入笠湿原に咲く花々

<国内めぐり>に戻る

8月8日、日帰りバスツアーで長野県に.ある<入笠湿原>に行ってきました。
折悪しく台風13号が関東地方に接近しているという予報だったので、旅行が中止に
なるのではないかと心配しましたが、旅行社の判断で予定通り催行しました。
7時40分、新宿駅西口にある大型バス駐車場から出発。参加者は22名でした。
長野県富士見町に位置する標高1,950mの<入笠山(にゅうかさやま)>は、初夏から
秋にかけて約150種の高山植物が咲き競う「花の宝庫」として人気があります。
初台インターから高速に乗り、途中の双葉SAでトイレ休憩。雨が降ったり止んだりです。
10時半頃、入笠山のゴンドラ山麓駅の駐車場に到着しました。
それぞれ雨と寒さ対策を済ませてから5分ほど離れたゴンドラ乗り場へ向かいkました。
8人乗りのゴンドラに5〜6人ずつ乗り込んで、標高1,780mの山頂駅まで高低差730mを
約15分で一気に上りました。ゴンドラから降りたところに気温18度の表示があって
山の涼しさを感じました。全員が揃ったところで湿原をめざして歩き始めました。
 
11時半頃、ニホンジカの被害防止柵の扉を開けて湿原に入りました。
整備された木道の両側に咲く花の写真を撮りながら木の階段を上がっていくと、
標高1,750mの「山彦荘」が正面に見えました。山荘の前を通り過ぎて、下りの砂利道を
歩いてカラマツ林を抜けると、目的の<花畑>がありました。
「入笠山登山口」の近くでした。花が群生している光景を想像していましたが、花が
少なくてちょっと期待外れでした。
 
12時半頃、「山彦荘」の前に戻って湿原を眺めながら2段重ねのお弁当を食べました。
13時10分、山頂駅近道という標識に従って少し上りの山道をしばらく歩くと、
ヤナギランが咲いている<すずらん山野草公園>に出ました。6月には20万本の
ドイツスズランが咲くそうです。私は見たことがありませんが素晴らしいでしょうね。
さらに展望台をめざして歩いて行くと木々の間から眼下に町の景色が見えました。
 
13時40分頃、<八ヶ岳展望台>に着きました。上部が雲に隠れた八ヶ岳連峰と麓の
富士見町の眺望がパノラマで望めました。
展望台周辺の散策は約30分のフリータイムになりました。
リンドウやシモツケ、ユウスゲ、そして名前の分からない高山植物がたくさん咲いていて、
今日1日の疲れが消えていく思いがしました。

 入笠湿原
 
 
<山野草公園>咲く ヤナギラン
<八ヶ岳 展望台>周辺に咲く花々
 
 
 
 
 リンドウとツリガネニンジン

 
ヒマワリ ヤマユリ
 
カワラナデシコ   ノコギリソウ
クルマバナ サワギク
   
 アサギマダラ   アゲハチョウ
 
フシグロセンノウ   マツムシソウ 
 
ツリガネニンジン    ノアザミ 
 
 ワレモコウ   シシウド 
 
アキノキリンソウ    クサレダマ 
 
 エゾリンドウ    ヤナギランとコオニユリ
 
 ホソバトリカブト   ウツボグサ 
 
 ハクサンフウロ   コバギボウシ 
 
    クリンソウ 
 
ツリフネソウ    コオニユリ 
 
 ヤマオダマキ   レンゲショウマ 
 
  キキョウ    マルバダケフキ
 
ユウスゲ    シモツケソウ 
   
 ヒオウギ   ミヤマザクラ

14時15分にゴンドラ山頂駅に集合してゴンドラに乗り、麓の駐車場に戻りました。
この「富士見パノラマ」はスキー場で知られていますが、マウンテンフィールドとしても
日本最大級の規模を誇っているそうです。
ゴンドラの窓から下を見ると細い林道斜面にマウンテンバイクのコースがあり、スピードを
あげて疾走するライダーの姿が見られました。ゴンドラを使って山頂まで自転車を運び
何度もダウンヒルを楽しむそうですが、一度見ただけで怖くなりました。
 
ゴンドラ山麓駅に着くと気温が高くてだいぶ蒸し暑く感じました。
バスに乗って約20分、道の駅で買い物とトイレタイム。
歩数は1万歩くらいでしたが、歩き慣れないアップダウンがあったので疲れました。
帰り道は渋滞がなく予定よりかなり早い18時頃に新宿駅近くに着きました。
 
<入笠湿原>は数年前にスズランを目的に出かけましたが、花が全く咲いていなくて
元気に育った葉だけを眺めて帰ってきました。
今年の異常な暑さではどこにも出かける気力が出ませんでしたが、美しい花を見たら
またどこかに行きたくなりました。写真を写していると気分転換になるし、趣味は「元気の
源」です。暑さに負けないように気をつけて何処かに出かけたいと考えています。