格安列車ツアーインイギリス、北欧
中小零細国を除いてほぼ全国家を訪問した筆者は上記国へ行くことにした。ノルウエーが目的である。スカンジナビア、フィンエアーが便利であるが中国国際エアーを利用した。値段が安いそれだけ。オスロ便がないのでストックホルム往復チケットが66,950円である。欧州内航空運賃は、ノルウエー航空のストックホルム−ロンドンが25.8ポンド、ロンドン−ベルゲンが43ポンド、イージージェットのロンドン−エジンバラが39.26ポンドで合計15,000円である。鉄道運賃がエジンバラ−インバネスが8ポンド、インバネス−ウインダミアが19.6ポンド、ウインダミア−ロンドンが23.5ポンドで合計7,200円、ベルゲン−ボスが100クローネ、フラムーオスロが687クローネ、オスロ−ストックホルムが176クローネ、グドバンゲン−フラムのフェリーが300クローネで合計16,400円である。ホテル代は、インバネスのB&Bが50ポンド、ウインダミアのB&Bが55ポンド、ロンドンのホステル相部屋が23ポンド、ホーレイのB&Bが45ポンド、グドバンゲンのホテルが790クローネ、オスロのビジネスホテルが619クローネ、ストックホルムのホステル相部屋が285クローネで46,000円である。運賃、ホテルの総合計は155,000円、食費、バス、メトロを含めて10日間200,000円である。シニア料金があり大変うれしかった。チケットはオンラインで購入した。格安チケットであるから指定された日、指定された列車に乗らなければならない。スケジュールをきっちりする必要がある。交通機関がキャンセルになったり、遅れたりするとややこしいことになる。
イギリス ノルウエー スエーデン
首都 ロンドン オスロ ストックホルム
面積(対日本)
通貨 ポンド140円 クローネ13円 クローネ13円
訪問地 ロンドン、エジンバラ、インバネス、湖水地方 フィヨルド、オスロ ストックホルム
交通手段 バス、飛行機、列車、メトロ バス、飛行機、列車、フェリー バス、飛行機、列車


北ヨーロッパ地図


 2016年9月5日 関空−北京‐ストックホルム−ロンドン
9時発のフライトに乗るには自宅を5時過ぎに出発しなければならない。前日まで台風情報が出ており9月の旅行は注意がいる。京都駅についてはるかが運行して居り安心した。時間通り出発し北京で乗り換えとなる。セキュリティチェックが時間を食う。13:50発のストックホルム行は17:20に到着した。6時間の時差があり9時間半のフライトである。日本時間では翌日の0:20である。ロンドン行まで3時間以上の時間がある。ストックホルムで入国、出国手続きをする。チェックインは機械を操作する。ボーディングパスを打ち出す。スタッフは見当たらない。出発が1時間遅れた。23時にロンドンについた。日本時間では翌日の7時だ。完全な徹夜。ガトウイック空港のプレミアムインにチェックインしようとするが予約が入っていない。乗り継ぎのために7時間ほど滞在するのに15,000円も払うのはバカ臭いと思っていたので、空港でごろ寝することにした。同じような人があちこちにいる。早朝発の便だから空港で過ごすのもありだ。24時間営業のカフェがある。
本日の出費 20クローネ (航空機、列車、ホテル代は除く)


2016年9月6日 ロンドン−エジンバラーインバネス
イギリスポンドキャッシュは多少持っていたが、ATMで200ポンド引き出した。イージージェット8:25発のエジンバラ行は定刻に離陸する、格安航空だから一切サービスはない。エジンバラ空港は国際空港だがロンドンに比べたらあまりにも小さい。4.5ポンドでリムジンバスがウエイバリー駅まで行く。スコットランドで最大の駅である。エジンバラ城が丘の上に見えてきたと思うと30分ほどで到着。インバネス行の列車まで3時間ある。まずイギリスの列車の切符の取得である。オンラインで申し込むが切符は現地で取得する。面倒くさいかもしれないが本当の切符が出てくるのと、クレジットカードと予約番号さえわかれば問題ないので、PDFファイルの打ち出し切符の紛失なんてありえない。自動販売機を操作する。英語でカードを入れる抜く、番号を押すなど丁寧に指示が出てくるので簡単に切符を得た。駅近くの国立スコットランド美術館へいく。有名画家の作品を見る。駅に戻り列車のホーム番号を確認する。昨日から食事、睡眠をきっちりとっていないが体に異常はない。レストランに行く方法もあるが、どんな料理が何時間かかるかわからないので、デリカを買うことにする。列車の中で食うのだ.昼夜兼用食事だ。インバネス行列車の発車ホーム番号がなかなか出ない。大阪駅みたいな巨大な規模ではないが、首都の駅で結構乗客がいる。発車5分前に番号が出た。列車に乗り込むと先客が仰山いる。これはどういうことだ.列車内で飲食ができるかじっくりと観察する。おっさん、おばはんがテーブルの上に食材を置いて大宴会をやっている。俺の前にはテーブルをはさんで別嬪さんが2人、少し気になったがビールを飲み始めたら止まらない。ヘイマートを過ぎると有名なフォース鉄橋が見える。世界遺産だそうだ。検札は必ずある。車内アナウンスもしっかりしている。テロップも流れる。停車すると列車とホームの隙間に留意するようにアナウンスがある。1時間半ほどでパースに到着して、彼女らは降りた。車内はガラガラになった。スコットランドの田舎を列車が走る。駅の前には建物、車があり国道が線路に沿っている。国道の向こうは羊の牧場がある。トンネルはない。緑の丘が続く。家の屋根には煙突が必ずある。冬の寒さが厳しいのだ。線路内立ち入り1,000ポンド罰金、ホームのフェンス超えると警察による逮捕など鉄路を守る規則は厳格だ。16:54時間通りインバネスに到着。ドロムナドロヒトに行くバス乗り場を探す。バスは1時間後に出るらしい。30分かかる。明日は10:45発の列車に乗るからドロムナドロヒトへはバスに乗りに行くだけ。バスに乗るのはやめた。時刻は17時半を過ぎている。B&Bを探す。Baron Taylor’s StのVacancyの表示のある所はすぐに見つかった。主人に部屋を見せてもらう。設備は申し分ない、キャッシュ払いである。前日の疲れがあり、シャワーを浴びると泥のように眠った。夜中に猛烈な寒さで目が覚めた。スコットランドは冷えるのだ。ロンドンとは大違い。クロゼットから毛布を引っ張り出した。
スコットランド美術館
エジンバラ城

本日の出費25ポンド (航空機、列車、ホテル代は除く)

2016年9月7日 インバネス−湖水地方
雨が降っている。コートを着た人が歩いている、傘を使用していない。不思議な景色だ。朝食は素晴らしい。真っ白なテーブルクロス、快適な椅子、清潔な食器、キノコ、卵、ソーセージ、ベーコン、ハム、トマトが皿に乗って出てくる。牛乳、ジュース、コーヒ、紅茶、ハーブティ、バター、ジャム、フルーツ、シリアルがある。イングリッシュブレックファストに感激する。昨日の夕食、今日の昼食も一緒に食べよう。部屋に戻ると10時前になっている。16時間滞在したことになる。外に出ると雨が降って寒い。冬ズボン、スパッツ、長そでシャツ、薄いセーターでも暖かくない。今から思うとインバネスが一番寒かった。駅の待合室は暖房が入っている。ウインダミアまで6時間の列車の旅の始まりだ。改札機に切符を入れて抜き取るとゲートが開く。食事をたっぷりとったのでミネラルウオーターだけ持参する。検札、車内販売がある。緑の景色がどこまでも続く。民家が見当たらない。シートはやや広い。パースにつくと乗客が乗ってきてにぎやかになった。フォース鉄橋を過ぎてヘイマート駅で乗り換え。乗り換え時間が少なく焦ったが車掌が丁寧に教えてくれた。イングランドに入っても緑の景色が続く。南下しているのでコートを着ている人はいない。オクセンホルムでさらに乗り換え。B&BのBrenden Chaseを目指す。主人は俺の荷物を見て驚きの様子、しばらくして軽装の旅行は正解という。主人お勧めのオレストヘッドヘ行く。20分ほどで到着、眼下に湖が見えいい景色、ツーリスト、地元の人、犬も来ている。日没が遅くうれしい。大きなスーパーがあり、ビール、スモークサーモン、ハム、フルーツ、トマトを買う。セルフレジ故訳が分からんがおっさんが手伝ってくれた。10ポンド。スモークサーモンが絶品だ。脂がのり肉厚でピンクの色、煙の臭い、すっかり気に入ってイギリスにいる間ずっとお世話になった。部屋には洗面台、ティーポットがあり快適に過ごせる。
インバネス駅
オレストヘッドからウインダミア湖を見る

本日の出費15ポンド

2016年9月8日 湖水地方−ロンドン
イングリッシュブレックファストを心行くまで楽しんだ。おっさんの言う通りケズウィックにバスで向かう。傘は必需品、一日券がシニア料金で7.7ポンド。うれしい。外は猛烈な雨、ハイカーが途中乗ってくる。年寄りが多い。傘は持っていないが合羽を着ている。沿線は観光地らしくホテル、土産物や、レストランが並ぶ。終点に1時間後に到着。大勢のツーリストがバスを待っている。雨がひどいので少し待つ。マーケットプレイスに行く。屋台がたくさん、ホテル、観光案内所がある。雨宿りのつもりで博物館に入る。4ポンド。湖水地方の歴史を展示しているがよくわからない。ストーンヘンジに行かないのでキャッスルリッグストーンサークルに向かう。バス道を歩く。30分ほどで着くらしいが遠く感じる。数回人に聞いて到着。サイクリストは雨に濡れて走っている。48個の石が並んでいる、それだけ。中国人が多い。雨が止んだ。博物館の近くで帰りのバスに乗れた。グラスミアをすぎてダブコテージが見えたがパス。宿に戻りインターネットカフェに連れて行ってもらう。メールをチェックする。ロンドン行の列車は18:03に発車する。車内で快適に過ごすため食料を買い込む。スモークサーモンがたまらない。ウインダミアは屈指の観光地でツーリストが一杯いる。オクセンホルムから乗った列車はすいていた。夕食時なのでサンドイッチ、コーヒを楽しんでいる。俺はスモークサーモンでビール2缶空けた。幸せ。みんなざわざわしだした。ユーストン駅に着いたのだ。3時間の列車の旅はあっという間だ。21:25きっちりだ。トイレに行くが有料で20ペンス、列車ですませておくべきだった。セントパンクラス、キングスクロス駅を過ぎてST.Pancras YHはすぐに見つかった。シャワーを浴びて4ベッドのうちの一つに潜り込む。盗難に注意が必要だ。 >
キャッスルリッグストーンサークル


本日の出費30ポンド

2016年9月9日 ロンドン
朝カフェオールで目を覚ます。2ポンド。ロンドンの交通費は高い。最低4ポンドする。オイスターカードかトラベルカードか迷ったが、後者にした。12ポンド。払い戻しの手続きがいやだったからだ。バッキンガム宮殿を目指す。きれいな姉ちゃんが笑顔で迎えてくれる。シニア料金が19.6ポンド、結構な値段だ。日本語音声ガイドを貸してくれる。エジンバラ公がビデオであいさつする。よくいらっしゃいました。ゆっくり楽しんでください。エリザベス女王はビクトリア女王に次いで長いんだそうだ。 衣服、帽子、写真が展示されている。室内は金がふんだんに使われている。絨毯が鮮やかだ。世界中に英連邦があるから女王も忙しい。専属のデザイナーが特別の衣服を作るのだ。くつもあきれるほどある。女王の仕事も楽でない。色々鑑賞してげっぷが出そうになり疲れた。ベルサイユ宮殿ほどでかくはないのでこちらのほうが時間はかからない。ロンドンの地下鉄は屋根が低い、チューブ、管、というそうだ。ビッグベン、ロンドン塔、タワーブリッジなどを回った。くたくた。フィッシュアンドチップスを食った。7ポンド、マヨネーズ、ケチャップ、塩なんかお好みで使用する。白身の魚が厚い衣でおおわれている。サクサクとした歯触りが心地よい、コーラとともに楽しんでいるが、俺はビールでないと承知しない。脂っこいので胸焼けがする。イージーバスが40qほど離れたガトウイック空港まで2.5ポンドで行ってくれる。乗り場がわからなくて苦労した。列車なら15倍くらいする。空港で宿のあるホーレイ駅までの切符を買おうとするがものすごい人の数、20分ぐらい待ってやっと購入した。普通列車しか止まらないので注意が必要だ。Yee Tree Guest Houseに19時頃到着。明日は8:40発のベルゲン行のフライトなのであらかじめ連絡しておいた。宿のほうは心得ていて2人分コンチネンタルブレックファストパックを用意してくれていた。部屋に洗面台、コーヒセット、ポットがあるので便利だ。イギリスの宿は必ず部屋に洗面台があるのでうれしい。
バッキンガム宮殿


本日の出費50ポンド


2016年9月10日 ロンドン−ベルゲンーボスーグドバンゲン
早朝のフライトだから6時半起で駅に向かう。土曜日なので客は少ない。空港ではチェックインは機械を操作する。コインが余っているのでポリッジ、おかゆを食って使い切る。機内でおっさんが話しかけてくる。ハワイで2か月間犬の世話をしていた。持ち主がハネムーンに行ったので留守番をした。1年じゅう旅行している。家、家具、余分な衣服はない。家を持つと住まなければならない。ノルウエーのスタバンゲルの友達の家に居候するらしい。株式投資で金を稼いでいる。ノルウエーは世界一物価の高い国だから財布はすぐにカラになる。しゃべりまくられた。眼下に島が見えてきた。11:56にベルゲン空港に到着。入国審査はない。エアポートバスに乗り込む。カード払いでシニア料金95クローネ。すぐ長いトンネルに入る。30分ほどで駅に到着。切符を機械で買う。100クローネ。ノルウエーナットシェルというパックチケットがあるが8,000円ほど高く、同じ交通機関を使うので自分でアレンジするほうが良い。ボス行の列車は12:56に発車。海と山が線路に沿っている。湾が陸地に入り込んでいるのだ。トンネルに入る。この国は山が多い。1時間ほどでボス駅に到着。ツーリストが訪れるらしくホテルなんかがある。事前調査でスーパーがあるのがわかっていたので目指す。バスは14:40発であり急がねばならない。ビール、ハムなどを買って150クローネ。勘定を間違ってるのじゃないかとレシートを見る。2,000円程だ。950と4500のバスがあるが後者はトンネルを通るので景色が悪い。バスはシニア料金55クローネ。カード払い。ものすごい坂を上っていく。シュタルハイムホテルを経由する。渓谷を下り始める、ものすごいヘアピンカーブの連続15:40にグドバンゲンに到着。ホテル、フェリー以外何もない。中国人のツアー客がいる。広い駐車場に結構車がいる。Gudvangen Fjord Hotel&Apartmentsしか宿はない。コッテージ形式の部屋は寒々としている。レストランをのぞいてみる。ビール小瓶が80クローネ、肉団子とジャガイモの料理が300クローネ。やはり物価は世界一だ。持ち込んだ食料を食って寝る。
停泊中のフェリー


本日の出費300クローネ


2016年9月11日 グドバンゲン−フラムーミュルダール
12時間くらい寝たようだ。目覚ましを1時間早くするのを忘れた。時差があるのだ。朝食は豪華だ。肉料理が豪華だ。唐揚げ、フライ、煮込みがある。昼飯の分まで食っておこう。フェリーは9:30に出発する。日本人ツアー客も来ている。個人客は少ない。フィヨルドの中をフェリーは進んでいく。山が迫っている、雪も残っている、滝がある。しばらくは面白かったが飽きてきた。逆方向からのフェリーに出会う。小さい港数カ所に寄港する、地元の人が利用するようだ。船内に売店がある、ビール80、コーラ50クローネ。大きな虹が出た。30qばかりを2時間かける。フラムにつくと結構な設備がある。COOPなど。ここで食料を買うべきだった。ミュルダールで1時間以上列車待ちがあるのでこちらにするつもりだった。フラム鉄道12:20発の乗車、世界中のツーリストが来るらしく30か国語のパンフレットがある。大変な難工事で完成したらしく、電車というよりケーブルカーに近い、景色は良い。海、山、滝、谷が沿線に目白押し。単線だから列車待ちがある。滝を見れるところで停車する。写真を撮りなさいということだ。盗難に注意する。13:15にミュルダールにつく、標高800メートルを超すから寒い。駅から外へ出る道がない。構内にカフェがあるだけ。列車待ちの客でいっぱい。食料買い込みはできなかった。14:08発の列車は混んでいる、指定席だから心配はいらない。1日に3本しかオスロ行はないから予約はするべきだ。トンネルにすぐ入る。出ると景色が変わった。雪がなくなり川と山がひたすら続く。いつまでも続いて人は誰もいない。車内は満員でコーヒを飲んだり本を読んだりスマホを触ったりしている。天気が良いので車内は汗ばむほどだ。テーブルをはさんで3人の前で飲み食いはできない。買わなくってよかった。19:07定刻にオスロ駅に到着、まだ明るい。City Box Osloはすぐ見つかった。チェックインするとホテルカードをもらう。ホテルの出入り、エレベータ、部屋の使用に必要だ。セブンイレブン、マクドで220クローネ。現地の人の給料は高いと思うがこれほど物価が高いと生活は楽でない。ホテルの部屋は、ベッド、シャワー、トイレ、机だけでポット、お茶は一切なし。暖房が入っている、清潔である。パソコンがありメールチェックできるのでありがたい。
フェリーから見たフィヨルド



本日の出費220クローネ

2016年9月12日 オスロ−ストックホルム
コーヒを飲む、30クローネ、荷物は倉庫へ、自己責任。オスロの道はカールヨハン通りを覚えておけばよい、シティホールを目指す。ノーベル平和賞授与会場だ。中国人団体が来ている。絵画、ホール、展示物を見る。受付の姉ちゃんに王宮を聴く。完璧な英語で返事がある。Fiskarietというフィッシュスープを出す店に行く。テイクアウトは119クローネ、公園のベンチで食う。パンとバターも入っている。クリーミーであるが濃厚ではない、塩っぱくで薄い、タラの白身、セロリが入っている。熱いからやけどしないように気を付ける。スエーデンから出稼ぎに来ていることは知っていたが、デンマークからも来ていることが分かった。ノルウエーで稼いで本国へ送金するのだろう。王宮、大聖堂なんかを見てホテルと鉄道駅を何回も往復した。ホテルのパソコンで遊ぶのだ。駅のトイレは有料だからホテルで済ます。5時間の列車の旅があり、夕食時間になるから食料を買い込む。スモークサーモンがない。120クローネ。スエーデン国鉄自慢のX200型列車が16:56定刻発車、ノルウエー語のアナウンスはわからん。通路を挟んで2席ずつでゆったりしている。500qを5時間で走る。バスよりも早いが新幹線より遅い。車内は静か。カールシュタッドでスタッフの交代がある。おそらくスエーデンに入ったのだろう。ノルウエーでは結局パスポートコントロールはなかった。21:50ストックホルム駅に到着。バサガタンという通りを知っておけばストックホルムを歩くことができる。夜が遅いので心配したが町は明るく、人が一杯歩いている。Generator Stockholmは10分ほどで到着、4人ベッドの相部屋で寝る。
オスロの王宮


本日の出費250クローネ


2016年9月13日 ストックホルム−北京
朝食は85クローネ、サンドイッチ、ヨーグルト、ジュースだけ。荷物をロッカーに入れたいがコインがない、カードしか用意していなかった。結局預けないまま歩くことにした。ホテル、レストランはキャッシュお断りとはっきり明示している。スーパーもしかり例外がトイレ、ロッカーである。ノーベル賞授与会場のシティホールに行く。中に入るが部屋に入れない。ツアーに参加しなければならない。敷地内からガムラスタンを見る。ツアー客がいっぱい来てバスが止まっている。トイレは無料なので使用する。ガムラスタンは昔の町のたたずまいが残っているところでツーリストが訪れる。王宮前で衛兵の交代式があった。北欧人は背が高いのでかっこよく見える。スモガスボードというスエーデン名物料理のレストランに入る。セルフサービスである。パンの上にスモークサーモン、キャビア、ローストビーフがのっている。3個とコーヒで250クローネ、これはうまかった。COOPで買い込む。ハム、パン、果物、デリカ、スイーツ100クローネ。セルフレジで訳が分からん、おっさんが手伝ってくれた。最終日で疲れてきた。リムジンバスで空港に向かう。119クローネ。列車の半額だからこんでいる。カードで買う。英語で説明がある。空港でスモークサーモンを買った。北京行のフライトは19:10で中国人が多い。ボーディングパスは機械で取り出す。
ストックホルムの王宮



本日の出費700クローネ


2016年9月14日 北京‐関空

窮屈なエコノミー席で9:45に北京に到着。16:25発のフライトまで空港で寝ていた。関空着は20:30。

あとがき
ロンドンはイギリスでない。あまりにも都会過ぎて東京だ。スコットランドは古い町並みだがゆっくりと時間が過ぎている気がする。雨と気温差に悩まされた。インバネスはオスロより寒かった。イギリスの朝飯は素晴らしい。B&B残っているのはこれがあるからだろう。コンチネンタルブレックファストは淋しい。イギリス、北欧の英語はわかりやすい。イギリスは階級社会であり11歳で人生が決まってしまう厳しい国である。せんばつされなかったら不満を抱えたまま人生を過ごさなければならない。カードもキャッシュもいる。北欧は完全なカード社会である。キャンディ一つでもカードで支払う。寒冷地にあるので建物は重厚だ。小便器、大便器の高さに参った。イギリスでは感じなかった。高い税金の故に物価が驚異的だ。国民はどんな生活をしているのだろう。3国を訪問して印象付けられたのは英語、カード、適正な機械操作が絶対必要だということである。スエーデン国鉄の切符オンライン購入でトラブルがあった。プリントアウトすると無効の切符が出てきた。メール、ファックスでクレームをつけたいが、手段がない。電話しかないのである。国際電話なんてばからしい。せっかくの格安切符の値打ちが下がる。郵便で催促する。まったく返事がない。数回郵便でクレームをしたがなしのつぶてである。仕方がない。国際電話をした。時計を見ながらできるだけ早くすましたい。時差が7時間ある。 NTTの光電話が一番安い。国番号などプッシュホンに入れる。国鉄にすぐつながりスエーデン語が出て、次に英語が出る。英語はわかりやすい。係員が出てきた。予約番号をいうとあなたは切符をキャンセルした。だからもう一度金を払って発券手続きをしろという。とんでもない、払い戻しのない、期日変更のできない切符をキャンセルする奴なんているわけがない。俺はキャンセルしてない、絶対に金を払わんとどやしつけたった。しばらくして彼女、システムに問題あるかしれませんね、払い戻しができるかどうか検討してみるので1週間待ってくれという返事である。こうなると待つしかない。約束通りしばらくして返金があった。国鉄から購入はやめて、スエーデンの旅行代理店から購入した。値段は同一である。個人旅行をすると面倒なことがあるが色んなことを覚えられて勉強になる。