わたしは初めから既に、先のことを告げ/まだ成らないことを、既に昔から約束しておいた。わたしの計画は必ず成り/わたしは望むことをすべて実行する。              (イザヤ書4610

 イスラエルの民がバビロンに捕囚となって、既に長い年月が流れ、将来に対して大きな不安を抱かざるを得ない状態であった。私たちも、わが国の行く末や老後のことなど、不安の種は尽きない。
 そうした中で預言者イザヤが伝えた神の言葉は力強い。まず、バビロンには、偶像の神々が立てられているが、それらはバビロン王国が崩壊の危機にさらされると、何の役にも立たないどころか、かえって、それらを運び出すのに重荷となるだけであるが、それとは対照的に真の神は、「あなたたちが胎を出た時から担い、白髪になるまで背負って行こう(34)と言われる。そして、そのことはイスラエルの歴史の中で実証されてきたことを「思い起こせ」(89)と語られる。
 更に、標記のように、神の計画は必ず成ることを告げた上で、「東から猛禽を呼び出し、計画を必ず完成させる(11)と断言される。この「東からの猛禽」とはペルシャ王キュロスのことで、実際にイスラエルの民をバビロンから解放することになるのであるが、私たちを様々な不安から救い出してくださるイエス・キリストを指し示している。
 続けて、「わたしに聞け、心のかたくなな者よ/恵みの業から遠く離れている者よ。わたしの恵みの業を、わたしは近く成し遂げる(1213)と語られる。「恵みの業」とは「正義」とも訳される語であるが、神の正義とは、頑なで不信仰な者を罰せられるだけではなく、そこから救い出すという恵みの業もなさることが含まれている。私たちは、神を信頼しないという罪のために、様々な不安を拭えないのだが、神は御子を遣わして、私たちをそのような罪から解放してくださったのだ。
 最後に、「わたしはシオンに救いを/イスラエルにわたしの輝きを与えることにした」(13)と言われている。私たちの罪からの救いが実を結び、神の栄光の輝きにあずかることが約束されているのである。これは、私たち一人一人の救いの約束であると共に、教会に託された使命の完成をも約束してくださる言葉でもある。 

主日礼拝説教<要 旨> 2015年4月26日  山本 清牧師 

 聖  書:イザヤ書46:1-13 
 説教題:「
主の計画は必ず成る」 説教リストに戻る