|
![]() |
![]() |
古都霧景
あさもやの向こうに大仏殿と奈良市街が!
プロアマ対決フォトセッション
-竹田さんの作品はデジタルプリントです。今回の掲載作品の中では、唯一奈良で撮られたものですね。
山本
それにしてもいい条件のときに撮ったものですな。
普通に撮れば、近頃ではこのあたりは開発されて、バックにちょっと見えてますように、
建物や家並みがイヤにめだってくるんですがね。
靄というか霧ですか、これが良かった。
奈良ではこれだけ霧がかかることは1年のうちにもそうないと思います。
最高の条件ですわ。 向こうに少し見えてるというのもにくいですな。
新旧の対照がおもしろいと思いました。
-ちょっとだけ見えているところに幻のような雰囲気が出てますね。
ライトバランシングフィルターも使ってますから、デジタル処理ではなくて、撮影時にタングステン調の青味をつけたんですね。
山本
それが効果的かも分からんね。 デジタル、アナログ関係なく表現としてきれいですわ。 ええんとちがいますか。
講師は京都の山本建三氏です。
フォトコンテスト誌 4月号 2002年 P72
読者判定結果!
479票!
堂々一位!!
2位は山本建三氏210票
ご声援ありがとうございました!
フォトコンテスト誌6月号P47
|
いさかい
淡い色調で描かれた日本画か水彩画のような美しい作品ですね。
天候と被写体と難しい露出値の決め方による、ぎりぎりまで引き算された色調で、格調の高い仕上がりになりました。
画面一杯にフレーミングされた三羽のシラサギと背後の空間処理もうまくまとめ、シャッターチャンスよく捉えています。
餌付けで有名な所ですが、わざとらしさもなく、フィルムの色調再現も生かした作品にしあげています。
三輪 薫氏選評
「粉雪がちらつく琵琶湖湖畔にシラサギが飛び交います。
凍える寒さの中で身を固くしながら、
「この一瞬」に熱中して撮影しました。
三輪先生のコメント、気にいりました。うまい!
必要にして十分。恐れ入りました。
フォトコンテスト誌 6月号 2002年
ネイチャーの部入選
|
ショータイム
またまた!読者判定堂々一位!
プロ・アマ対決フォトセッション 須田一正プロ
ー最後の作品は、竹田さんの「ショータイム」夜の遊園地ですね。
須田一正氏講評 これは現実の風景なんだけど、長時間露光で時間をずらすというか、
ロングシャッターによって光跡が非常に夢幻的に写っていて、まさにショータイムという感じです。
・・・・この後、光が消えたときは真っ暗になってしまう。そういうことも先行してイメージできる。
賑やかなんだけど、そのあとすごく寂しい暗い空だけになってしまうのかなと思って、
わりと華やかな裏も想起させるような風景写真というか、
まさに都市のメランコリックな部分までもイメージされたのではないかと思うんです。
ーこれは絶対に目では見えない光ですから、計算も相当されたと思います。
15秒という長時間露光をシャッター速度優先で撮っていますが、
これを計算したというと、かなり技術もしっかりされているのでしょう。
フォトコンテスト誌 2002年10月号
10月号フォトセッション
「都市」読者判定結果発表
|
大仏様お身拭い
日本フォトコンテスト誌12月号2002カラー写真の部 特選!入賞
東大寺でのお身拭いでの光景です。籠に乗った寺男達が大仏様の埃を払って、お顔をきれいにします。
選者長友健二氏・選評
大仏様は大きいなぁ。籠に乗った人間の大きさでよくわかる。一年に一回のお身拭いだが、
大仏様の優しい眼が慈悲深くてうれしい。
ロープで吊るされているために安定しないお坊さん。室内のためにスローシャッターしか切れないので、
それが幸いして絵に動きが出た。
ごくありふれた作品と言ってしまえばそれまでだが、私には魅力的に写ってしまうから不思議である。
この場所でのフイルムの選択がよかった。
この写真の特選入選!で、フォトコンテスト誌カラー写真の部・2002年は、
月例年度賞得点表に(4点・23位)で名前を連ねることができました。
なお、選者の長友氏は
「一枚一枚の作品に思いやりとやさしさを感じられるようなのを選んだつもりでいる。
ヒューマンなドキュメント写真。
これが私の写真に対する熱い思いである。」
と、述べられている。
私は、マッタク同感!いたしましした。
|
飛翔
フォトコンテスト誌 6月号 2003
ネイチャーの部・入選
丹地保尭氏選評
見事なシャッターチャンスです。
太陽に向かいストロボで被写体をとらえるテクニックから、
経験豊かな作者とお見受けました。(原文ママ)
シラサギの丹精な姿も、シャープさも申し分ない描写ですが、
背景を2段階ほどアンダー気味にした方が、
主役の白鷺に視線が集まるでしょう。
羽を広げた姿は気品があり、
背景にもドラマが予想され、
物語を感じます。
身を切る寒さのなか
雲間の太陽をポイントに
飛び交うシラサギを激写。
鳥寄せに協力してくれた妻に感謝!
|
参集
外人が来た!と、
私たちを見物に駆け寄る子供たち。
彼らの無邪気な笑顔と眼の輝きが印象的でした。
高橋 f氏 選評
手前、中、後ろとなんともバランスのいい作品だ。
あまりよすぎるとつまらないけれど、
この作品の場合はそれがいい。
寝そべっている子供たち、
走ってくる子どもたち、
それぞれの表情が実に生き生きとしていてウレしそう。
撮るよ、と言って撮ってるのだが、
タイミングとしては決定的なよさである。
全体が自分の絵になっていていいぞ。
日本フォトコンテスト誌 8月号2003
カラー写真の部 入選
|
少年
シャボン玉を追いかける少年をアップで。
動きまわる少年をフレーミングするのは容易ではなかったです。
高橋 f 先生選評
一瞬の表情をとらえた見事な作品だ。
この子の表情に惹かれる。
これは、瞬間に反応できるだけのテクニックがあるということだ。
ただ、なんでこんな表情になるのかがわかりにくい。
そこだけが気になる。
人間っていいなって、思う竹田さんの気持ちが素直にでているような気がします。
写真っていうのはこんなときに自分がでる。
だから楽しいね。
月刊「フォトコンテスト誌」2003年12月号特選
なるほど〜
高橋先生はスゴイ。
ワタシはいつも「人間って素晴らしい!人間賛歌」というような
写真を撮りたい、と思ってるんです。
ようワカッテハル。
左上の虹はシャボン玉なんですよ。
少年が楽しくそれを追いかけてる図です。
シャボン玉がもう少し大きいか、真ん中近くにあれば
満点だったかな?
|
牡鹿落陽
日本フォトコンテスト誌ネイチャーの部 推薦入選2004
今までは牡鹿と夕陽をからめて撮っていましたが
今回は逆に夕陽に牡鹿の角をからめてみました。
選者 栗林 慧氏選評
この作品は「何だろう?」と一瞬思わせる効果がある。
これは大切な要素の一つと言えるでしょう。
よく見ると鹿の顔なのですが、
ライティングで独特な表現がなされて成功しています。
目と濡れた鼻先の光、夕焼けに突き出た角、
そのどれもがうまく画面を構成していて、単なる動物写真を超えた内容があるのが素晴らしい。
2004
1月号の出し忘れから、いきなりの2月号トップ入選 俄然年度賞のチャンスとなりましたが〜
|
丘の牡鹿
日本フォトコンテスト誌ネイチャーの部
2004年5月号入選
原生林に靄が沸く朝、忽然と牡鹿が現れました。 その雄姿は「鹿の王」のようでした。
栗林 慧氏選評
顔の部分が明るく非常にシャープに写っていて、特に目元が印象的です。
ただ、そういった部分を除くと、鹿が立っているだけに見えてしまう構図で、目だった特徴がありません。
動物であり、しかもよく見る被写体ですから、何か躍動感が感じられる描写など、
もっと際立った特徴が欲しいところです。
ウ〜ン。きびしいなぁ〜
背景のモヤにもコメントが欲しかった〜
|
しぶき
日本フォトコンテスト誌ネイチャーの部
2004年7月号特選
くちばしより水を滴らせたハクチョウは野性的で、
優美なイメージが変わりました。
選者 栗林 慧氏 選評
水辺を歩いているハクチョウが片足を出して水しぶきを上げた瞬間を
うまくキャッチしてるだけではなく、
ワイドレンズを用いて至近距離に被写体を置き、
周りの情景の中にうまく配置することに成功しています。
この場面が単なるハクチョウのクローズアップだったのでは情感は半減してしまったことでしょう。
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |