彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。            (マタイによる福音書2910 

 主イエスが誕生したとき、神は特別に大きな明るい星を出現させられた。東の国の星の学者たちは、神を知らぬ異邦人であったが、この星を見て、ユダヤの国の新しい王が生まれたことを知った。彼らはこの王が世界中の人びとを救うに違いないと考えて、幼子に会おうと、思い切って旅に出かけた。彼らは、ユダヤ人の王ならエルサレムで生まれたに違いないと考えて、その町に行き、ユダヤの王ヘロデの御殿を訪ねたが、そこには幼子は生まれていなかった。ヘロデは新しい王の誕生を知り、不安になって、ユダヤの学者たちに調べさせると、彼らは聖書にはベツレヘムで生まれると預言されていることを報告した。
 学者たちがこれを聞いてベツレヘムに向かおうとすると、標記のように、あの大きな明るい星が先立って進み、幼子のいる馬小屋の上に止まった。学者たちは王が生まれる場所にしてはおかしい、と考えたが、輝く星を見ているうちに、心に喜びが湧き上がって来た。馬小屋に着くと、そこは家畜の糞の臭いがしたり、寒い風が入るようなみすぼらしい場所で、幼子は飼い葉桶に寝かされていたが、学者たちには、そこが救い主の誕生にふさわしい場所に思えて来た。そして、これまで大切にしてきた宝物を献げて、幼子の主イエスを礼拝した。
 この物語で大切なことは、東の国の星の学者たちが、大きな明るい星を見て、救い主イエスにお会いしたいとの強い思いを持ったという点と、彼らが最初は自分たちの知識と判断でエルサレムに向かったが、そこでは救い主に会えなかったのだが、聖書に示されたベツレヘムへと導かれると、そこで会うことが出来たという点である。私たちの心に、救い主を指し示す大きな明るい星が見えているだろうか。私たちも、その星を見ながら、教会において聖書の御言葉を聞き続けるならば、救い主イエス・キリストにお会い出来て、喜びに溢れて礼拝することが出来るのである。

米子伝道所 クリスマス合同礼拝説教<要 旨> 2011年12月25日  山本 清牧師 

 聖  書:マタイによる福音書2:1−12
 説教題:「星を見て喜ぶ」
         説教リストに戻る