➠   
 循環水もろ床を通過するので、ますます抵抗が大きくなり、水位が上昇する。
 
 
問題 77病原微生物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 
(1)病原体は、細菌、真菌、原虫、ウィルスなどに分類される。
(2)病原体に感染しても、発症しないことがある。
(3)感染から発症までの期間を潜伏期間という。
(4)症状がなくなれば病原体は排泄されない。
(5)煮沸は、簡易な消毒方法である。

正答 ➠   
 症状がなくなっても、ある期間は病原体が排泄されつづける。
 
 
問題 78衛生害虫対策用として用いられている昆虫成長制御剤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 
(1)スカムの表面に散布しても効果はない。
(2)従来の殺虫剤に比べ浄化槽の処理機能への影響は少ない。
(3)表皮形成阻害剤は、幼虫の脱皮を阻害し死亡させる効果がある。
(4)有機リン剤抵抗性のある個体に対しても有効である。
(5)幼若ホルモン様物質は、幼体の羽化を阻害し死亡させる効果がある。

正答 ➠   
 スカムの内部である程度まで成長するので、スカム表面を破って出てくる時に体表に触れる。
 
 
問題 79酸素欠乏症や硫化水素中毒に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 
(1)硫黄を含んだタンパク質の腐敗分解によって硫化水素が生じる。
(2)作業環境においては、酸素濃度10% 以上、硫化水素濃度18 ppm 以下となるようにする必要がある。
(3)療素欠乏症や硫化水素中毒の対策のために、ろ過式の呼吸保護具を使用することはできない。
(4)酸素欠乏空気は、1回呼吸しただけでも失神することがある。
(5)ピット等では、ピット内の空気が1時間に20回以上置換できるような換気が必要である。

正答 ➠   
 酸素の濃度を18%以上、かつ、硫化水素の濃度を10ppm以下に保つ。
 
 
問題 80下図は、嫌気ろ床接触ばっ気方式の浄化槽における流入汚水量と臭気センサー値の経時変化を示している。この図に関連する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、この調査時の水温の変動は無視できるものとする。
 

(1)流入汚水量のピーク時に臭気センサー値が最大値を示すのは、嫌気ろ床槽が撹拌されるためと考えられる。
(2)流入汚水量が最も少ない時間帯でも臭気センサー値が高い値を示すのは、嫌気ろ床槽から断続的にガスが発生したためと考えられる。
(3)臭気センサー値は、発生するアンモニア、硫化水素、有機酸等の濃度と正の相関がある。
(4)14時から20時頃までの臭気センサー値の上昇傾向は、蓄積汚泥の分解速度が上がったためと考えられる。
(5)臭気センサー値は、短周期の変動か認められる。

正答 ➠   
 嫌気ろ床が撹拌されたことであろう。(1)と同じ理由