話題2011年 話題2011年はトーク・レクチャー活動のみです。

★ 萩谷由喜子のレクチャーコンサート 「〜クラシックが10倍楽しくなる音楽ミステリーツアー〜」
2011年2月8日
 右のチラシのとおり、2月8日 午後2時から、月島社会教育会館4階ホールにおいて、
「萩谷由喜子のレクチャーコンサート 〜クラシックが10倍楽しくなる音楽ミステリーツアー〜」 が開催されました。

 このコンサートのことは、銀座新聞ニュースにも掲載されました。

 おかげさまで満員の盛況のもと、無事終了いたしました。
(左写真)素敵な演奏をしていただいたピアノの川田健太郎さん、ヴァイオリンの藤崎美乃さんと

 藤崎美乃さんのかわいいブログ"美乃の気まま日記"も是非ご覧ください。


★ 小平楽友サークル 公開講座『日本の名歌とピアノ連弾の楽しみ』
2011年4月20日
 小平楽友サークルも地震に負けていません。
 現在のシリーズは「オペラ入門と生演奏コンサート」。
 4月20日はメンバーによる生コンサート。
 ソプラノの山田昌子さんと、国立音大附属中学以来の仲良し、ピアノの豊田亮子さんによる『日本の名歌』は、柔和な抒情と甘美なファンタジーにあふれ、ああ、日本はよい国、この美しい祖国を再び! と思わせるものがありました。
 後半はこの講座が生んだフレッシュ・デュオ、森永亜由美さんと山田洋子さんによる、フォーレ『ドリー』から4曲。
 ますます息があってきたおふたりの名演に酔いました。




★ 小山実稚恵さんと対談
2011年6月6日 オーチャードホールのリハーサル室
 2006年から向こう12年にわたり全24回という長期計画で小山実稚恵さんが継続中の「小山実稚恵の世界〜ピアノで綴るロマンの旅」。2011年6月25日に開催されるその第11回のための「レクチャーサロン」で小山実稚恵さんの対談相手を務めさせていただきました。
 最初に、被災地の避難所や小学校に音楽の贈り物を届けていらっしゃる小山実稚恵さんの近況をおうかがいしました。被災地でのコンサートということで地味な服装になさろうかと現地の方に相談したところ、「お持ちの中で一番華やかなドレスで弾いてください」といわれ、はっとなさったそうです。音楽は夢と希望を届けるものなのだということをあらためて感じさせられるお話でした。
 その後は、今回のショパンとドビッシーの前奏曲と練習曲についてお話をうかがい、ドビッシーの「亜麻色の髪の乙女」「ウンディーネ」などを聞かせていただきました。
小山実稚恵さんを囲んでの懇親会です。


★ 志鳥栄八郎記念・杜のコンサート
2011年6月10日 千日谷会堂
 JR信濃町駅から徒歩1分という交通至便な千日谷会堂を会場として、 長年、営々と続けられているレコード・コンサート「志鳥栄八郎記念・杜のコンサート」は、 その名のとおり、わたくしの音楽評論の師匠、故志鳥栄八郎先生がおこしたレコード鑑賞会を祖とします。
 現在も役員のみなさまのご努力により、月1回、話題の新譜を鑑賞していますが、ときおり、演奏家の方をお招きして生演奏を楽しみます。
 今回は、わたくしの編纂・監修した楽譜集 「クララ・シューマン ロマンス〜女性作曲家によるピアノ作品集」をCD化してくださったピアニスト、江崎昌子さんとごいっしょにお邪魔し、江崎さんの演奏を拝聴しつつ、クララやファニー・メンデルスゾーン、テクラ・バダジェフスカ、マリア・アガータ・シマノフスカのお話をさせていただきました。

   写真は、日頃、使われていない古いピアノであるにもかかわらず、清楚な美音で作品に命を吹き込んでくださった江崎さんとともに。


★ 小山実稚恵の世界
2011年6月15日 オーチャードホール

 シリーズもいよいよ中盤。

 写真は、ますますピアニズムに磨きのかかった実稚恵さんと。


★ 小山実稚恵&萩谷由喜子 トークイベント
2011年7月21日 那須野が原ハーモニーホール
 栃木県北部、那須連山のふもとに位置する那須野が原は、箒川と那珂川の合流部にかけて広がる標高約150m 〜500mの緑ゆたかな台地。東北新幹線の那須塩原駅からタクシーで約30分、この台地の真ん中に建つのが、那須野が原ハーモニーホール。
 1275席の大ホールと399席の小ホールを擁しますが、3月の震災により大ホールに影響が出てしまいました。しかし幸い、小ホールは無傷だったため、当初、大ホールで開催予定であった小山実稚恵さんのリサイタルが、開催日を一日繰り上げて小ホールで開催されることになり、その前日の予習企画として、『小山実稚恵&萩谷由喜子 トークイベント』が2011年7月21日に開催されました。
 翌晩に実稚恵さんが演奏なさる、ショパン、ドビュッシー、ラフマニノフの聴きどころをご一緒に押さえながら、作品への思いを語っていただき、リサイタルではとりあげられなかった曲を含め、何曲かをご披露していただきました。

(左)カタツムリのようなホールの外観 (中)そのカタツムリの内側にエントランスが (右)ステージにもお客様席をもうけました。

(左)たのしくお話しさせていただきました。 (中)トルコブルーのドレスがよくお似合いの実稚恵さんと。
(右)ホール一階のカフェで。マスター手作りのとろけるプリンは最高の味と食感。

  

★ 川崎市民アカデミー 講座
2011年8月16日 ミューザ川崎
  「これで納得 !! 2時間でわかる萩谷由喜子のおもしろクラシック音楽史」
 川崎市民アカデミーのクラシック音楽講座で、2度目の講師を務めさせていただきました。
 この講座は、ミューザ川崎を本拠地とする東京交響楽団が受け持っています。
 長いおつきあいのある同楽団からのご依頼により、上記タイトルで2時間、バロック音楽から近現代までの西洋音楽を駆け足でたどり、
     バッハの「トッカータとフーガ ニ短調』
     ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」
     シューベルトの歌曲「ます」と、ピアノ五重奏曲「ます」
     スメタナの連作交響詩「わが祖国」から第2曲「ヴァルタヴァ(モルダウ)」など
各時代の代表的名曲を映像つきで鑑賞しながら、各曲の作曲背景、楽曲構造のヒミツ、聴きどころなどをお話ししました。
 60〜70名ほどの受講生のみなさまは東京交響楽団のファンの方たちだけあって、みなさま、クラシックの造詣も深く、ノートを取られる方も多いなどとてもご熱心。
 用意したクラシック音楽クイズも、高い正解率。ああ、もっと難しくすればよかった、と嬉しい後悔を覚えるほどでした。



★ 小山実稚恵&萩谷由喜子 トークイベント
2011年12月13日 フィリアホール
 2012年1月21日、青葉台のフィリーホールで、小山実稚恵さんがショパンの2曲の協奏曲の室内楽ヴァージョン、それに『アンダンテ・スピアナートと華麗なるグランド・ポロネーズ』のピアノ独奏ヴァージョンを一気に弾いてくださる贅沢なコンサート『ショパンへの想い』が開催されます。
 これに先立って2011年12月13日、このコンサートをより深く理解していただき、なお一層楽しんでいただくためのプレイベントが開かれ、この日、実稚恵さんのトークのお相手を務めさせていただきました。
 100名ほどのお客様には全員ステージに上がっていただき、ピアノを囲む親密な空間でのトークイベントです。わたくしはピアノの高音部側に坐らせていただいて、作品誕生の背景な演奏史、そこにこめられたショパンの真情などについてお話し、そんなショパンに対する実稚恵さんの想いをあれこれうかがいました。
 もっとも印象に残ったのは、実稚恵さんのこんなお話です。
 2曲の協奏曲にはいくつかの重要な主題があらわれます。それらのなかでも、実稚恵さんがもっとも心を惹かれるのは、協奏曲第1番の第1楽章の第2主題であると、実稚恵さんはいわれます。もちろん、それはその主題だけ単独に聴いても、柔和で優美な情感にみちた、この上なく甘美な主題ですが、それが再現されるとき、別の調であらわれる、その心憎いまで配慮の行き届いた調性選択、そこにショパンの天才のひらめきと類まれなセンスがうかがわれ、いつ弾いても胸がときめくの、と実際にそれを弾きながら実稚恵さんは語ってくださったのでした。
 そして最後に、第2番の第2楽章のソロ・ヴァージョンを全曲弾いてくださいました。


(写真)すべてのお客様にステージに上っていただき、こんな配置で進行しました。

(写真)お客様との会話が弾むサイン会


★ 小平楽友サークル クリスマス・コンサート
2011年12月21日 小平中央公民館ホール
 年に2回ほど開催している小平楽友サークルのライヴコンサート、今回は時節柄もちろん、クリスマス・コンサートです。
(左写真) 幕開けは、国立音楽大学の先輩、後輩にあたる山田洋子さんと森永亜由美さんの連弾で、フォーレの連弾組曲『ドリー』から4曲が演奏されました。

(右写真)なんとこちらは、国立音楽大学付属中学校入学以来の半世紀にわたる仲良しコンビ、ソプラノの山田昌子さん、ピアノの豊田亮子さんによる、クリスマスにちなんだ名歌集。
(左写真)最後に、山田さんのご指導で全員合唱を愉しみ、シャンパン&ワイン・パーティーに移りました。

 北欧からサンタさんもきてくださった本格的クリスマス・コンサートでした。

(右写真)こんな楽しい雰囲気で、和気あいあいと活動しています。

毎月2回、第1、第3水曜日の10:00〜12:00
会場は小平中央公民館、会費は2,000円/月です。
1月は11日と25日。11日のテーマはバッハ、25日はブラームス、みなさまのご入会をお待ちしています。体験学習や入会のお申込み、お問い合わせは、小平楽友サークル代表、山田洋子さん(電話:042-345-8862)、副代表、松原英男さん(電話:042-458-2515)、同、宮村大介さん(電話:042-344-8793)まで。

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