雑賀崎台場
探索日 | 場 所 | 備 考 |
23年6月23日 | 雑賀崎工業団地 | 上に行くにはどうやって行けば・・・(汗) |
23年7月6日 | 雑賀崎台場 | あいにくの雨でしたが・・・(汗) |
23年8月8日 | 旧水軒駅構内 | 暑い日でした( ̄▽ ̄;) |
☆ 解説 ☆
紀州藩が沿岸警備のために築いた台場の一つ
1853年(嘉永6年)のペリー来航の影響により、
異国船を脅威と感じ、沿岸警備計画を立てていたが、
翌年に来藩したロシア艦ディアナ号の内部を見た
藩の関係者はあまりの技術差に驚き、
その報告を受けた藩は急ぎ台場の砲台築城を急いだ
幕府から勝海舟が派遣され、家老三浦長門守の指揮のもと、
加太浦から下津大崎に渡る長大な台場の構築となったが、
大半が経済的な理由で頓挫したにも関わらず、
雑賀崎台場は石垣や砲台跡の保存状態が良く、
2010年(平成22年)4月20日、和歌山県指定文化財となった
全景
雑賀崎工業団地から撮る
上には番所庭園へ続く道に面しており、
廃墟になった旅館の隣に入り口がある
再訪はあいにくの雨でした
入り口に雑賀崎台場(カゴバ台場)の案内があります
この奥にある階段が入り口です
県の指定文化財になっていますが、
基本的には地元の方々の協力で成り立っていますので
案内板などは全て手作りです
ここを右に行くと雑賀崎工業団地に下りて行けます
台場には左を下りて行きます
通路は一気に狭くなっていきます
振り返ってみる
左は草木で覆われ、右は崖になってます
この先は一部私有地(農地)になっていますが、
その脇を通って奥に行けます
しばらく行くと分岐があります
先に丘のほうへ行きます
丘には休憩所があります
お城が見える丘
この名前の由来は
丘の北東に和歌山城が見えることから、
地元の住民がこの名を付けたという
天候が良ければ市内を一望できると思います
分岐に戻って台場のほうへ向かいます
整備されているので歩きやすいです
ここを下って行くと左に算木積み石垣があります
算木積み石垣
結晶片岩で積み上げられた長さ約20センチの石垣
算木積みとは石垣の出角を積む石積み法の一つで、
ここの石垣の角がその方法で積まれています
算木積みは和歌山城の石垣にも見ることができる
内側は緩やかに外側は急な造りになっています
石垣からさらに下に下っていきます
この先が台場です
石垣の状態は良いです
雑賀崎台場砲台跡
中央にエノキが植えられています
エノキに砲台跡の案内があります
跡自体はすでに埋め戻されています
奥からもう一枚撮る
砲台跡から番所庭園(元番所台場)を望む
良い天気であれば眺めも良かったと思いますが、
梅雨は致し方なし!
入り口もわかったのでまた機会があれば
再訪したいと思います
遠景
旧水軒駅構内から撮りましたが、
ここの駅跡も随分緑豊な感じに変わっていました
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