「わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。この方は、真理の霊である。・・・この霊があなたがたと共におり、これからも、あなたがたの内にいるからである。」      (ヨハネによる福音書1416,17

 十字架へと向かわれる主イエスに不安をつのらせた弟子が、「主よ、どこへ行かれるのですか」と問うたのに対して、主イエスは「心を騒がせるな」(141)と言われ、「わたしは道であり、真理であり、命である」(6)と語られたのであるが、それでも理解できない弟子たちに対して、標記のように、父なる神が、「弁護者」として「真理の霊」を遣わして下さることを約束された。この霊は、主イエスがこの世を去られた後も、主に代って弟子たち(私たち)を慰め、励まし、助けて下さる。それも一時的にではなく、「永遠にあなたがたと一緒にいる」のである。また、この霊は、「わたしが生きているので、あなたがたも生きることになる」(19)と言われるように、復活の主と同様に、弟子たち(私たち)をも、神との新しい命の関係に生きることが出来るようにする。更に、この霊は、弟子たち(私たち)同士の間を愛の関係(赦し合いの関係)で結び合わせて、「互いに愛し合いなさい」と命じられた「新しい掟」(1334)を守る者、即ち、主の言葉を守る(23,24)者として下さるのである。
 かくして、真理の霊の働きによって、「かの日には、わたしが父の内におり、あなたがたがわたしの内におり、わたしもあなたがたの内にいることが、あなたがたに分かる」(20)ようになる。「かの日」とは、主の復活の日であり、聖霊降臨の日(ペンテコステ)であり、最終的には主の再臨の日であるが、聖霊の業は、私たち教会においては、礼拝において御言葉を聴く日の中で起こり始めるのである。主は、今も、救いの業を聖霊において教会の中で進めておられる。

 米子伝道所主日礼拝説教<要 旨>     2010年1月17日  山本 清牧師 

 聖  書:ヨハネによる福音書14:15−24
 説教題:「聖霊が共にいる」
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