院内LAN回線大増設

08年1月1日です(日付は間違えておりません)。年末年始に院内LAN回線を大増設しました。

開院当初は、LAN回線の設計ミスによる本数不足で、LANケーブルを床に這わせていたのですが、開院3ヶ月後の年末年始休診日を利用して、 自分で改修工事をしました。
診療に差し障らずに工事をするために、ゆりのき皮膚科形成外科・工務係には、正月休みはありません。

ちなみに、工務係が常勤勤務医をしていた頃は、大晦日と元旦には、病院日直・当直を、10年間毎年やり続けておりました。
基幹病院の外科系医師としては、若手30歳代くらいまでは、それが当たり前でした。
勤務医だと正月でもゆっくりできないのが、ごく普通のことです。

ところで、基幹病院の当直医師をするなら、大晦日と元旦の方が案外のんびりできます。
大晦日の夜と、元旦の昼間は、来ても軽症ないし中等症の外来患者が多いのです。
本当に体の具合が悪い人でも、大晦日と元旦には入院したくないためか、救急センターへ行かずに我慢している人が多いようです。
そのかわり、1月2日の当直では、朝から翌日の朝まで、重症患者の緊急外科手術を続けて4件、経験したことも昔ありました。
不眠不休です。さすがに、そこまで忙しいと、医師のほうが死にそうになります。


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屋根瓦の修理

08年1月28日 今日は診察日でしたが、形成外科へは患者さんが来ず、ガラガラです。
時間を有効に使うために、割れた屋根瓦の交換をしました。

屋根瓦に石でも当たったのでしょうか。瓦が砕け散っています。
屋根瓦くらい簡単に交換できるものと思っておりましたが、やってみると結構段取りが大変です。

まず、最下段の屋根瓦は、屋根のサイズに合わせカットした瓦サイズになっているのが判明。
あとうちには、1.2mの高さの低い脚立しかありません。たかが屋根瓦1枚のために、値段が高い脚立を買うのはバカらしいので、オラウータン並みに知恵を働かせました。
大きな植木鉢を重ねて足台にするのは危険です。
院庭に山積みしていた枕木を、井桁に組んで、その上に脚立を立てました。
右下写真の右から4個目が、直した瓦です。どこが壊れていたのか分からないでしょう。
ゆりのき皮膚科形成外科・工務係がやれば、この程度の作業では当然ですが、体が芯まで冷えました。
(できれば、真冬の寒風強風最中に、辛い屋外作業はもうやりたくないです。)



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家電でもプリンターでも何でも分解修理

08年9月 クリニックのリコー製メイン・プリンター(カラーコピー複合機)が壊れました。領収書と処方箋を印刷するたびに、ものすごい騒音を発して、毎回紙詰まりを起こします。

当院工務係が調べたところ、壊れたのは、ヒーターユニットです。
そしてさらに、そのヒーターユニットが壊れた原因は、プリンター置き場である薬剤庫の空調が不十分で、夏場にそこの室温が40度近くになり、 給紙トレーの中の紙が湿気てしまい、それが原因で紙詰まりを再三起こしたためでした。

プリンターを直すためには、新しいヒーターユニットが必要です。
どうやら、ヒーターユニットはメーカー購入価格で6万円ぐらいする部品のようです。安くはありません
安く売っている店をインターネットで探しましたが、パソコン関係のお店は百貨林立ながら、どこにも取り扱い店舗は見つかりませんでした。
ちなみに、価格.comで探すと、同型の複合機プリンター本体の最安値は、9万円でした。
6万円で必要部品だけ購入するか、9万円でまるまる新品を購入するか悩まされます。
ヒーターユニットさえあればプリンターを直せるのだけれど、毎日の診療業務のために、すぐに代替品が必要です。
さて、もったいないけれど、どうしましょうか。

なので、、、以下が、当院工務係の対処法です。

まずイの一番に、他メーカーのモノクロ複合機プリンターを、ネット通販で1万円で激安購入しました。
激安なのは、新品でありながらメーカー修理上がり品で、かつ型落ち旧モデルのCanon製だからです。
これで、当面しのげます。

引き続いて、Yahoo!オークションで、リコー製ジャンク・プリンターを探します。
じつは、同じ製造メーカーの他型レーザープリンターにも同一部品が使用されていることが、インターネットで調べがついておりました。
ほどなくすぐに、トナーと感光ユニットが取り外されているジャンクプリンターが見つかりました。
出品者に、ヒーターユニットの具合を質問して確認します。ついています。使用歴が少なく程度良好です。
こうして、他型レーザープリンターを、部品取りジャンクとして2000円で落札しました。

以上を経て、ようやく部品が手に入ったので、すぐにメインプリンターの修理は完了しました。
その後2年間、リコー製メイン・プリンターは、ずっと無故障で稼動しております。

Canon製の1万円モノクロ複合機プリンターは、サブプリンターとしていつでも使用できるようにセッティングしました。
これで、今後いつメイン・プリンターがまた故障しても、備えは万全です。

出費はしめて、2万円未満で済みました。節約ばっちり成功です。

ここまで、複合機プリンターの話をしていたのに、写真をよく見られた方は気づかれたかと思います。
写真の分解修理は、電子レンジの分解修理をした時のものです。

すみません。メイン・プリンターの修理は、写真を撮っていませんでした。
ちなみに、この分解修理した電子レンジは、修理から2年たった今も正常に問題なく使えております。

正直なところ、プリンターの分解修理自体は、面倒ではありますがとても簡単です。
難しいのは、プリンターのどこがどうして壊れたのかを明らかにして、 修理に必要な部品を、お金をかけないで調達するという、一連の作業を、本来の業務に支障なく段取りをする、ということでしょうか。
こういう作業というものは、じつは医療(診断と治療)とよく似ています。



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パソコンの内蔵電源を修理

パソコンが時々フリーズしたり、突然シャットダウンするようになりました。
どうやらその原因は、内蔵電源のコンデンサーが電解質破裂してしまったようです。
2002年前後の台湾製・電解質コンデンサーは、そのほとんどが品質不良です。(知らない方はインターネットで調べてください。)

早速修理に取り掛かります。

左上)
20Wのハンダゴテと、ハンダ吸引機で不良コンデンサーを、電源基盤から取り外します。
ご覧の様に、アルミ電解質コンデンサーの頭が膨れており、中の電解質が漏れて腐食しだしている物もあります。
今回は、コンデンサー6本が破裂しておりました。

左下)
不良コンデンサー6本を取り外した後の電源基盤です。
インターネット通販で、共立電子産業株式会社さんから、該当規格のコンデンサーを購入します。
6本買っても、代金はたったの568円、送料は120円で済んでしまいます。注文して2日で届きました。

右上)
新品のコンデンサを、極性を間違えないように仮差込して、リード線足を少し広げます。
後はハンダ付けします。
作業はどれも単純で、難しいポイントは全くありません。超楽勝のDIYです。

右下)
新品のコンデンサーが実装されました。
純日本製のコンデンサーが取り付くと、こころなしか高性能化したようで少しうれしくなります。(←の訳ありませんが。)
修理後の内蔵電源の、3V、5V、12Vの各電圧は、テスター計測でも安定しています。
たった700円くらいの出費と1時間弱の労力で、壊れたパソコン内蔵電源が蘇えります。
もちろん、パソコンも完全な調子に直りました。(形成外科の診察室で現在使っているパソコンです。)


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番外、タイヤのパンク修理

チューブレスタイヤのパンク修理です。
一転して簡単そうなDIY作業です。

自転車のチューブのパンク修理なら、小学生低学年から自分でやっていました。小学生の子供でも朝飯前です。
チューブタイヤの修理だと、コールドパッチとかホットパッチが懐かしいですが、チューブレスタイヤのパンク修理は、パンク修理キットを使用します。(量販店のカー用品コーナーで売っています。)
 ただし、ここ10年前くらいからのハイグリップ・タイヤには、ゴムの軟化材としてシリコンが入っているため、 パンク修理を完全に行っても、微妙に空気漏れが続きます。(1ヶ月に0.2気圧程度抜ける)
 シリコンが配合された高性能タイヤの微妙な空気漏れは治らない、というのが定説で、あきらめていたのですが、数年たちタイヤのゴムが劣化し硬くなってきたら、同時に空気漏れもほとんどなくなってしまいました。
新たな発見があるものです。またしても経験値があがりました。
(と強がったところ、高性能タイヤが低性能タイヤになった証明では、トホホですね。)



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