射矢止神社
(探索日 25/4/23)
☆ 解 説 ☆
祭神 品陀別命、息長帯姫命、天香山命、一言主命、宇賀魂命
『南紀神社録』に「伊也土は伊也比古の訛にて
越後国蒲原郡伊也比古神社と同神にして大彦命、または伊也比古天香山命とも云う」とあり
社伝には伊野土神社とも云い、天香山命、一言主の神々が
神代の昔に五十猛神と共に本国に天降りし、名草の山路に跡を残した
後に神功皇后が三韓より凱旋して雄の湊より矢を放ったところ、
矢はこの地に止まり、皇后がこの矢をもって国家鎮護の御神とし、射矢止八幡宮として祀ったという
『紀伊名所図会』にも櫻の井の記述があり
葛城山の役小角が射矢止の御神を崇敬し、顕密の法を修行したと伝わり、
櫻の井は神社鳥居の東にあったとされる
また、境内には楠の大木があり、社殿背後の楠は樹齢三百年と推定されている
この画像を見てお分かりになると思うのですが、
現在、神社に面した県道が拡張工事のため、鳥居・石垣等が撤去されて、
境内に無造作に置かれています
本来の姿を取り戻すにはさらに年月がかかるだろうと思います
撤去された鳥居は拝殿の横に寝かされています
鳥居があった場所は工事のため、崖化していました
ですが、他の社殿に至っては無事のようです
上の写真の脇にある手水舎
手水舎の右隣に社務所があります
社務所に並んで拝殿もあります
神社の奥へは拝殿の脇を通って入って行きます
神社に合祀している小社が点在しています
社殿裏にある樹齢300年と推定されているクスノキ
境内全体にクスノキの森林がありました
自然豊な神社ですが、神社が復興した折に再訪したいと思います
かつてのお姿はもう見れないかもしれませんが・・・
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