7.「ぼくのまち」

どの楽器でやろうか悩んだのだが、齊藤ジョニー君にバンジョーとマンドリンを弾いてもらった。彼は若いのに名手です。
エンディングで続くカントリータッチの演奏は私のこだわり。風景です。


8.「600Vの男」

2005年、エンケンバンドで映画「不滅の男 エンケン対日本武道館」完成記念ライブを渋谷「AX」でやったのだが、その折に私がアンプの漏電により感電、600Vをもろに浴びて腰が砕けたのでした。この模様は同映画のDVDの特典映像「600Vの男”踊ろよベイビー”の巻」に収録されております。こうなったらこの曲を作らないわけにはいかない!と完成しました。
演奏は爆音トリオ「天月」です。


9.「歩いてる」

まず最初に「歩いてく 歩いてく」というフレーズが頭に浮かび、そこから作った。コードは4つだけ。延々とそのくり返し。永井ルイのメロトロン(フルートの音)以外全部一人録音。エレキの弾き語りから録り始めたのでドラム、ベースは多少リズムがずれています。でもこれでいいと思った。
シールドは今回のレコーディングは全部「KAMINARI GUITAR」のカールコード。

10.「はやぶさ」

2010年6月13日に小惑星探査機「はやぶさ」が奇跡的に地球に帰還した、その映像を見た。カプセルを届けて美しく儚く散っていくはやぶさ。こんな事は珍しいのだけれど、歌を作ってみようと思った。アコギの弾き語りに、たまきあや編曲によるストリングスを加えた。はやぶさ、君に捧げます。

11.「ひねもす」

最後に一曲入れたくなり、作りました。最後の「♪ア〜」というコーラスは笹倉慎介による多重録音。笹倉君が「フェイドアウトで「ハナ」の「もっと」のフレーズを入れたらどうですか?」というアイデアをくれた。実はフェイザー(ジェットマシーン)がだんだんと掛かっているのだよ!

湯川トーベン|おはよう今日一日君は何しているの
全曲解説

1.「おはよう今日一日 君は何しているの」

雲を見るのが好き。窓から見たくじら雲がいつの間にかイワシになっていた。
レコーディングでは森信行(ドラム)と私(アコギ)という二人だけでまず録った。ベースは無しで行くつもりでダビングはキーボードのみにしたのだが、やはり最後にベースを入れました。スタジオに子供ばんどレコーディングの下見に来ていたうじきつよしにもコーラスで参加してもらった。タイトルは歌詞をWORDで作っていて、保存名が歌詞一行目になったので、長いけど「これでいいや」となりました。

2.「お月さんが笑ってる」

THEMの電気ピアノの音が好きなのとバッファロー・スプリングフィールドの「FOR WHAT IT'S WORTH」のギターフレーズが頭の中で合体してあんなピアノになりました。こんな感じの曲は前作「そら」の中の「珈琲」の続編と言えます。
今作使用のアコギはすべて借りたギブソン・ヴィンテージJ-50。今回のレコーディングのベースはすべてフラット弦のプレベで、ベースアンプは感電したあのアンペグSVTでマイクのみの録音です。

3.「朝からゴキゲン」

タイトル名はもちろんハーマンズ・ハーミッツ同名曲より。アルファベッツでも「恋はちょっぴり」というモンキーズと同名曲を作った。昔のシングル盤の邦題が好きです。
レコーディング・メンバーはお馴染みフォークロックス。間奏のすっとぼけたギターが中野督夫らしくていい。人柄がそのまま出てます。。
イントロとエンディングの口笛は笹倉慎介です。向山テツが珍しくブラシで叩いてます。

4.「アルマジロ」

ずいぶん前からやっていた曲で、今回はピアノでやってみようと思い、藤原マヒトにウーリッツア(エレキ・ピアノ)とアップライトのダブルで弾いてもらいました。笹倉君のスタジオ「guzuri」にて録音。ヴォーカル・ブースの窓から公園が見えるのどかな環境で、カラスの鳴き声や子供たちの歓声も聞こえてきて歌も何となくおとなしくなってしまい、録り直しに苦労しました。

5.「天ぷらと月見」

以前やっていたバンド「トリプルダイアモンド」で「天使の月」を演奏していた頃、ドラムの嶋田吉隆が略して「天月」と言っていた。これはのちにバンド名になるのだけれど、今度は「天月って天ぷらと月見のこと?」と言われ始め、面倒なのでこの「天ぷらと月見」という曲を作った次第。
こういう曲が大好きな永井ルイが知り合いのヘルリン・フィルに声を掛け、ついでにオペラ歌手も連れて来てくれました。最後の「♪よかったね〜〜」もファルセットで唄っていたのだが、「地声でやれ!」というキビシイ指令により本気度100%になりましたとさ。お粗末さま。

6.「ヨッパライの唄」

この唄は関西でとても人気があります。何となく理解出来ますね(笑)。だんだん弱気になって行く主人公が哀れです。。
スタジオにいた人たち総動員で録音。齊藤ジョニー君が弾いてるアコギもスタジオのロビーに転がっていたヴィンテージ物です。永井ルイがドラムとピアノ、たまたまスタジオに見学に来ていた「もりきこ」のダニー君がエレキです。
コーラス(?)は「新橋駅前のヨッパライのサラリーマンのオッサン達みたいにしてくれ!」という私のリクエストです。ちなみに最後の「オェ〜」はプロデューサー片野氏。